○○ スライムが国籍を変更してWBCに参加してきやがった!!○○○
僕は転生してメジャーリーガーになった。
日本代表の招集レターが届いたので、僕はワールド・ベースボール・クラシックに参加することになった。
メジャーリーガーは参加うんぬんかんぬん・・
そんなこと関係ない!
だって僕は目立ちたがり屋だ!
僕がいた世界はスライムやゴーレムがウロウロしている中世ヨーロッパ風の世界だ。
勇者が銅の剣をぶんぶん振り回している日常だ。
僕は勇者だった。
本当だ、盛ってないぞ。
そして今はメジャーリーガーでありWBC日本代表だ。
今日は..運命のアメリカ戦だ!
第二の母国と宿命の対決だ!!
僕は試合前にガムを噛みながらアメリカチームの控室に行った。
試合は試合、試合前は試合前、僕の心はアメリカンナイズされている。
「ハローハロー、ビックボーイ!」
僕はどこまでも気さくだ。長所だ。
!!
我が目を疑った。
アメリカチームに..
スライムがいたのだ!!
間違いない。
僕は前世の記憶がある。
何百匹ぶっ殺してきたあの青々しいスライム、見間違えるはずもない。
なぜスライムが星条旗付きのユニフォームを.....
僕はメジャーのチームメートに身振り手振りで訴えた。
なぜ!なぜ、スライムがyouのチームに!?
僕は英語が喋れない。
残念ながらチームメートに通じなかった。
スライムは勝ち誇った顔で僕をみている。
嫌な予感がした。
とても気になる表情だ。
こうして試合がはじまった。
スライムはとんでもないスラッガーだった。
ホームランバッターだ!
ホームラン製造機だ!
「こいつはやばい!」
投げても投げても打ってきやがる!
らちがあかねえ...
僕はグローブとバットを放り投げ、コーチの制止を振り切り、球場の外へ飛び出した。
そしてトラックを待った。
僕はトラックの前に飛び出した!
転生だ!
転生してキングサイズのスライムを連れて来るんだ!
そして日本国籍を取得させて、WBCに参加させるんだ!
スライムに対抗できるのはスライムだけだ!!
どーやってまた転生の転生するのか知らんが、行けばなんとかなるなる!
まずは一歩を踏み出すことだ..
そう、
僕が尊敬するトルネード野茂のように..
完
村人にむりやり踊り子の衣装を着せられた男の子...なぜか魔王と戦う旅に行かされることになり...
「◇◇◇踊り子の衣装を着せられて、魔王と戦うことになったんですけど!!◇◇」
を連載中です(❀╹◡╹)ノ゛
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