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追い出される
初投稿です。下手だろうけど読んでくれると幸いです。
グギャァァァァァァァ…………
とある森の奥にモンスターの死にゆく声が響く。
「所詮この程度か……。強そうな気配があったんだがな」
1人の青年がつぶやく。
青年が何故ここにいるのか。それは遡ることになる。
ーーーーーー
「あんたいい加減働きな!」
とある家に女の怒声が響く。
「何して働けっつーんだよ……」
気だるそうな感じで男が返事する。
「ハンターになったりすればいいだろ!」
「んな危険な仕事誰がするかよ……」
「とりあえずあんた出ていきな!何かしら仕事してない限り家になんか入れてやらないからね!」
「はぁ!?んだよそれ?」
「買い物する時、周りの視線が痛いのよ!『あの人の家の息子はいい歳して働きにも出てない』なんて話されるこっちの身にもなりなさいよ!」
「んぐっ、すまん……」
「悪いと思ってるなら働きな!」
「わかったよ……」
そうして青年は仕事を探しに家を出た。
「まったく誰に似たんだか……」
青年のいなくなった後にそんな言葉が呟かれた。
感想、アドバイス貰えると嬉しいです。