時間
はぁ……はぁ……。
後頭部に、やはり違和感が残っている。
あの連絡は罠だったのか?
……だが、最後に百合は泣いていた。
一体どういうことなんだよ。
分からないことが、多すぎる。
そんな出来事に感情が引きずられていると、俺の目の前に文字が現れた。
『あなたは死にました』
やっぱりか。
これで死ぬのは二回目だな……。
変な気分だ。
そう思い、ベッドから立ち上がろうとした瞬間――
膝から崩れ落ちた。
体の奥深くから込み上げてくる気持ち悪さ。
そして、外傷とは次元の違う、本質的な痛みを感じる。
何でだ……一回目と、違う……。
その疑問に答えるかのように、再びウィンドウが浮かび上がった。
『制限時間間:1,704,118,602秒』
瞬時に理解した。
以前見たときより、数字が大幅に減っている。
まさか……死ぬこと自体がペナルティってことか……。
死ぬたびに数字が減る。
なら、これがゼロになったら……どうなる?
本当に、終わるのか……。
そんな不吉な考えが、俺の脳内を支配する。
不安に押し潰されそうになっていると――
「もう晩ご飯よー! 降りてきてちょうだい!」
下から、母さんの声が聞こえた……。
……この時間に、戻ってきたのか。




