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異世界に生まれて  作者: ガラス片
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無題


 ある日のこと。


 夢をみたんだ。


 とってもきらきらしたパーティー会場にいて。


 懐かしいような、目新しいような、不思議な場所だった。



 誰かが怒鳴ってくる。

 でも、水の中にいるように、全然聞こえなくて。


 そこで、あぁ、これは夢なんだなって気づくんだ。


 何を言っているのか聞き取れなかったから、眉をしかめると。


 そこにいた人達は皆怒って。



 どうやら責められているらしい。


 しばらくして、兵士の格好をした人達が、近づいてくる。


 地面に叩きつけられて、でも夢だからちっとも痛くなくて。


 痛くないのに、視界がぼやけている。いつの間にか泣いていたらしい。


 つう、と何かが頬をつたって。


 ゆらり、ゆらりと意識が遠くなる。



 そのうち、何も聞こえなくなって。




 そこで、意識が暗転する。

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