子供のような国会答弁
最近の国会答弁で、異常な原因がやっとわかった。それは、大臣たちが子供のような答え方をしているからだ。
野党が問題点を指摘する。それに対し、
「問題ない。」
とか
「必要ない。」
とか、判断で返している。
大臣は、判断する立場にない。指摘をうけて、どう行動するかを答えなくていけないはずだ。同じ内容にしても、
「再協議しない。」
とか
「修正しない。」
とか。
もし、指摘が間違っていれば、それを正すための説明の必要もあるだろう。
行動を問われているのに、相手の言葉に判断で返すことが進まない原因だ。
野党の発した疑問文に対して、そのままYes,Noを返して何がおかしい、という人もいるだろう。それこそが子供の会話なのだ。大人の会話というものは、相手の質問を理解して答えなければならない。単にYesとかNoでは進展しない。
議会で発する質問というのは、説明や行動を求めるものであって、指摘に当たらないとか問題ないといった言葉で片付くものではない。
単なる否定というのは説明ではない。どうやら、いまの政治家は否定を発することで説明できたと思っているようだ。
否定の言葉しか発しないということは、説明能力がないということだろう。たまに、あるべきだとか他人事のような弁も混じっているけど。
説明するためには資料の提出も必要だね。




