第1章 4話 ひとりでお洒落カフェは恥ずかしいんです
ありあです。
いつも読んでいただきありがとうございます!
また、あとがきにて、、
「真ー!
おきろー!
帰るぞー!」
おっといつの間にか寝てしまっていた様だ。式の方も無事終了した様だ。
「ありがとう」
隣に座っていた友人と共に教室に帰る。
新学期初日とは意外と面倒だ。春休みの宿題の提出、係決めなどこの日だけの特別な時間が多い。
体育館で起こしてくれた友人、佐藤 裕樹のせいでクラス委員になるというアクシデントはあったもののその後はスムーズに進み4月7日のホームルームはつつがなく終了した。
時刻は正午を回っていた。
今日は母が不在なので昼食を帰りにとって帰る必要がある。
沙也加に連絡しなきゃな、と思いスマホを探すが見当たらない。
しまった、どうやら忘れてきたようだ
クラスまで呼びに行こうかと思ったが今日入学したばかりだ、きっとクラスで親睦を深めるために食事をとりに行くだろう、と考えやめる。
別に迎えにいくのが恥ずかしい訳では無い。断じて。
そんな訳で1人で帰路につく。
母に渡された昼食代はちょうど1000円。
沙也加がいたのならスタパとかに洒落こんでも良かったのだが1000円だと流石に物足りない感が否めない。
......
そうだな、学生の味方、大人気ハンバーガーチェーンのマグドにお世話になろう。
あそこなら1000円でも充分満足出来るだろう。
確か帰り道にあったはずだ。
電車を乗り継ぎ最寄り駅に帰ってくる。
改札を抜け、駅を出ると
「あったあった」
そこにはマグドナルドがあった。
この辺に住んでいるのに今朝までここにマグドがあるなんて知らなかった。
きっと最近出来たのだろう。
「いらっしゃいませ!」
店内に入ると気持ちいい挨拶が飛んでくる。
「ご注文は何になさいますか?」
最近できた店のお昼時だからある程度の混雑は覚悟していたが予想に反して店内にお客はいなかった。
「ビックマグドバーガーセットでお願いします」
若干戸惑いつつもいつもの様にビックマグドを注文する。
「ドリンクは何になさいますか?」
定石通りの会話に
「コーラでお願いします」
と答えた。
「お会計590円になります」
そこで初めて店員さんの顔を見た。
若い女性の店員さんだった。
彼女は、不思議な目をしていた。
黄色く煌々と輝く瞳。
その瞳はまるで...
「お客さま?」
「あ、す、すいません。
1000円からでお願いします。」
あまりに綺麗な瞳についつい見入ってしまった。
「かしこまりました。
お釣り410円になります。
こちら次回から使えるクーポン券となっております。
是非、肌身離さず、お持ちください。
ありがとうございました。」
もらったクーポンを制服のポケットに入れ再び帰路につく。
「ただいまー」
返事がない。沙也加はまだ帰ってないようだ。まあ、そりゃそうか。
と、ふと思い出してスマホをチェックする。
「げっ」
着信10件新着メール2件
恐る恐る開いてみると10件の着信は全て沙也加だった。まったく...と思いながらメールも開いてみる。
1件めは裕樹からだった。
「妹さん、めっちゃ可愛いな!
お前のこと探しに教室まで来たぜ。
とりあえずお前が1人でさっさと帰ったって伝えといたから感謝しろよ」と
何が感謝しろよ、だよまったく。
沙也加怒ってるだろうなー、とりあえずもう1件のメールも開いてみる。
「バカ」
沙也加さん怒ってらっしゃる。
帰ってきたら謝らないとな。
はあ、裕樹のバカヤロウ
改めましてありあです!
第4話読んでいただきありがとうございます!
つまらん笑
自分で書いていてそう思うのだから読んで下さってる方々はもっとだろうなー
なんて思いつつも回想は続く…
多分次で回想終了になりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m