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名もなき少女から始まった、魔法士の系譜  作者: みや本店
4章 大陸に生きる者編
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17話 出動要請

 僕とアスカに会議に参加してほしいと要請が届いた。もちろん了解の返事をしてもらった。会議には王国の実務の責任者、王国軍の軍団長、魔法士団長と、本当にダンジョン攻略に向かうための会議だった。


 まずフィル王国側にお願いされた。もう少し参加人数を増やせないかと。僕はアスカと相談して、6人までなら飛び箱に乗せられるとお伝えした。これ以上は創造主様とのお約束で無理なのです。飛び箱に乗せない限りなら、自由に参加してもらってもかまわないが、僕たちの移動にはついてこれないと思うので、移動はフィル王国側の責任でお願いした。ただし、魔獣やボスはすべて倒しておくので、純粋に移動だけしてくれればいいとも伝えた。もちろんこの話しを聞いて、フィル王国の皆さんは何を言っているの?って感じだった。


 僕からの要望は、必ず魔道具の管理官をつけてもらうこと。僕としては信頼しているスピナさんに同行をお願いしたいのだが、侯爵令嬢をダンジョンに連れていくのが問題であれば、人選は任せるとお伝えした。横で聞いていたスピナさんは行く気満々になっているけど、スピナさんの護衛騎士のフィーリさんは頭を抱えていた。


 僕からもう1つ。実務の責任者に要望で食事の用意をお願いした。参加人数の3食分を6日分。1人の1食はメインの料理とスープとパンを用意してほしいと。また、メインの料理で1つのお鍋、スープで1つのお鍋、パンで1つのお鍋に分けて提供してほしいとも伝えた。合計54個のお鍋で提供で提供してくれることになった。


 水も食料もこちらで提供することと、戦闘をすることはないことを伝えて、その前提で手荷物をリュックに入れて各自が用意するようお願いした。


 そして最後の僕からのお願い。フィル王国内もダンジョン内も飛行をすることを許可してほしいとお願いした。これはあっさり許可をもらえたのと、王宮のお庭から飛んでかまわないとのお許しも得た。これは地味に嬉しいな。


 フィル王国側からは、王宮から飛び箱に乗れない参加者は、ダンジョン入り口から参加させて欲しいとのことなので了解した。出発は明朝で、王都から馬で1時間程度の最も近いダンジョンに向かう。料理は夕方までに僕のお借りしている部屋にすべて用意して運んでくれるそうだ。


 質疑応答となったが、双方質問はなかった。フィル王国側はきっとイメージできていないのですよね。今回体験してもらって、次回につなげてください。それと、ナイアさんとスピナさんにはこの場に残ってくれていいとも伝えた。私たちと長く接しているのがお2人なので、皆さんとお話ししてくださいと伝えた。




 僕とアスカは部屋に戻ると、10人乗りの飛び箱の作成を始める。1列2人で5列作るか、1列4人の3列で、先頭の列は僕とアスカが座った横に2人分のスペースに物置を設置するかだ。ダンジョンで最も狭い場所が階層間を移動する坂道。それでもどちらの飛び箱のタイプにしても、狭くて通れないなんてことにはならない。結果として作成したのは、2人用のイス、通路を挟んで2人用のイスで1列、これを3列作る。先頭の席の右側には物置を置いて、戦利品や回収した魔道具をしまう。前方と左右は手すりで囲んで、席の前ににも手すりを設置した。後ろは乗り降りするために何も用意しなかった。まぁ、不都合があればその場で修正してもいいしね。


 無事に飛び箱が完成したので、レイナさんとリニアさんにもお披露目。お2人は一番後ろの席に座ってもらって、念のため後方の警戒をお願いした。魔獣は38階層まですべて僕が魔弾で。24階層までのボスも魔弾で倒すことにした。25階層より下のボスはアスカに討伐をお願いした。ダンジョン内は飛ばずに浮くだけ。その方が戦利品の回収も魔道具の回収も時間がかからないからね。


 僕たち4人は特に準備もないので、後はのんびり過ごすことにした。僕たちが部屋から出なければ、レイナさんとリニアさんものんびり過ごせる。僕とアスカは早めにお風呂に入って、ゆっくりお風呂を楽しんだ。ゆったりした部屋着に着替えて、すっかりリラックスモード。レイナさんとリニアさんもお風呂を済ませたようなので、4人で酒盛りすることにした。僕が王宮の赤ワインを取り出すと、お2人は1度飲んでみたかったと大喜びしてくれた。僕のリュックから取り出した簡単なおつまみで飲んでいると、メイドさんが気を利かせてくれて、おつまみを用意して持ってきてくれた。


 夕方になると、フィル王国の王宮の方が大量のお鍋を持ってきてくれた。お鍋はアスカと手分けして、物置に入れてしまう。これで本当に準備完了だ。心置きなく飲みましょう!と4人でさらに盛り上がる。その内にお部屋にナイアさんが来られて酒盛りに参戦。ナイアさんはダンジョン攻略の参加を希望したそうだが、王国には認めてもらえなかったそうだ。上級王国魔法士様に王都を離れる許可は出ないですよね(笑)


 さらにスピナさんもお部屋に来られて酒盛りに参加。もちろん護衛のフィーリさんも強制参加です。スピナさんとフィーリさんはダンジョン攻略の許可が出たようです。残りの4人は王国軍から2人と王国魔法士団から2人で決定したようです。


 皆でダラダラ飲んでいたら、メイドさんが食事を居間に持ってきてくれた。さすがにメイドさんたちをこの席にお誘いするのは酷なので、僕はリュックからワインを2本取り出して、このワインはメリオス王国の国王陛下が飲まれているワインなんですよとプレゼント。お仕事が終わったら皆さんでどうぞっと伝えたら、とても喜んでくれた。




 こうしてダンジョン攻略の前日の夜は、ぐうたら酒盛りが長いこと続く楽しい夜となりました。


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