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ほぼ実話&エッセイ あれこれ

凡百のうちに

徒然なるままに。

書いて 書いて 時に描いて 書いて


途中で投げ出して フォルダに仕舞って


書いて 書いて 時に描いて


そうした凡百(ぼんぴゃく)のうちにキラリと輝く原石があると夢見て


そして 夢は(すべ)て 夢でしかないとすぐさま気づいて


また投げ出して 削除して 時にフォルダに仕舞って


書いて 時に描いて 書いて


時にフォルダから出して 眺めて また続きを書いたりして


やはり(なみ)の出来でしかないとすぐさま気づいて


またフォルダに戻して 時に削除して 書いて


そうした凡百のうちに出来上がった たったひとつを選んで


唾をゴクリと飲み込んで 「投稿する」ボタンを押して


WEBの海に流して すぐさま後悔したりして


そうして 私の「作品」の数がまたひとつ 増えた事になっていて


実は本当の姿は見えなくて 凡百の「屍」フォルダがあって


そのうちにたったひとつ航海に出た屍でないそれがあって


でもそんな事は読んでくれる人にとって 何の関係もなくて


私は書いて 描いて 書いて 書く


凡百の屍を生み出して 時に投げ出しながら


お読みいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉の波の重みを受け止めたくて、何度も繰り返し読みました。 圧倒されました。 かっこいいです。 「唾をゴクリと飲み込んで」のところ、ときが一瞬止まって、集中が高まって、緊張して好きです! …
[一言] つくもがみもずぼんちょうのおおとりと はばたくひのきあすなろのえた 九十九髪 百舌凡鳥の 鳳と 羽ばたく日の輝 翌檜の枝 m(_ _)m
[良い点] そして 夢は凡すべて 夢でしかないとすぐさま気づいて ⬆ 夢を夢として見ている自分に気付いて 夢を追い駆けてないんだなぁ〜なんて 「大きくなったら王様になる!」ってね でも、だからこそ…
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