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目が覚めると
無職の男が気を失い、目を覚ますと、青春ハーレム美少女ゲームの世界に迷い込んでしまった!そんな男が、うふふなハーレム生活を目指していた物語
俺は無職の28歳。訳あって、一度も仕事についたことがなかった。
「よし、今日も今日とて、俺の可愛い彼女たちをめでちゃうぞー。あーあ、俺の現実がこのゲームの中になればいいのになー」
そうなることもないと知りつつ、戯言を吐き捨てていた。
ふと、パソコンに意識が吸われるかのように、眩暈がした。
「もう、優!優ったら起きて!入学式に遅刻するわよ」
優って誰だ? そんなことを思いながら、懐かしい、どこかで聞いたような声に導かれるかのように目を覚ますと、11年も顔を合わせていなかった母親がそこにいたのだ。




