6話
「好き」
…伝えられた。
これで良いわ。満足よ。
「………シャーロットを傷付けたのに…俺をまだ好きでいてくれるのか?」
「…えぇ、ハァ…好きだから、傷付いたのよ」
馬鹿ね。と力なく笑う。
すると、彼は身を乗り出しベットに寄りかかる。
顔が覗き込まれ、エドワードの瞳に私が映し出され
彼の真剣な表情にシャーロットはコクリと喉を鳴らした。
「…俺も、シャーロットの事が好きだ」
思わず目を見開く
い、今…なんて?
好きって…言った、の?…う、うそ…え?
まさかこの状態で好きだと言われる事を
想定してなかった。
嬉しいより動揺が大きく本当にエドワードは好きと言ったのか?と自分の耳を疑う。
でもーーー
言った…わよね?
それに、
…おかしいわね、彼から好きだと言われて
スーーーっと体の痛みや熱さ、息苦しさが
弱まり症状が軽くなっていく。
ベットの上、天井を見上げながら大きく深呼吸をし
軽口を叩く。
「ふふふ、私の魅力にやっと気付いたのかしら?」
「出会った時から気付いてるよ」
「そう…」
私は瞼を閉じる。
それは、シャルと出会った時なのか
シャーロットと出会った時なのか
きっと前者だろう。と
わかっている。
「エドワード、これからも
貴方の側に居ても良いかしら?」
そして断られる事など無い筈でも
少し怖く、彼の表情を伺ってしまう。
「ああ、居てくれ…ずっと」
彼の顔がゆっくり近づき
目を閉じる。
ふたりの唇が重なるーーー
離れて
ゆっくり目を開けると
彼は驚きに目を見開く
その瞳の中の自分に違和感があった
そしてーー
「……きゃっ」
眩しい光が全身へ伝い、思わず手で顔を被うと
今までぽっかりと空いていた空白の時間が
頭の中に流れ込む。
わたしーーー
私はーーーーーーー
シャルなのね。




