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春夏秋冬  作者: ぷらちな
12/13

第12話

皆さん明けましておめでとうございます!



いやぁ新年て感じですね(・ω・)



そして……寒い!

去年は夏は猛暑、冬は極寒てなかんじで大変でしたね




さぁ今年も頑張っていきましょう`・ω・´)b





今日、午前中の授業は大塚が昼休みにどんな話をするのか考えていたから俺の記憶にない。



そして、昼休みがきた。


「………行くか。」



俺は昼食も食べずに屋上に歩き出した。


……その時。



「オッス龍一!」



厄介なのに捕まった。



「どこ行くんだ?渋い顔して。」



「ちょっと屋上にな……」


「お?怪しい匂いがプンプンしますぞ?」



ったく、こういうときに限って。



「なんだ?無視すんなよ〜」



俺は少し歩いたところで足を止め、



「達也……察せ…」


と睨んだ。



「ホントに深刻な問題なんだな、今回は引いとくけどなんかあったら言えよ。」


と達也は親指を立てて言った。



「悪いな……そうする。」


俺はそれだけ言って屋上に走った。





〈屋上〉



ガチャン……



静かな春の空気に屋上のドアの閉まる音が響いた。



「よう、早いんだな。」



既に大塚は来ていたようで手を後ろで組みながら待っていた。



「遅いよ…西城くん。」



いつもより寂しそうな顔で笑いかけてきた。



「悪い、達也を説得させんのに時間がかかった。」



まぁ説得っても『察せ』の一言だけど……。



「私の過去を聞いても、私と友達でいる自信が西城君にはある?」



急に話が変わって少し驚いた。



「友達でいるのに理由なんていんのか?どんな話をされても真剣に聞いてやる。」



俺は微笑みながら答えた。



「ありがとう……。」



そして、大塚は自分の過去を話し始めた。



「私がよくいじめにあったり、嫌われるようになったのは中学二年の時だった。急に皆が私から遠ざかっていき、変な目で見られるようになった。」



その時点で大塚は涙を浮かべていた。



「そんなのはまだ序の口だったの、いじめはもっとひどくなっていった。教科書やノートはズタズタに切り裂かれて、トイレにいれば頭から水をかけられたり、靴の中いっぱいに画鋲が入っていた時もあった。」



そりゃひどいな……

と思いつつ俺は口を挟めなかった。



「携帯のメールに……だっていろんな………ぐすっ」


大塚は泣き出した。



「死ねとか……なんで…学校……きてんの?………とか…嫌がらせのメール……が」



俺はそこでやっと口を挟んだ。



「もういい、それ以上話すな……。」



俺はその場にしゃがみこんで泣いている歩み寄り、そっと大塚を抱き締めた。



「……お前の過去はよく分かった。俺もお前に協力する。だからもう泣くな。」



「西城くん……ありが…とう…」



と大塚も抱きついてきた。



その時にはもうとっくに授業が始まっていた。



だが俺達は少しの間抱きしめあっていた。






「それに俺や達也、神奈や水橋はどんなお前でも一度友達と決めたやつは裏切らねぇよ……安心しな」


「うん………。」



俺達は離れ、授業をサボり、チャイムがなるまでお互いの事を話した。









新年初投稿でした!


いかがだったでしょうか?



書いてて思ったんですがいやぁ香織酷いめに会いすぎですな(・ω・;)



今年はもっといいのを書いていきたいので、へんなところがあったらどんどん指摘してやってくださいm(__)m



毎度読んでいただいてありがとうございます!

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