薬草採集、そして命の危機
「荷物は、これでいいな」
あのあと旅に出るために荷物をまとめていた。
「よし、行こうか!」
立派なハンターになってみせる!
ひとまず、薬草採集行こうかね……
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ーハンター協会ー
「すいません。聞きたいことがあるんだが………」
「はい、なんでしょうか?」
「薬草は、どんな見た目なのか聞いていなくて………」
「薬草ですね…。葉に縞模様のあるものがそうです」
ふむ、葉に縞模様か………
「わかった。ありがとう」
「いえ」
薬草の見た目もわかったことだし、行こうか………
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ーアルツ大森林ー
「ここに生えているのか。さて、探そうか」
雑草が多いな………
「この中から探すのか………。骨が折れるな………」
うーん…………お?あれがそうか?
「お、あったあった」
よし、これで1本!あと4本だな。
ガサガサッ
「ん!?なんだ?」
グギャギャ
うっわ、なんだこいつ…
「もしかして、こいつがモンスターか?」
見た目気持ちわるっ!
戦ってみようか……でも怖い……。だが、いずれ戦わねばならんしな。よし、戦ってみよう!
「かかってこいやぁ!」
剣を抜いて構えた。
(練習ではなく、実戦だ。落ち着け………)
グギャグギャ!
「オラァ!」
ズバッ
ギャッ
当たった!………あれ?動かなくなったぞ?
剣が当たったところを見てみると……
「あ、急所に当たってる………」
なんか拍子抜けだな………
「とりあえず、薬草探しの続きするか」
油断せずに行こうか………
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「よし、こんなんでいいか」
あれから、モンスターとは何回かしか遭遇しなかったな。
「薬草は………55本か」
まあまあかな?
街に帰るか…………
グギャァァァァァァァァァァ!
っ!なんだ!?
鳴き声のした方を振り向いた。振り向いてしまった。
そこには、さっきまで遭遇してたモンスターをでかくしたようなモンスターがいた。
「これは流石にまずいな………」
逃げるのは無理そうだな………
「戦うしかないか………」
グギャァァァァァァァ!!
「くっ!」
ガンッ
「流石にでかいだけあるな………!明らかに格が違う……!」
シュッ ズバッ
振り抜いた剣はモンスターの胸部を切り裂いた。斬れ味良すぎだろ………
グギョアァァァァァァァ!
ドガッ
横腹にパンチが当たった。
「グハッッくぅ!」
クソっつえぇ!
シュシュッ ズババッ
よし、腕切り落とした!
ギョアァァァァァ!?
よし、このまま行ける!
シュシュッ ズバッ
胸部をさらに深く切り裂いた。
グギャァァァァァァァァァァ……………
モンスターの死に声が響く………
「ふう。っぐっ!っく、ダメージがでかかったか………。とりあえず、こいつ持って帰るか………」
ラジェスは、家から持ち出していた収納器具に入れた。
「協会に持っていこう………」
怪我も治療してもらわねぇと。
そうしてラジェスは街へ戻った。
戦闘の効果音苦手だなぁ。よォわからん。