第1章 1話 扉を開けたらこんにちは異世界
初めまして!
ありあと申します。
このお話はよくある異世界転生成り上がりものです!
楽しんでいただければ嬉しいです(^O^)
いつもの様に起きて、いつもの様に朝食をとる。
いつもの様に歯を磨き、いつもの様に身支度をする。
「行ってきます。」
そしていつもの様に家を出る。
目の前には「非日常」が広がっていた。
パカラッパカラッパカラッ...ヒヒーン!
「は?...ば、馬車?」
颯爽と走り去っていく恐らく馬車と思われるモノ。
おかしい。いや、何がおかしいって全てがおかしいよ。ホントになんだよこれ。
ギャオォォォ!!
頭上から聞こえる恐ろしい鳴き声。
見たくない見たくない見たくない見たくな...いや、事実を認めないのは良くないことだ。
うん。
昔の偉い人も知は力なりって言ってたし。あれ、言ってたよね。
俺は覚悟を決めて空を見上げる。
当然と言うか必然と言うか、まあ予想通りのモノが目に入る。
「はぁ、やっぱりドラゴンですか。」
バサッと大きな音をたてて飛び去っていくドラゴン。
驚かないと言えば嘘になる。だが、あらかじめ覚悟しておけばそう受け入れられない事でも無い。嘘ですごめんなさい。怖い怖い怖い超怖いなんだよあれ。ドラゴンとかまじふざけんなよ。
ダメだ、これは流石にダメだ。
俺の頭はおかしくなっちゃったのか?
いや、これは今流行りのアレではないか?
まさか俺、異世界転生しちゃった?
そんなことを考えていると、ドンッと背中を叩かれる。
「兄さん、邪魔なんですけど。
どいてくれませんかー?」
振り返るとそこにいたのは不機嫌そうな顔を浮かべた妹の沙也加。口にはいつもの様にパンくわえている。
俺の考えは違った様だ。
俺は異世界転生なんてしちゃいない。
少し残念に思いながらもほっとした俺は、
「またか、沙也加。
朝メシは家で食ってけよ。」
だらしない妹にいつもの様に声をかける。
そう、これが俺の日常だ。
大丈夫、俺はおかしくない。
目の前の妹がまるで魔法使いのようなローブを羽織っていてもそれ位些細なことだ。
そう些細なことだ。
俺は異世界転生なんてしていない。
「兄さんうるさい。
毎朝言ってるけど私みたいな優等生にはこれくらいのダメさがあった方がいいの!」
「あーはい、さよですか。」
いつもの様に文句を垂れる妹にいつもの様に返す俺。
これが日常。そうだよこれが日常だよ。
俺は異世界転生なんてしていない。
そう、していないんだ。
ふぅ、と心を落ち着かせる俺に妹が言い放つ。
「兄さんこそなんて格好してんのさ。
なに?その変な格好、いまから学校行くんだよ。早く着替えてきなよ。遅刻するよ?」
とそんな変なことを言ってくる。
朝っぱらからコスプレしてるお前には言われたくねーよバーカ
と心の中で叫びつつ、わずかな希望にすがりながら
「お前こそなんだよその格好、早く制服に着替えてこい。遅刻するぞ。」
「なんだよってこれが制服でしょ?
どうしたの、兄さん。熱でもあるんじゃない?朝っぱらからコスプレなんかしちゃって。
恥ずかしいからやめてくんない?」
だいたい兄さんはいつもいつも…
妹の声が遠くなる。
......
.........
............
あ、ダメだ。
俺、異世界転生しちゃってるわ。
改めまして、初めまして!
初投稿となります、ありあです。
拙い文章ですがめを通していただければ嬉しいです。
「この下手くそ!」
とかでいいので感想批評いただければ今後の参考にさせていただきます!
特に改行の仕方、文字の使い方、誤字脱字の指摘お願いしますm(_ _)m
どうぞよろしくお願いします!