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#異世界転生しちゃた件について  作者: ありあ
第1章
3/17

第1章 2話 兄が妹に勝てないのはこの世の摂理です

第2話です!


最後まで読んでいただければ嬉しいです(^O^)


ではあとがきにて、、

「兄さん」



...



「兄さん?」



......




「兄さん!」



.........



「無視しないでよ!」


ドスッ


あたまに軽い衝撃を覚え我に返る。

目の前には右手で分厚い本を振り上げるローブに身を包んだ魔法使いの様な格好をし、さらに左手には食べかけのパンという奇妙な格好の妹、沙也加の姿が...


「あ、ちょ、タンマタンマ!

悪かったって、ちょっと考え事してただけだから...」


俺の必死の弁解に沙也加は目に見えて機嫌が悪くなる。



「ごめん、悪かった!

悪かったって、許して!

あ、ちょまてまてまて、とりあえず本下ろしてお願」



ドスッ



痛い、角当たったマジ痛い

理不尽な暴力に軽い怒りを覚えながらもこれ以上叩かれたくはないので



「で、何の用だ...?」


「何の、じゃないでしょ。

さっきから早くしないと遅刻するって言ってるじゃん!」



そうだった。

これから学校に行くんだった。

もう1度叩かれてはたまらない。いそいで学校指定のカバンを肩にかけて、ネクタイをキュッと締め直し



「そうだったな、それじゃあ行こうか」



......



って違う違うそうじゃなくて。

学校なんて行っている場合ではない。

この世界の「学校」がどういうシステムかは分からないがとりあえず



「ごめん沙也加、今日調子悪いから学校休むわ。

先生に言っといてくれ」


......


返事が無い。

あれ、間違えたかな?

いや、

そうだな、聞こえてなかったのかもしれない。

きっとそうだ。

うっかりさんな妹にもう1度



「今日調子悪いから学校休むわ。

先生に言っといてくれ」


ドスッ


「かってにしろ!」



痛い、また叩かれた。

本日3度目の理不尽な暴力。

たたいた本人はというとパンをくわえて走り去っていく。


「パンおとすなよー!」


「うるさい、バカ!」


バカとはなんだバカとは。

魔法使いのローブにパンとかお前の方がバカだろ、と思いつつとりあえず学校の方はこれで大丈夫だと安堵する。

本当はそんなことを考えている場合ではないのだが、後々面倒になっても困る。


「さて、と。」


振り返るとそこには見知らぬ一軒家。

見た感じは中世の一般家庭と言ったところか。いや、知らんけど。


ガチャ


扉に手を掛けて中に入ると見知らぬ玄関。

靴を脱ぐ場所もないのでそのまま家の中を探索してみる。

リビングと思われる部屋には木製のシンプルな机と椅子が2脚、さらにその奥の調理場の様な場所には蛇口の様なものがあり捻ってみると水が出た。


「水道は通っているのか。」


その先にはあと3つ部屋がある。

とりあえず1番手前の部屋に入ってみると部屋には沢山のぬいぐるみ。

恐らくここが沙也加の部屋だ。


「あいつ、こんな趣味してたのか」


妹も思春期だ。家族とはいえ、兄の俺を部屋には入れてくれない。

沙也加が俺の部屋で寝ていることは多々あるので、以前その事を言ったらたたかれた。理不尽だ。


沙也加の部屋の隣はシンプルな部屋だった。全く見覚えがないが、恐らくここが俺の部屋だろう。


ベッドに腰掛けて今の状況を整理してみる。


さてまずは…




うだうだウダウダ。


話が進まない笑


あと2、3話くらいはこんな感じになりそうです(泣)


お付き合いいただければ嬉しいです(^O^)

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