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招来と退散と召喚と

初めまして

小説などを描くのは初めてですがどうにか完結できるように頑張ります

我は飢えている貴方の加護に

我は飢えている貴方の力に


…誰かが呼んでいる私を

暗い…暗い闇から私を連れ出そうとする

ただ美味しそうな…匂いが…

私を起こすだけの代償はあるようだ

ならば小さきものの為に姿を現そう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


荒れ狂う海 小さな島の海に面した崖 そしてそこから祝詞を歌う男

その歌はまるで絶望への道しるべのような音色だ


「そこまでだ ミチシロトモノリ 今すぐ儀式をやめ投降しろ」

歌う男に声をかける3人の男1人は銃を突きつけている

ミチシロ「遅かったなぁ…もう終わったよ儀式はすべて」

海から音がする まるで地獄から響く音色のようなひどい音が


「お前らはさっき見つけた退散の呪文を 俺はすべてを…すべてを終わらせる」

男のうち二人は目を閉じ歌を歌い始める

「ミチシロお前のたくらみはもう終わりだ 今からあの化け物を別の世界へ帰す」

銃をしっかり構える

「だからもうあきらめて罪を償え私はお前を殺せるぞ もう決めたんだもう惑わされないって」

ミチシロと呼ばれた男はその言葉を聞くと走り出し歌いだした男二人にめがけ隠し持っていた短剣で斬りかかろうとすると銃声が一発響いた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

我を呼ぶ声は途切れ

私を還そうとする声がする

この世界の最後の従者は消え私は忘れられるのみか…

また呼ばれるまで眠るとしようか…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

温かい感覚が周りを包んでる

ぶよぶよしていて生臭い

体のあちこちが痛い

目をゆっくり開ける 腕や脚の感覚が戻ってくる

腕?脚?おかしい私の知らない感覚だ

私がまるで人間のようなものがあるものか

腕を動かし体を弄る 人間の体だ 


「おーい 誰かいるのか?」

「バカッ デーモンでもいたらどうするんだよ」

「奴らのボスは倒しただろ 奥にあるのはよくて財宝置き場だろ」

揺らぐ光が見える 炎だ

「人族だ 見た目は人だな」

「さすがはエルフ族 夜目がきくな」

近寄ってくる光 2人の男女が走り寄ってくるのが見える

1人は耳が長く金髪の男で手には松明が握られている

もう一人は頭にバンダナを巻いて長剣らしきものと銃らしきものを持っている


「大丈夫か?連れてこられたのか?」

「困ってるじゃないか 僕はアルバートこっちはのケイ 君は?」

我の…いや私の名前は何だったか…

「わ…わからない」

ケイ「混乱しているのか? もしくは足元のそれが原因とか?」

アルバート「魔方陣かぁ しかも魔人やデーモンを召喚するようなやつとはちょっと違うな」

「ここはどこ…なんだ?」

ケイ「シュティアス大陸ジーミラス帝国近くの洞窟の中またの名をデーモン崇拝盗賊団のアジト」

「私は人間なんかじゃない 神だ神なんだ」

アルバート「混乱してるのか?もしくは魔神を召喚させようとして何かしたかだな」

ケイ「とりあえずジーミラス帝国に行こう 行方不明者名簿に載ってるかもしれない」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私がいたところは森の中の洞窟の中だったみたいだ

木の隙間からこぼれる光は優しかった

「ここから町へはどうやって行くんだ?」

アルバート「歩きだよ 食料とか寝袋とかは気にしないで」 

ケイ「さすがはアルバートお前の分の食糧と寝袋をあげるのか」

アルバート「僕は準備がいいから二つぐらい持ってるんだ」

「どこにそんな荷物を?」

アルバート「本当に何も覚えてないらしいなぁ 探検者とか行商がある程度の荷物を持つならこれしかないだろ」

腰につけた袋を指さす 見た目はボロボロの革袋って感じだ

アルバート「大きな旅袋って呼ばれてる魔法具だよ 魔法がかかってないものならすごい量の物が入るんだ」

ケイ「覚えていないってより知らないって感じだね まぁいいや町まで1週間はかかるだろうからそこまでにいろいろ教えてあげる」

アルバート「とりあえずなんて呼んだらいいかな? 名前を思い出すまでのつなぎでもいいんだ何かあるかい?」

「いあ…イアって呼ばれてた気がする」

ケイ「オッケー イアね」



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