第10話
皆さまお久しぶりです
携帯がぶっ壊れてしまって修理に出してたらこんなにも日があいてしまいました(・ω・;)
ものすごく遅れましたが、10話を投稿しました!
楽しんでいってください
「ここがお前の家か?」
結局、俺はそのまま大塚を家まで送るハメとなった。
「うん、そうだよ。」
「でっかい家に住んでんだな………。」
大塚の家は本当にでかかった。
軽く俺の家の三倍はあるだろう。
「俺の家も結構でかいほうなんだが、こんなにでかい家を見るのは初めてだ。」
と、門の前で立ち止まっていると家の前に一台の車が止まった。
「あ、お父さんだ。」
大塚は、車を見るなりそう呟いた。
「こりゃまたいい車での登場だな……。」
その高級車にあっけにとられていると、いつの間にか大塚の父親が目の前に立っていた。
「おぉ香織、帰ってきてたのか。」
「おかえりなさい、お父さん。」
威厳がある見かけからは想像できないような話し方だった。
「で、そこの彼は?」
と俺の方を指さしてすぐに呟いた。
「なるほど……彼氏か。」
彼の顔はにやけていた。
「心配なさらずとも俺はそんなんじゃないので…。」
「そうだよ、なに変な事言ってるのよ。」
大塚の顔はほんの少し赤く染まっていた。
「だがそれを見れば誰だってそう思うぞ?」
彼は繋がれた手の方を指さして言った。
「あ………。」
「あっ………。」
と二人同時に手を離した。
「ふふふ、初々しいなぁ君たちは。」
「違うってば!お父さん!」
大塚はさっきより顔が赤かった。
なに冗談にムキになってんだよこいつ……。
「分かった分かった。でも、何の理由もなく手なんて繋がんだろ?」
「それは……その…」
とても歯切れが悪いようなので、俺が代弁してやった。
「俺がこいつの相談にのってたんですよ。」
「西城君!」
「大塚は止めようとしたけど遅かった。」
「相談?」
大塚の父親は少し真剣な顔で聞いた。
「うん…ちょっと今日嫌なことがあって、西城君に相談にのっててもらってたの。」
大塚は諦めたらしく、渋々話始めた。
「嫌な事………まさか、前みたいな事か?」
「うん……。」
「前みたいな事?前にもこんな事があったのか?」
俺は無意識のうちに訪ねていた。
「香織……またこんど話してあげなさい。」
すると大塚は
「うん…。」
と少し悲しそうな顔で頷いた。
いかがだったでしょうか?
今回は香織の父親を出してみました(・∀・)
どんな性格にしようかとけっこう悩みました。
ではまたそのうち次話を投稿したいと思うので楽しみにしていてください。
毎回読んでいただいてありがとうございます!