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理解の範囲
「もう、優! 優ったら起きて! 入学式に遅刻するわよ」
(ばっ)
「あら、優ったら目覚めがいいのね。早く準備して、下に降りてきなさいね」
母さんが部屋を出て行ったが俺はその場で、数分間動けなかった。
まだゲームの中にいること。百合に刺されたはずの場所には傷がないのに、熱だけが残っていること。
そんな中、目の前にゲームのウィンドウのようなものが現れ、文字が浮かび上がった。
『貴方は死にました』
その文字を見た瞬間、俺の体は震え出した。
布団の中に閉じこもっていたかったが、ウィンドウにはさらに新たな文字が表示される。
『入学式に参加してください』
『報酬:???』




