第1章 7話 男子高校生にブロンド美女は厳しいものがありますよ
ありあです!
展開が急ですが最後までお付き合いいただければ嬉しいです(^O^)
ではあとがきにて、、
見渡す限りの大草原。
ーここは本当に異世界なんだ
吹き抜ける風の心地よさに想いを馳せていると
「アーヴァインさん?どうかされましたか?」
透き通るような声をかけられる。
振り返ると、そこに佇んでいるのはブロンドロングの女性。
「あ、ひゃい、」
ー噛んでしまった
「ンンッ、はい、大丈夫ですよ。」
仕切り直してそう答える。
「そうですか、それは良かった。」
そう言って彼女はニコッと微笑む。
噛んでしまうのも仕方が無い。
目の前にいる女性、ミューア=レヴィエノールはそれほどに美しかった。
ブロンドロングで碧眼、透き通るような肩が出ているタイプの真っ白いワンピースを身にまとう彼女の姿は、深窓の令嬢イメージとピッタリだ。
思春期の高校生にはちと刺激が強い。
我ながらよく会話を成立させていると褒めてやりたいぐらいだ。
きっと今俺の顔は真っ赤だろう。
「アーヴァインさん、本当に大丈夫ですか?
何やらお顔が赤いような...
はっ、まさか熱があるのでは!?
こうしてはいられません!すぐに...」
ー赤かったようだ
「だ、大丈夫です、ホントに大丈夫ですから!
ご心配お掛けしました。」
あなたの美しさに見惚れていただけです、なんて言えるほどキザでもないし、そんな度胸もない。
ここで気の利いたことの1つでも言えたのなら......いや、今はいいか。
それにしてもこの美貌であの優しさは反則だ。
年齢こそ同じはずなのだが、ついつい敬語になってしまう。
そもそもあんな美人は性格に欠点でも無いとダメだろう。
あれでは男に出会うたびに惚れさせてしまうのではないか?
かくいう俺も危なかった。元の世界で出会っていたならまず間違いなく本気で惚れていただろうな。
ー危ない危ない
なんて、くだらない事を考えているところに彼女が尋ねてくる。
「それにしても、アーヴァインさんはこちらで何をなさっていたのですか?
この時間は学校だと思うのですが...」
痛いところを突いてくる。
この場合何と弁明するのが正しいのだろうか。
というかそもそも何故こんな状況になっているんだ?
ーあ、そうか
ーーそうだった
ーーーまったく、あの時変なことを考えなければこんなことには.........
改めましてありあです!
閲覧ありがとうございます!
時間の遊びを入れてみようと思ったのですが難しい笑
展開が急になってしまいましたが次回で繋げますのでお付き合いくださいm(_ _)m