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僕も歩けば異世界に行く  作者: 神崎新
1/4

プロローグ

 

 異世界に来て三ヶ月ほど経っただろうか、もう正直言ってこの世界には慣れた——いや慣れてしまったと言うべきだろうか。

 人間というのは恐ろしいものでこんなにも非現実的な暮らしにもすぐについていけるようになる。

 なんて人間は万能なのだろう。

 どうやって異世界に来たのかは説明することはできない、なぜなら説明するには日本語の表現力が足らなさすぎる。

 それくらい幻想的で不思議な異空間移動だったと言っていいだろう——そうとしか表現できない。

 もちろんただ僕の語彙力が足らなさすぎるのかもしれないが・・・・

 

 ちなみに今どのような生活をしているのかというと、『何でも屋』というギルドに所属している。

 『何でも屋』——その名の通りなんでもやるギルドだ。

 迷子探しからモンスター探し、さらには怪奇現象の解明、もちろんモンスター退治もだ。

 人数の少ない小規模ギルドだが、別世界から来た僕にとっては非常に住みやすい環境だ。

 一つ嫌な点を挙げるとしたら、メンバーが全員個性的すぎるといったところだろう。

 最初はそのテンションについていくのに苦労したものだ——もちろん今ではもう慣れっこだが。

 そして最近思うことは、この世界を案外気に入っているということだ。

 別に元の世界を嫌っているわけではない、しかしそれでもこの異世界は面白いことが沢山ある。

 毎日飽きることはないし、毎日が充実している。

 この非現実的で現実的な世界は日頃から刺激を持て余している。

 

 ここでひとまず僕のギルドのメンバー紹介といこうか。

 まずは1人目、僕のギルドのリーダー『シナ』この人は一言でいえば天才で秀才といったところだろうか。

 知識の量が膨大すぎてなんでも知っていると言っても過言ではないだろう、リーダーにふさわしい人間だ。

 見た目はいかにも秀才といった風で、肩より少し伸びた黒髪、ぱっちりとした目、そして何と言っても巨大すぎる胸、才色兼備とはこの人のことを言うのだろう。


 そして2人目、毒舌すぎて手に負えない『ルナ』この人は仕事は完璧にこなすのだが、毒舌すぎて僕と喋る時には確実に二言三言は悪口を言ってくる。

 見た目は美人だがいつも不機嫌そうな顔をしている、僕が「どうかしたの?」と聞くと「あなたが視界に入ったせいで気分を害したわ」と返ってくる。

 

 それから3人目、なぜか1人だけ年齢がやけに低い『サキ』こいつはいつもテンションが高く、基本的には仕事の役には立たないがムードメーカー的な立ち位置になっている。

 見た目からして小学五年生(この世界には当然小学校なんて無いが)くらいだろう。

 肩あたりまで伸ばした黒髪、なぜか異様に似合っているスカート、若い証拠の綺麗な肌——この子は僕の予想だと将来的にはかなりの美人になるだろう。


 そして最後の4人目、まあ僕なのだが『木崎伸一』僕はもともと高校生だった。

 このギルドにはこの異世界に来てすぐに入った。

 メンバーが個性的すぎるせいか、このギルドのまとめ役みたいになっている。

 このギルド唯一の普通人間と言っていいだろう。


 とまあメンバー紹介はこれくらいだ。

 


 

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