第1話 どちらも同じ
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この小説の作者はくそ雑魚国語力なので嫌な方はブラウザバックお願いします
投稿頻度は不定期ですがなるべく1ヶ月には一回投稿できるよう頑張ります、(テスト期間や試験勉強中、資格勉強中は遅くなるかもしれません、)
第1話 どちらも同じ
石神 はぁ
学校の寮に住む石神はカーテンを閉め切った暗い部屋で一人ため息を漏らす
自分はボッチである、しかしながら普通のボッチではない、自分的には通常ボッチとは友達などがいないことをボッチということだと思っている、何故普通のボッチではないのか
それは周りが自分を避けているからである、人それぞれに思うところはあると思う
外見がキモイ、性格が合わない、めんどくさいなど誰かが思っているかもしれない
しかし、自分には大体の理由が分かる、それは自分がいじめられたくないからだろう
そう、今現在自分はいじめを受けている、相手はボクシングをやっていて学校随一のいじめっ子の斎藤一輝とその取り巻きの相沢理巧矢、そして何よりめんどくさいのが学年学力トップで生徒会長の中尾智彦、
彼らは斎藤達が実行犯で、中尾は生徒会長という高い信用で情報や生徒、先生を言いくるめる手回し班、これまで暴力、金貸し、ぱしり、強奪、脅迫などされた回数は数えられない、
そんなんでなんでまだ学校に行っているのだろうと思う人もいるかもしれないが自分には幼馴染がいる、幼稚園からこの高校までずっと一緒で隣に住んでいる長篠美由紀さんだ、彼女は怪我の治療や捨てられた弁当の代わりをくれたり、奪われた金を返してくれる、
、、、今なんで奪われたお金を返してくれるのと疑問に思ったと思う、その答えは簡単だ、
いじめの現場に長篠が一緒にいるからだ、いや、この表現は違う、、、中尾に無理やり連れてこさせるからだ、しかし自分は恨まない、なぜなら彼女は臆病だからだ、
昔から臆病で軽めのお化け屋敷やまだ見たこともない虫なんかを見ると怖がって隠れてしまうほど臆病なのだ、
、、、さて、こんな暗い話はやめて今日はpcゲームのイベントの日だ
石神 ふぅ
石神はヘルメット型のVRを被り、息を吐きながら脱力し、息を一気に吸って両手に力を入れる、
カチカチカタカタとクリック音とタイピング音が部屋に響く
今からやるゲームはクリエイトガーディアンというVRゲーム、簡単に説明すると自分でパワードスーツを設計し、それを着て戦場でドンパチするゲームである、パワードスーツのデザインは多く中世の騎士やマスコット、私服から水着、メカメカしいものまで設計できる、水着のような防御力0っぽいのでもパワードスーツにつけられるチップというアイテムやオプションパーツで水着バーサーカーになれる、またパワードスーツの機体には設定と呼ばれる欄があり公式の判定の下だがその設定が反映される、そんなんでネットでは大人気なゲームである、
自分もその魅力にはまり過ぎて戦災バルバトスなんて呼ばれる始末、、、
アイテムバックに回復アイテムとログインボーナスのランダム転移チケットを詰めイベントステージに行こうとするが外部からドン!ドン!と大きな音が鳴り慌ててVRを外し部屋を見渡す、
斎藤 おーいww、生きてるかーww、
壁 いてぇ(´・ω・#`)
長篠が住んでいる部屋から斎藤の声が聞こえる、ほかにも相澤や中尾の笑い声や罵声も同時に聞こえてくる、
どうせ嫌がらせだろう、頭ではこう考えるが体は違う動きをしてしまう、
静かに早急に音量を0に設定しゲームを終了する作業に移る、
嫌がらせだろうという考えはとうになくなりやり過ごしたい、逃げたいの考えで満杯になる、
逃走用のバックにスマホをねじ込みpcの電源を消そうとした時
ゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォ
床にどす黒い渦が現れ引きずる込まれる、視界は真っ暗、そしてすぐフラッシュバンを受けたような閃光と轟音に包まれる
少しして耳鳴りが収まりゆっくりと目を開けると長篠の部屋で騒いでいた斎藤達8人がいるが茫然とした斎藤達やがくがくと震えている長篠とパニックになっている長篠の友達らしき女性、そこは自分の部屋ではなく、大理石の床や壁、前には黄金の台座に座った男と赤いドレスを着た女性、そして自分達を囲うように中世の鎧みたいのを着た兵士が20人、
その兵士が持っている槍を見た瞬間恐怖が込み上げポケットにあったボールペンを震える手で握り締める
すると台座に座っていた男が立ち上がり自分達に近寄ってくる、
??? ρξαζΤΧτξιξγειγΛΞΙΟΣΥ!!
今まで一度も耳にしたことがない言語、日本語でも英語でもない、何を言っているか理解が出来ない、ますます恐怖や不安がわいてくる、が、、、周りを見ると何かがおかしい
、
??? どうゆうことよ!!??
長篠 美憂ちゃん、うっうっへぐ
さっきまで茫然としていた斎藤達は顔を見合せ、パニックになっていた長篠の友達は男に食いかかって長篠はその後ろで泣いている
まるであの意味不明な言語が分かっているような素振りだ、
すると中尾が男の前に立ち会話を始める、
相澤 勇者ってどうゆうことかちゃんと説明しろよ!
石神 (は?勇者?)
頭の中でパンクしそうになるぐらい恐怖と不安のなかで自問自答が繰り返される、中尾達は男とドレスを着た女性と話し合っているが片方は日本語、もう片方は分からない言語、しまいには奥からおじさんがいきなり現れ手から炎や竜巻が出始める、遂には頭がパンクし思考回路が吹っ飛んだように息が乱れ心臓の鼓動は早くなり頭の中が真っ白になる、
ただ茫然と座り尽くしているとあの火を出していたおじさんが近づき自分の頭に手をかざし始める、
もう何も考えることの出来ない自分はただ茫然と座り込んでいるまま、すると何を驚いたのか手をかざしていたおじさんは急に男の方に走りだし何かを話している、すると斎藤が自分の背中を叩きだし
斎藤 お前勇者じゃないんだってな~ww
と意味不明なことを言ってくる、相澤も中尾も笑いだし残りの3人や長篠、その友達は哀れみの目で自分を見ている、
石神 (勇者じゃない?)、、す、すまない、誰か状況を教えてくれないか、
苛めっ子でも同じ日本人に背中を叩かれ少し冷静になり情報を求める、
すると中尾が腹を押さえながら話してくれた
中尾 ははww俺達8人は選ばれし勇者としてこの世界に喚ばれた、そして石神、君はww、巻き込まれたんだよww、いやぁ~君が勇者なんてあり得ないよなww
美憂 中尾!そんな言い方ないでしょ!
中尾 いやー、すまんすまん、取り乱してしまったww
石神 (どうゆうことだ?、巻き込まれた?)
中尾の言葉を聞いてまた自問自答が始まる
何故中尾達は平然としていられるのか、
何故自分だけ勇者ではなく巻き込まれたのか、
勇者とはなんなのか、
そんな事を考えているとさっきまでの空気とは違う重く寒い空気を感じ頭をあげる、
目の前に広がっていたのは20本もの槍の矛先、
さっきまで理性で抑え込んでいた恐怖がまた溢れ、死の恐怖に襲われる、
本能的に後ろに飛び下がりドン!と壁に突き当たる、もう下がれない、長篠達を見ると顔は困惑し兵士の後ろにいる、何が起きているのか訳がわからない、
再び呼吸も荒く心拍数もドクドクと跳ね上がる、
斎藤 この悪魔め!!俺がぶっ殺してやる!
石神 は?
パニックのせいか恐怖と不安が斎藤の言葉により逆ギレに近い怒りに変わってしまい思いが声に出る、
石神 は?どうゆうことだよ!?訳がわからないんだよ!勇者とか意味不明だし、悪魔?なんだよそれ!!ふざkがっ!?
話しを遮るかのように脇腹に強烈な衝撃が走る、自分の視界は宙を飛び天井を支える柱ぶつかり地面に落ちる、
石神 いっっっっっだぁぁぁぁぁ、
全身の骨が砕け血がだらだらと流れている、
中尾 すごい!!出た!ほんとに出た!ww
自分に何かをしたのは中尾だろう、彼は何かの感動に身を震えさせている、その光景を見て[何故]と言う考えは痛みに消され死にたくないという思いが強くなり唯一の友達である長篠に顔が向く、
石神 長篠、、、助けて、、、
精一杯の力を声帯に集合して助けを求める、いくら臆病でも長篠はやるときはやってくれる、そう信じている、、、が、
長篠 ごめんなさい、、、
信じていた友情が信頼が、ガラガラと音を立てて崩れさる、同時に心の柱がバキバキと粉々に折れてゆく、
斎藤が何かを言いながら飛んで来るがどうでもいい、中尾の事を考えるときっと死んでしまうのだろう、、、
石神は目を閉じる、
もう絶望しかない、、、
もう何も感じない、、、
もう何も聞こえたくない、、、
もう何も見たくない、、、
心の端にアニメやラノベのような楽しい人生が送れると思っていた、
しかし、結局何も変わらない、あの世界もここも、どちらも同じだった、
逃げたいこの非情な現実から、逃げたいこの恐怖から、逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい、、、
ポン!
真っ暗の自分の視界に突然ウィンドウが出てくる、
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|ランダム転移チケットを使用し逃げますか?|
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石神 y..e..s........
最後まで読んでくださりありがとうございます、最初は暗いですが明るくなる予定です、もし良かった感想やコメントがあるとうれしいです、