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自分の力試し

ガアアアアアアアアアアッ!!!!


はあ・・・すっごい声の大きさ

《鑑定》使えるかな


《ステータス》

名前:アームズベア

LV4

HP:1000

MP:980

攻撃力:500

防御:350

素早さ:200

魔力:300


うーんと

まずは武器

そう考え背中の双剣を抜いた

そうしている間に、魔物が突進してきていた


「はあっ!」


当たる少し前で私は双剣を振り上げる


ズシャアっ!


そして・・・アームズベアはまっぷたつに切り裂かれ絶命した

・・・・・・まさかここまでなんて・・・・

しかも生き物殺したのに何もわかないって・・・

人としてどうなんだろう・・・

これも神様がしてくれたのかな・・・


・・・まあいいか

次、魔法使ってみようかな


コトネは意外とマイペースだった・・・


ガサガサガサッ


音がした方を向けばさっきと同じアームベアの群れがいた

だいたい10匹くらいかなあ

小さいのもいるし・・

やったね♪

そして嬉しそうに群れの方に手をかざした・・・


多分その姿を見たものがいたとしたら、恐怖を抱くような光景・・・

漆黒の服装に身を包んだ深紅の髪と目の美少年とも美少女とも呼べる人間が眼前に迫る群れを、まるで絶対的捕食者のような目で見ていたのだから・・・




アームズベアの群れを駆逐したあと

私にはわかったことがある

・・・多分私が本気を出したら国をいくつか一人でつぶせると思う

(この世界の国がどれくらいの規模かわからないが)

いや、やばすぎでしょう・・・

なぜこう思ったかというと、すっこーし強力な魔法を使ったら、魔物の群れが塵とかしたからだ

それも、創造魔法で作った、あらゆる魔物をおびき寄せる魔薬(猫に使うマタタビみたいなものを考えて作った)を作っておびき寄せた約100位の強い魔物を、である


まあとにかく、また魔物を倒して金になりそうなものを手に入れて街に降りようかな

そろそろ一人でいるのも寂しくなってきたし


・・・・あれ?よく考えたら私街の場所知らないや

まあ歩きながら考えようかな


やっぱりどこまでもマイペースだった




20分後・・・

うーん、どこだろ・・・

全然わかんない・・・どうしようかなー

そうして、どうやって街へ行こうか考えるとき


ガラガラガラガラっ!!


「ギャハハハハハッ!!」

「~~~~っ!~~~~~~~っ!!」


何かを引く音が聞こえた


そしてその音にまぎれわずかに聞こえる気持ちの悪い笑い声と何かを叫んでいるような声


「ん?・・・・これって、馬車だよね。何かあの音と声、テンプレな展開になりそうな気がするなあ。

まあ丁度いいからいこっかな」


音がする方に向かうとやっぱりお約束な展開で

コトネが見たのは、馬車が何者か(多分盗賊)から逃げているところだった

うーん、こういうの嫌いなんだよなぁ

・・・・殺しちゃおうかなぁ

それに、なんか馬車から聞こえてくる声の中に女の子の声が混じってるようだし・・・


私がそう考えていると馬車の車輪が盗賊に破壊され、止まるのを余儀なくされた

そして盗賊に取り囲まれる馬車・・・

なかから武装した人が出てきて盗賊と相対する

そしてしばらくすると、やはり盗賊たちの数に押され少しずつ負傷する馬車から出てきた人たち

そのうちの一人(他の人より多い数の相手をしていた人)がやられそうになったとき、馬車の中から見ていたのであろう人の声が聞こえた


「!!マートスさんっ!!」


その必死な少女の声に私はいつの間にか体を動かしていた

一瞬で弓矢を生成し、射つ

その矢は、マートスとか言う男を殺ろうとしていた盗賊の心臓に突き刺さり、一瞬にして盗賊の命を奪った


「「・・・え?」」


突然の仲間の死を見た盗賊と自分を殺ろうとした男の死、仲間をいきなり助けた自分たちが気付かなかった存在、皆が理由は違いつつも一同は唖然とする

だが、その当事者(コトネ)はそんな様子などお構いなしに告げる

ニッコリと笑いながら


「すいません。私の目的のためにさ、あなたたちには死んでもらいますね」


そう言って私は馬車と盗賊の方へ歩きだした・・・


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