表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

side ディエゴ

これはソールと会うちょっと前の話です。見ても見なくても本編には響かないようにします。

「あぁ!チクショウ!」

男の苛立ちが声になって出てきた。

「まぁまぁ、落ち着きましょうよ。」

大きな盾を構えた(ミンキ)がディエゴをなだめている。

「だから、熊狼(ベアウルフ)の討伐なんてやめていつも通り角兎(ツノウサギ)を狩って入ればよかったのよ。」

(メリア)はディエゴに文句を言っている。

「そんなこと言ったって、こっちの方が報酬が良かったから仕方ないだろ!それに、お前もこっちの方がいいとか言ってたじゃねーかよ!」

「そんなこと・・・そんなこと覚えていないわよ!」

「それよりも少し暗くなってきたから、帰りましょう。」

「たく、しょうがねーな!お前らが、遅いから暗くなっちまたんだぞ!」


終始怒りをあらわにしながら、男たちは帰っていった。


ミルディア王国に帰ると、門の前に大勢の列ができていた。

「おい、この列はどうなってんだ。」

近くにいた、兵士が答えた。

「はい10分程前に、問題がありまして。ある商人が運んでいた荷物の中に、この王国では禁止されている物がありまして。そのせいで、このような事態になってしまい。すみませんが、並んで待ってください。」

「そんなん知ったこっちゃねーよ!早く入れろ!」

「やめろくださいよ、僕たちの印象が悪くなっちゃいますよ。」


冒険者というものは、自営業のような物で、印象が悪ければ、指名依頼が少なくなってしまい、稼ぎが少なくなってしまうのだ。


「わかったよ、後ろに並ぶよ、それでいいんだろ。」


列の1番後ろに並ぼうとしたら、目の前にガキがいた。

(このガキの前に並べば、早く門に行けるな)

もちろん早く入れるとは、思っていたが、1人分でどうこうなるものではない。おそらく今日、溜まりに溜まった鬱憤(うっぷん)を晴らすために、行ったことなのかもしれない。

面白かったら、ブックマークと★★★★★をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ