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幼少期6

あのあとすぐにメイドに見つかり、主に母に盛大な説教をくらった。

夜中にバルコニーから部屋を抜け出すなんて、誰に似たのかしら?という、母の言葉に隣に立っていた父が、目線をさまよわせていた。


身に覚えがあるのですね、お父様・・・。



私と弟は今回の罰として、毎日の勉強にプラス2時間のダンスレッスンを1ヶ月間することとなった。

ダンスレッスンと甘く見るなかれ。

このダンス、全身の筋肉(主にインナーマッスル)と体力が重要となるため、まずは基礎体力・筋力づくりが必要だ。

なぜか、講師役を喜々として名乗り出た母が私達に課したプログラムは、どこのブートキャンプですか!??と嘆きたくなる内容だったが、母の笑顔が怖いので文句はいいません。

いえ、言えません。


私の目標のためにも、体力・筋力トレーニングは必要と思ってはいたが、ダンスレッスンでそのトレーニングをするとは思わなかった。







夕食時、全身の筋肉が悲鳴をあげているが他人にそれを悟らせてはいけないのが淑女。

今できる限り優雅に席に着くと、テーブルには鳥の胸肉を始めとし、豆類や野菜など高たんぱく低脂質な、いつもとは全く違う料理が並べられていた。


「お母様、本日はいつもとメニューがだいぶ違うのですね。」


傍らに座る母に問いかけてみると、母はそれはそれはきれいな笑顔で


「今日からフェリアとアークが鍛錬を始めましたからね。」


と。

あれ?この世界にそんな知識あったっけ??

それとも、長年軍事を担ってきた我が家のご先祖様たちの知恵なのかしら?

まぁ、それはいいのだけれど・・・ついに『鍛錬』っていったよ。

やっぱりあれは、ダンスレッスンというより、ブートキャンプだったんだ。



母のにこやか笑顔にちょっとした頭痛を感じつつ、食事を開始した。

食事の味付けは、あっさりとしていてとても食べやすかった。

鳥の胸肉はぱさぱさするかと思ったが、しっかり下処理されており、うまみが凝縮されていた。


モグモグモグモグ・・・と食事を口に運んでいる途中で、疲れすぎた私の意識は満腹感とともにやってきた睡魔に一瞬にして持っていかれたのであった。


誤字・脱字報告ありがとうございました。


ブックマークが一気に増えており、緊張しております(/ω\)

まだまだ文章も拙く申し訳ございませんが、頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。

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