第7話 疲れる1日
前作から続けて見てくださりありがとうございます、現在自分的には小説の文字量が多すぎて投稿頻度が落ちている気がするのでこれからは投稿頻度が上げられるように進みぐわいを短くしたいと考えております、
第7話 疲れる1日
ジラ 拾えよ、、、名誉を賭けて決闘だ!!
石神 は?
思わず口に出してしまった、ギルマスの前にも関わらずお前殺す宣言、意味が分からない、短気にも程がありすぎるだろ、
だがこの手袋、拾う気は全くない、死ぬ確率が高いのに決闘を受けるなんてよほどの事がない限りただの馬鹿だ、
それにリリィから[拾っちゃ駄目]と、
ミツハからは[拾う必要はない]と、
レナからは[こんなクズほっとくにゃ]と三回釘を刺されたので拾わない確定、
石神 拾ってなんになる、傷つけ合う為に冒険者になったら訳じゃないんだ、それに受けたとしても何のメリットもないだろう、
それを聞いたジラ[意気地無し]や[敗北者]、[魔無しのゴミ]などと罵倒してくるがそんなガキみたいな挑発に乗る俺ではない、
後はギルマスに任せギルドには居づらくなったので屋台で昼飯を買って、それを食べ歩きしながら武器屋に向かう、
現在自分は武器と言う武器を持ってない、グラップルボウガンでも戦うことは出来るが主力武器があるとないのと戦い易さが格段と上がるものだ、ただこの世界に銃はあるのだろうか?いや、銃は弾薬代が馬鹿にならないので止めよう、やはり剣などだろうか?
ギルドから約10分、カン!カン!と金属を叩く音が聞こえ始めあちこちの煙突から煙を出している、
日本では空気汚染が原因で煙突の高さは何m以上と決まっているがあの程度の汚染気体は自然の割合が半分以上のこの国では問題にならないだろう、砂漠の砂やpm2.5もないことだしここでも空気は清んでいる、
リリィ達行きつけの武器屋に案内され中に入るとリリィよりも一回り小さい女の子が出迎えてくれる、
??? おぉ?リリィさん達じゃないですか?いらっしゃい~、ん?
こんな女の子が武器を作っているのかと思っていたらその子と目が合いジーと見られる、武器屋だからこの防具興味が湧くのだろうか?
??? ふーん、、、見ない素材だね~、あ、もしかして新しく孤児院に入った人?
ミツハ そうだ、そして新しいパーティーメンバーだ、
レナ にゃっにゃっにゃー、石神はB級難易度も受けられるほど強いんだにゃ~、
リリィ 石神さんはとっても強いんです!
うん、まぁ、誉められるのは嬉しいけど、、、期待が重いな~、
サノラ へぇー、、、まぁ、私はサノラ、こう見えても歳上だと思うよ、武器や防具のことなら任せて下さい!
サノラの種族はドワーフらしく漫画などと同じように背が低いが力強く器用な種族だと言う、
自分も簡単な自己紹介をして自分に合う武器を探そうとするとサノラは自分のパワードスーツに興味があるらしく触らせてと言ってくる、
まぁ、これからもこの武器屋にお世話になりそうなので好印象の為にもパワードスーツを渡すと手で軽く叩いたり、音を聞いたりと自分には何してるか分からないが意味あることをしているのだろう、そのままサノラにパワードスーツを預け自分の武器選びに戻ろう、
ただクリエイトガーディアンでよく使っていた格闘武器と言ったらパイロンバンカーや高周波ブレード、パルスショックなどこの世界ではてに入らないかもしれない武器ばっかりで、あるとしたらT1からT2まで使っていたナイフぐらいだろう、、、、ナイフでいいや、
石神 なぁ、サノラ、ナイフってあるか?
サノラ ・・・・・・・・ん!、あぁ、あっちの方です!
石神 おぉ、ありがと、
サノラに指を指された方向に向かうがさっき見た時、身長全然足りないのにパワードスーツを着ようとしたり工具で固定して駆動部分を見たりとしているのを見て、ふとグラップルボウガンが暴発しないか心配になってきた、、、一応外しとこう、、、
ヴィン、ポチポチ、シュウィン、、、
サノラ ・・・・!?、、、、、????
外した瞬間サノラが数秒固まり腕を不思議そうにグラップルボウガンがあった場所をじろじろと見始める、まぁ、いきなり消えたら驚くよな、、、許せ、安全の為だ
さて、不安要素もなくなったところで壁などに置かれているナイフを手にとって見る、
重かったり軽かったり、刃の形が違ったりと様々なナイフが置かれているが2つのナイフに目が止まる、そのナイフは一つは[く]の字型のククリナイフっぽいナイフとマチェットナイフっぽいナイフ、
値段は合わせて1680マナでお手頃価格、神父から成人祝いでもらった5000マナを考えるとまだ何かしら買えそうだ、
そう思い店内を見て回りある疑問が浮かぶ、
ゲームでは遠距離武器を構えると予測弾道軌道が表示された、では弓と言う遠距離武器はどうだろうか、
弓を手に取り構える、、、、だが何も表示されない、パワードスーツを来てないと駄目なのか?
パワードスーツを一旦返してもらい再び弓を構える、いつもヘルメットのシールドに投影される腕の向いている方向の照準2つ以外は何も照準も出ていなく変化は見られない、
やはりパワードスーツのオプションしか出ないようだ、オプション枠を使わない遠距離武器が欲しかったが仕方がない、
結局あの二つのナイフ以外も探してみたがしっくりくるものがなかったので今回はナイフ二本だけを購入した、二つのナイフの名はくの字型の方がエッジナイフでマチェットぽいナイフはストリックナイフ、素材はよく分からないがとても丈夫な鉱石らしい、
パワードスーツを細かく調べていたサノラの感想は[精密かつ未知の部品が多く構成素材も分からない]と言う、まぁ、今の技術で現代技術以上の機械を調べるのは無理がある、、、
サノラの武器屋を出て再びギルドに戻る、ギルドを出て約2時間ぐらいたったのでさすがにジラ達も諦めただろう、諦め、、、てるよな?
そんな不安を道中感じながらギルドの中に入るとジラ達の姿は見えなくホッとしたがやはり注目される、
いちいちそんなことを気にしていたらきりがないのでさっさとクエストボードからクエスト用紙を取り受注しよう、
クエストボードを見る限り採取4枚、護衛2枚、討伐6枚、援助10枚、その中でも今日中に終わりそうなのは採取3枚と援助7枚、リリィが言っていた討伐クエストはもう誰かに取られたようなので無難に採取クエストにしよう、
4人もいるので採取クエストを3枚はがして受付に持っていく、だが受付を待つ列に並ぼうとしたとき[あの、すいません]と声をかけられる、しかもこの声には聞き覚えがある、あの個人情報を叫ぶ受付だ、
石神 なんだ?
サーシャ その、、先ほどは申し訳ありませんでした、ギルドマスターからの命令で石神様の専属受付になりました、サーシャとお呼びください、今後ともよろしくお願いします、、、
どうやらクビは免れたようだが専属か、、、内心違う人を専属にしてもらいたいところだが仕方ない、専属なら専属として利用しよう、
石神 よろしく、、、早速だがこれを受注したい、
クエスト用紙3枚を手渡すと他の冒険者達が並んでいる受付口ではなく隣の窓口に案内され少し待つと受注完了用紙を渡される、
これで目標物を採取して納品すればクエスト完了だが待っている間に感じたことが一つ、目線が痛い、
並ばずに受注出来て待つ時間がなくなるのは良いが並んでいる人からの[なんでお前だけ]など嫉妬の眼差しが辛い、、、
今回の目標物は治療効果がある薬草と解毒効果がある薬草、そして食用の果実がそれぞれ10個以上、場所はここから歩いて30分ぐらいのDランクの森でそこにすべて自生しているらしい、一旦孤児院に戻り、持ち運びようの籠を持ってこよう、、、、
自分が馬車でこの町に入って来たときの門から約30分、町からも見える森に到着する、
ここからは効率と安全を考えて二人一組で目標物を採取する、自分のパートナーはリリィだ、
自分は中継拠点の森の植物なら大分知り尽くしてはいるがこの森の植物は何が危険で何が安全なのか全く分からないので念のためパワードスーツはすべてT1にランクダウンさせてサポートシステムのチップを装備し目標物を探す、
手当たり次第に簡易鑑定をしていき目標物でなくてもめぼしいものも籠に入れていく、この森は比較的毒性の植物が少なく魔物や動物との遭遇率が低く、あっちから避けられているような感覚だ、
採取する身としては戦闘や奇襲を心配する負担がなくなり捜索に集中出来るが、この森の魔物などを討伐すると考えると結構骨が折れそうだ、
そして採取する際は全て取らず少し残しておくのがポイントとリリィがアドレスしてくれた、理由は全て取ってしまうとまた同じところで取れなくなってしまうらしい、
言われて見ればそうだ、、、地球でも昔に木を切りすぎて木材を輸入するはめになったりそれが原因で地盤が弱くなり土砂崩れなどを引き起こすなどやり過ぎは不幸しかうまない、
地球と文明差はあるけれども逆に異世界の知恵が地球に必要なのかもしれない、
そんなことを考えながら鑑定、採取、鑑定、採取を繰り返していると自分一人で余裕に3つの目標物を10個以上採取することが出来たしめぼしい植物が多種多量にてに入ったが、逆にリリィは少ししか採取出来なかったようだ、、、俺のせいじゃないぞ!
しばらくしてミツハ達と合流する頃には空が既にオレンジ色に染まり夜が始まる合図をしている、ミツハ達も10個以上の目標物を採取出来たみたいで結果は上々だがリリィしょんぼりしてしまった、しょんぼりしているリリィを3人でフォローしながらギルドへ帰還する、
道中、籠一杯に入った薬草やキノコなどにミツハ達が気付き少し驚かれた表情で見られるがやはり無作為に取りすぎてしまっただろうか、リリィに言われた通りに全て取らずに数本だけ残して採取したが、、、まぁ、残した植物からまた生えて来るまで時間はかかるだろうし、あのエリアでは次が生えるまで採取は出来ないだろう、少しの不安感を覚えながら舗装されてない道を歩く、
ギルドに到着し専属受付のサーシャに目標物とおまけで採取した植物やキノコを納品する、まぁ、当然の如くこの量に驚いて採取方法を聞かれ[数本だけ残して採取した]と答えるが疑うような目付きで睨まれ、しばらくして報酬とついでに採取し納品した追加報酬合計2382マナを押し渡され納品物を持って何処かに行ってしまった、
まぁ、対応はどうあれ初仕事での初給料、一人595マナあまり2マナで日本でのバイトの時給とほぼ同じでかなり少ないがこの世界は光熱費や水道代などの税金を払わないので最低限生活出来る金額だろう、
ただこれは普通の採取クエスト、討伐や護衛などはもっと稼げるだろう、今現在自分が狩れるのはハウンドバイトなどの中継拠点近くの森で狩ったことがあるモンスター、ハウンドバイトって何マナか?
そんなことを考えながら報酬を素早く4等分し渡していく、
ミツハ ・・・やはり石神は計算速度が尋常じゃないな、
リリィ 割れない数は苦手です、、、、
レナ 2382が4等分、、、500、、、20、、にゃぁぁぁ、、、
石神 まぁ、式を書ける紙があるともっと速いんだがな、、、
リリィとマンツーマンで学んだときも比較的簡単な問題ばかりで2乗や因数分解、連立方程式も学んでいて1回も出なかった、自分の予測ではこの世界には勉強出来る人と勉強したいけど出来ない人とが存在し知識の格差が生まれているが現代のような2進数や16進数など高度な計算方法はないと思われる、一般人は+-x÷が出来ていればいいと言う感覚なのかもしれない、、、待てよ、俺が論文発表すればノーベル賞??
そんなことはないか、と軽く脳内で想像を削除しリリィ達と孤児院へ、いや、家に帰る、
今日は色々なことがありすぎた、今後の仕事で支障が出そうなぐらいの出来事があったが悔やんでも時間は進む、過去のことはもうどうしようもないのでこれからのことを考えよう、、、
最後まで読んでいただきありがとうございます、
テストや試験勉強で投稿出来ない日もありますが今後とも異世界の鎧をよろしくお願いします