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三題噺(二次関数 カツ丼 サンディエゴ)

作者: 春夏冬 悪姫

コインを指で飛ばす

手の甲で受け止め、それを覆い隠した

「表か?裏か?」

俺の問いかけにそいつは迷わず表と答えた

覆い隠した手を離すとコインは表だった



運のついてない日はとことんついてないものだ

コインゲームで負けてサンディエゴまでの地図を買いに行ったらまさかそのお店に二人組の強盗が入ってくるとは

二人組は一人は黒髪で短髪

一人は茶髪で襟足が長い

男2人でまぁ、抵抗しようとしたら

銃をつき受けられた

そんな状況では何にもできない

大人しくしてると強盗達はお金をジップロックに詰め始めた

隣では店主が震えている

縄とかでは繋がれてないがいかせん銃があるし二人組だ

叶うとは思えないが……

このお店は小さいお店でそこまでレジに入ってるとは思えない

それなのにこんなことして……

「たった数万のために良くやるな」

思わずそう呟いていました

強盗は俺を見つめる

「こんなことで豚箱行きになるなんてな」

そう言ってやると一人が笑った

「良いんだよ。俺には目的がある」

「お前の目的に俺を巻き込むなよ」

茶髪が語りだし片割れが呆れ気味に言った

目的?

「そうさ、俺はなこの後自首するんだよ!」

茶髪の男はレジの置いてある台の上で謎のポーズを取りながら言う

意味わからん

首をひねっていると

「お前、刑事ドラマ見たことあるか?」

と問うのであるが?と答える

「その取り調べでカツ丼が出るだろ?」

見たことない……が話を合わせるためにくびをたてにふる

「その状況になりたいんだよ」

理解不能だった

黒髪もすごい顔で茶髪を見る

「おい、そろそろ」

「だな!じゃあ、俺たちは一旦去るぜ!」

そう言って颯爽と去っていった

変なやつもいるものだ



帰宅するとソファーに横たわってる女がいた

まぁ、俺の嫁だが

「ねぇ?二次関数って何だったけ?」

帰宅したらいきなりそんな質問をしてきた

「なんでだ?」

「いや、何でもない」

そう言ってテレビをつける

日本の番組だろうか?

鎧武者が敵を切り倒していく

「ほら、頼まれた地図」

「マジで買ってきたの?ウケる」

そう言ってカラカラと笑った

こいつ、殴るぞ……

と、その時インターホンがなる

なんだ?

「ななおせんせーい。インターホン鳴りましたよー」

そう嫁はケラケラ笑う

また、俺はコインを飛ばした

「裏」

また、即答である

手を外すとまた裏

俺は舌打ちして玄関に出た

扉を開けると警察見たいな……というかコスプレでは無ければ警察官が二人たっていた

「この近くであった強盗事件でちょっとお話が」

俺は舌打ちした

飯もこれからなのに

あんなことに巻き込まれて……

あぁ、イライラする

ふと、別にどうでもいいが気になったことがある

「質問していいですか?」

俺の言葉に警察官神妙な顔つきになる

「何でしょう?」









「取り調べにカツ丼出しました?」

お題をくれた方々

お粗末さまでした

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