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異世界の鎧  作者: リジェネイド
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第4話 魔法はチート

ブックマーク、コメントなどありがとうございます(*`・ω・)ゞ

国語オワタの自分ですが最後まで読んでもらえると嬉しいですm(__)m

第4話 魔法はチート


朝、太陽の日差しが洞穴に差し込み石神は目を覚ます、


石神 いたたたた、、、やっぱり地面は痛い、、、


昨日はリリィに寝袋を渡し自分は地面で寝たので体が痛い、だがもうすぐこの痛みから解放される、今日からリリィの住んでいる町へ向かう、町なのだから宿屋にはベットがあるだろう、、、、、あ、金、、


、、、何ごとにも金が発生する、この異世界にも金と言う概念はあるだろう、現在金がない、町に着いたら仕事先探そう、、、


朝っぱらからこれからのことを考えて出発の準備をしているとシュッといきなりウィンドウが表れる、


______________

|T2にレベルアップしました、|

|声認証での瞬時装備が出来るよ|

|うになりました、 |

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


石神 ん?T2、、、、よっしゃ!


何故今なのかわからないがT2へとレベルアップ、T2はT1より機動力やステルス能力、攻撃力などが上がり、オプション装備が3つに増える、そして何よりうれしいのはT2グラップルボウガンである、これはT1と同じ移動用のオプションだがT2は飛距離が格段に伸び、刺して固定するため凹凸のない壁でも移動でき、敵に対して刺突ダメージを与えられる、おまけにワイヤーは透明で見えない、


そして[声認証での瞬時装備]というシステムはゲームにはないが魅力的だ、設計したらやってみよう、


早速リリィが起きないうちにパワードスーツを設計するが、ふとT2のデータがあるのことを思い出す、


石神 psラボ



-----設計中-----



Ps製作 簡易モード 現在T2まで(オプション3個まで)

頭部 ブレイブアーマーT2

胸部 サバイブアーマーT2

右腕 サバイブアーマーT2 グラップルボウガンT2

左腕 サバイブアーマーT2 グラップルボウガンT2

右足 サバイブアーマーT2 ( ダブル

左足 サバイブアーマーT2 ( スラスターT2

バックパック ダークファントム(マント)T2

チップ レーダーチップT2

設定

(ハイブースト)

強襲偵察用に設計された機体、エネルギーを各部機動部分に回すことで通常の3倍の機動力を得ることができる、しかしブースト発動中は銃及びチップが機能しない、(x最大使用時間30分、y最大冷却時間1時間)


お気に入りからデータを呼び出し反映する、どうも設定欄の記入は出来ないが元々あるデータは出来るようだ、期待と興奮を胸にpsラボを閉じパワードスーツを装備する掛声を試しに適当に言う


石神 アームドオン!


シュフィン、カチカチカチカチカチカチウィーン、ガチ、ガチ、ガッチャン!


アームドオンと言った瞬間、手と足に分厚い装甲がセットされたかと思いきや装甲が体に沿って装着されていき最後にヘルメットのシールドが降りる、


石神 おぉ、、、かっけぇぇ、、、


T1より若干装備時間が早くなりなおかつカッコいい、試運転として動いて見てもT1より速くグラップルボウガンの射程も長い、そして設定欄に書いてあるとうりすごい速さで動くことが出来た、体に対する負荷は少しあるものの十分この上ない、またレーダーチップもステルス装甲などのせいで裏通りは防げなかったがゲームでもこの世界でもステルス装甲がない生物は半径20mならレーダーに表示される優れものだ、


リリィ あ、あの、石神さん?

石神 !?、、、、いつからそこに?

リリィ え、あの、おぉ、かっけぇぇぐらいからです、、、

石神 、、、ふぅ、、、、、、もう準備出来た?

リリィ え、は、はい!


一瞬自分のカッコつけた姿が見られたかと焦ったがちょうど良くその後に起きたらしく聞かれてない、もし聞かれてたら黒歴史入りだ、、、


するとリリィが顔を赤くし目をキョロキョロしながら何かお願いしに来る、


リリィ あ、あの、そ、その、い、石神さん、

石神 ん?

リリィ えっと、その、、、、服、貸してください、、、


その言葉を聞いて反射的にリリィの服を見ると自分の上着の隙間から見えるボロボロの彼女の服、その服は隠さないといけないものが隠れてなく水着が普通に破れた隙間から見えてしまう、


これで町に行くのはリリィも恥ずかしいだろうし自分が変態扱いされかねない、、、


石神 、、、、、いいよ、、、はい、、、後ろ向いてるから、、、、

リリィ ありがとうございます、、、


自分のシャツと短パンを渡し後ろに向く、昨日はそのまま話していたがやっぱりリリィも恥ずかしかったのだろうかと罪悪感を感じながらリリィが着替えるのを待つ、、、

、、、、、、、


リリィ も、もういいですよ、すみません、

石神 じゃあ、いくか、、、


洞穴のアンカーパイロンを回収し、リュックを背負い町に向かって拠点を出る、自分で作ったこの拠点はもう帰らないと思うと少し残念な気持ちになる、今まで守ってくれた拠点に[ありがとう]と感謝を感じながら拠点の入り口に掛かる小さい橋をどけ、リリィに案内してもらいながら朝日が差し込む森を進む、、、


道中珍しい服だとか、どれぐらいこの森にいたのか、町はどんな所なのか、リリィはどんな仕事をしているのかとか話しながら歩き、昼飯を食べ、また歩きはじめる、リリィの話によると町まで着くのにまず中継拠点に行き、そこから馬車1日かけて行くらしく、中継拠点までここから2日ぐらい掛かるそうで今夜は野宿になるそうだ、また通訳の魔法は自分とリリィにしか反映されず他人の話や字には反映されないらしい、


通訳のことは残念だったが野宿が問題だ、モンスターやあの男達のような奴を考えると交代で見張らなければならない、自分のパワードスーツならリリィを背負って走れば簡単に着くかもしれないがそれだと町や拠点の人やリリィに警戒されてしまうので却下だ、ここは大人しく野宿しよう、、、


1日のほとんどを歩き通し夜を迎える、さすがに人の前でスラスターを使って火を着けるのは不味いと考えているとリリィが指先に火を灯し、焚き火に火を着ける、


あ、はい、魔法ですね、わかります、


もう魔法にも慣れた、あれを深く考えることは無駄だと判断したからである、しかし魔法というのは興味が湧く、原理は分からなくても使いたい、、、


試しにリリィの魔力はどれぐらいあるのかと聞くと670ぐらいと返ってくる、


あぁ、エルフだから高いのは当たり前か、と考えた矢先、


リリィ 人間種はだいたい300から400ぐらいですね、

石神 (ん?おかしいぞ?自分10だぞ?)


自分のMpの35倍、、、石神は察した、、、、魔法使えない、、、


いやいや、ここでマイナスにとらえたら駄目だ、魔力はスキルに吸われた、俺にはパワードスーツがある、大丈夫だ、


少し切ない感情を思いながらリリィと見張りの番を決めリリィは先に眠りに着く、、、


夜の森は不気味だ、壁で囲われているかいないかで安心感が雲泥の差がある、


風で動く葉なのか、


何か生物が動かしているのか、


何処からともなく矢が飛んでこないか、


不安要素は考えれば考えるほど思いつき不安だけがつのる、


しばらく、大体3時間ぐらいだっただろうか、今のところ何も起きてはいない、自分もうっすらと睡魔に誘われ目蓋が重くなり始める、あと1時間、あと1時間見張れば交代だ、そこまで耐えなければ、、、


(ビー!!ビー!!)


うっすらと睡魔が襲う中いきなり視界左下のレーダーに10人、自分達を囲うように表示される、


ハウンドバイトかと考えるが次の瞬間にはその考えを放棄する、


ヒュン!!!ガン!!!


後方から何かが風を切る音が聞こえたと思ったが後頭部に強い衝撃が襲う、振り替えって見ると矢先が潰れた矢が一つ、


それを見た瞬間感覚的に人間と分かる、つまり自分達を囲んでいるのは人間だ、恐怖が睡魔を消し去り緊張と焦りに切り替わる、


奇襲された時人間が取る大体の行動はパニックになるか、応戦するか、逃げるかだ、


生憎自分はハウンドバイトに何回も挟み撃ちされたお陰で耐性はついているので焦りはするがパニックまでにはならない、そして自分の中で奇襲された際に取る行動はゲームの頃から決まっている、


全身全霊全力で逃げる、


なぜ応戦しないかという人もいるだろう、答えは単純明解、逃げる方が生存率が高いからだ、自分より速い相手だったら例外だが未知の敵複数人に奇襲され、心や体の準備が整ってない状態で戦うのははっきり言って一般人には無理だからだ、


バシュ!!メリッ!!ギュィィィィン!!!


石神は荷物を見捨てて寝袋ごとリリィを片手で抱え上げ木の上部にグラップルボウガンを放つ、そのまま木に当たり内蔵のモーターが急速回転し石神の体は斜め上方向へと飛び上がる、十分な上向きの運動エネルギーを確保した後グラップルボウガンを木から外し体はそのまま木を抜け上空へと飛び越えて行く、下で何かを叫んでいるが関係ない、今はただ逃げることに集中する、


そして今が設定の使いどころだ、


石神 ハイブースト!!


キュィィィィン!!バコ!バコ!ボオオォォォォ!!!


パワードスーツの溝や線が赤く光り、放熱の為の排気口が全開放され、スラスターが唸りをあげる、


リリィ う、、、!?ふぇぇぇ!?


スラスターの排気音で目覚めたのか今の状況に混乱し始め、不安と焦りの悲鳴を上げる、


石神 リリィ!歯喰いしばって!


状況が良くわからないリリィは石神の言葉を信じるしかなく顎に力を入れて歯を喰いしばる、


石神の体は重力によって上向きの運動エネルギーは減らされ落下し始めるがスラスターの推進力で前に突き動かされ、そのまま加速しながら森に落ち地面に着地すると同時に力強く蹴り飛ばしさらに加速、そして地面を次々に蹴り飛ばしながら障害物を避け今まで進んできた方向に走る、


漫画とかアニメとかでは木の枝を跳びながら高速移動する奴もいるが自分は一般人、当然出来るはずもないのでただひたすらに前を見て走る、


しばらく走ると森を抜け平地に出る、平地に出たことで障害物の心配は少なくなったので追ってきてはないと思うが顔を後ろに何回か向ける、


自分が森を抜けて見た時はいなかった、巻いたか?と安堵したが大体1分後に叫び声が聞こえる、まさかと思いながらも振り向くと一人、また遅れて一人と森から飛び出してくる、自分の速度には追い付いてないもののあれは人間の速さじゃない、


強化魔法か?魔法の概念があるのなら身体を強化する魔法だってあるはずだ、しかしながら速度はこっちが上、このまま中継拠点まで突っ走る、


約20分間走っていると木を丸々使った壁が見えて来て、壁の中から光りが漏れているのが分かる、


石神 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、あれか!!

リリィ 石神さん!あれです!あれ!


あと少し、このままあの壁の近くに来ればもう追ってこないだろう、疲れきった体を動かし、そのまま壁に近づく、


壁に近づくと遠くからでは見えなかった門があり、そこにいた鎧姿の男に怒鳴られる、


門番兵 СФШФЙ!!ЛКДЩφФРРФБКЛ!!


あった瞬間剣を向けられ、反射的に距離を取る、こちとら盗賊みたいな賊から逃げて来たのに意味が分からない、


石神 リリィ、、、何て言ってる?

リリィ えっと、その、お前!!彼女を放せ!!って言ってます、、、


は?の一言である、まるで自分が賊みたいな言いようだ、、、仕方ない、まずはこの誤解と門番の警戒を解くためリリィに説得してもらおう、


リリィを寝袋から脱がした後、リリィが説得のため門番のところに行こうとした瞬間、何処から現れたのか分からない軽装の女性に担がれ数秒もしないうちに壁の中に入っていく、


石神 えぇぇ!?


何故担がれ壁の中に持ってかれるのか全く分からない、自分は誤解を解くために指示に従ったのに意味が分からない、しかも通訳が持ってかれた今、言語が通じず話も出来ない、


そしてリリィの代わりに門から出てきたのは軽装、重装様々の冒険者であろう人達、それが自分を囲うように展開して行く、


内心、不安と恐怖と焦りで今にも逃げ出したいが、ここで逃げれば賊を認めたことになるし、リリィが今説得してくれているはずだ、


荒い息を整えながら身ぶり手振りで敵ではないことを伝える、


石神 俺はリリィを賊から助けた者です!賊じゃありません!

冒険者1 ЯХЙДШЬВφПЖАВφШЩаЦОЙ!?

冒険者2 рдоЬЮлСУЧдзЛрокнЛИЕГБ!!


あれ?おかしいぞ、何故か弓や杖を構え始めた、まさかとは思うが日本語が魔法の詠唱みたいに聞こえてしまったのだろうか、


しばらくの間硬直状態が続いていると突然後ろから女性の雄叫びが聞こえ振り向くと槍の刃が目の前に飛翔する、


石神 (あ、死んだ、)


カァァン!!!と金属と金属がぶつかる音が聞こえた瞬間顔面に強烈な衝撃が走る、頭が後ろに押され背中から地面に叩きつけられる、


頭の中で危険アラートが鳴り響き意識がおぼろげになり、眼の奥が圧迫されるようなめまいに襲われる、


だがここで死ぬのは嫌だ、自分はまだ生きていたい、


[人間諦めなければ何とかなる、]人間、戦場で死にそうになった時取るのは大体3つ、逃げるか、諦めるか、戦うか、


普通なら必然的に逃げるを選ぶだろう、槍の直撃にもギリ耐えたのなら強行突破でも出来る、しかし石神は戦うを選ぶ、何故か、それは簡単だ、焦りと痛みと恐怖で選択を焦った、


頭が戦闘の考えに切り替わりパッと答えが導きだされる、、、


彼らも自分の事を殺そうとしているなら自分が死ぬこともあり得ると分かっているだろう、今回は殺しじゃない、正当防衛だ、、、


もうじきハイブーストは切れる、今あるのはスピードと防御力、ゲームだった頃たまにこんな絶対絶命な時はある、そんな時自分は敵陣に突っ込む、そのままじっとしてたら普通に殺される、


ならば敵の味方同士がフレンドリーファイヤーしてしまうような所に突っ込む、


弓を放てば避けられて味方に当たるかも知れない、


剣を振れば敵の後で見えなかった味方に当たるかも知れない、


と余計な心配を考えてしまうので少しは有利になるだろう、当然ただ突っ込むだけでは距離を取られタコ殴りに合うだろう、個々の適正距離を取り攻撃する、これを崩せばいい、


複雑に動き周り常に同一線上を意識する、ただそれだけ、


ふらふらで痛い頭を上げ、おぼろげな意識をしっかり保つため気をはって意識を持ち、立ち上がる、


見たところ彼らは自分が起き上がったことに動揺しているのが見受けられる、槍を投げた奴は後ろから来たことから最初に奇襲してきた奴らだろう、賊はどうやら冒険者らしい、、、


石神 はぁ、、、今晩は災難だ、、、


地面に落ちている槍を拾い上げ拠点から出てきた奴らの弓使いに投げつける、投げた瞬間グラップルボウガンを弓使いの地面に射出し高速移動、投げた槍は投槍何てやったこともないので飛んだものの普通に当たらないがそれでいい、


槍に注目した弓使いにドロップキックをお見舞いする、後方にぶっ飛んだ弓使いは地面に転がり動かなくなる、気絶したのか死んだのかは知らないしどうでもいい、


ただいい盾が手に入った、


何やら色々と罵倒されているように意味わからんことを叫ばれるが戦いは死ぬか生きるかだ、


弓使いの服を掴み盾のように構え魔法使い、弓使い、剣士の順に潰しにかかる、弓使いや剣士は盾を振り回せば攻撃的にはならないが魔法使いは別だ、未知の攻撃、未知の妨害、すべてが未知の行動をする、アニメや漫画などで魔法がどんな現象を引き起こすかは予想が着くが想像し得ない魔法を使うかも知れない、だから次に潰す、


盾を振り回しながら魔法使いの冒険者達に突っ込んで行くと何やらリリィの魔法を見たときと少し違うが魔方陣が魔法使い達の前に表れる、


考えられるのは足止めか拘束、パッと見て魔方陣の色が緑や水色なので、アニメとかと同じだったら植物か風、水か氷、、、


すると魔法が発動したのか地面から植物のツタのような触手が飛び出してくる、すかさず石神は高くジャンプし触手から空中に離れると地面から氷の柱がこっちに向かって伸びてくる、先が尖っておらず触手を巻き込んで伸びてくるので触れたら飲み込まれるのだろうと察しがつく、触手で空中に移動させ落下しかすることのできない状態を狙う、、、いい戦法だ、


だがこんな戦法、ゲームでは基礎中の基礎、初心者が良く使う戦法に過ぎない、


グラップルボウガンを魔法使い達の足元に発射し落下方向変更、


それに焦ったのか次の魔法を発動しようと何やらブツブツと言い始めるがそんなことさせるわけがない、


ここは戦場、アニメなどと同じで変身時間や詠唱時間をいちいち最後まで待つはずがない、


石神は盾を魔法使い達に投げつけ強制中断、そのまま魔法使い達に突っ込み無力化させようとするが、敵もそう甘くはない、盾を離してコンマ数秒ここぞとばかりに矢が1本飛んで来る、このまま魔法使い達に行けば直撃コース、もう片方のグラップルボウガンで進行方向を移動させかわすがどっから出てきたのかその先にナイフを持った軽装の冒険者、


だがまだ終わらない、石神はグラップルボウガンを地面から引放し矢が通った後スラスターでまた魔法使い達に進行方向を移動させる、が


ピキン!!


何か壁にぶつかり弾かれる、空中にうっすらと光る光りの壁、そのまま後方へ飛ばされ地面に当たる強い衝撃を受けた後、拠点側の壁近くの地面を転がり停止する、光りの壁は自分がぶつかった後ピキピキと音をたてて崩壊するがあんなのチート過ぎる、


ビー!、、、ハイブーストが終了しました、


赤色に光っていた溝や線が光りを失い、排気口は機体ダメージが大きかったのかガシャン!と地面に落ちる、


思ったより残り時間は少なかった、身体中が痛く、頭がガンガンと痛い、もう立つのが精一杯だ、、、


しかし当然敵も待ってはくれない、一斉に自分の方へ矢やら火の玉、氷柱などが飛んで来る、


石神 もう死ぬのか、、、


全てが詰んだ、こんな体じゃまともに動けない、グラップルボウガンで逃げたとしても第二攻撃で死ぬ、、、リュックも置いて来てしまったし回復手段もない、、、


リリィ 石神さん!!!!!

石神 !?

目の前で自分を守ろうとするかのようにリリィが飛び込んでくる、リリィは何の防具も魔法も発動していない、確実に死ぬ、


タイミングが悪すぎる、だが内心嬉しかった、最後の最後で助けてくれて、身を呈して自分を守ろうとしてくれて、、、


だからなのか自分はいつの間にかリリィの腕を掴んでいた、リリィの手を引き自分の後ろ倒れさせる、


リリィを盾にすれば助かったかもしれない、人間、他人事より自分の命が大切だ、しかしそれは本能、人間には感情がある、感情の力は時には本能より強い力を発揮したり、何もかも捨てて無力になるなど表裏一体、、、石神の行動理由は見えず、計算できず、言葉には出来ない、


後ろに倒れたリリィは小柄なので自分の体で矢などを守るのは出来るだろう、そして最後の力を足と腕に回し、腕を交差させてひたすら耐える、


死ぬほど熱く、


死ぬほど冷たく、


死ぬほど痛く、


潰れるほど重く、、、


全ての攻撃を耐えることは出来たが装甲は壊れ、体に矢が刺さり、ひどく焼けただれ、凍っている、、、激しい痛みと共に脱力感に襲われ地面に倒れ意識が深い闇へと沈む、、、


最後まで読んで下さりありがとうございます‼️

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