《夜の図書館》
夜11時。町の片隅にある、ひとつだけ灯りのついた古びた建物。
その扉は、日が沈んだあと、静かに、誰にも知られず開かれる。
そこは「夜の図書館」。
読み手を待ち続けた物語たちが、再び息を吹き返す場所。
この短編集は、夜ごと図書館に導かれた十人の人々が、それぞれの「一冊」と出会う連作ストーリー。
孤独を抱えた少年、言葉を聞けない少女、終わらなかった恋、消えた原稿、そして“自分自身の人生”と向き合う者たち──
読むことで、忘れていた何かを思い出す。
読み終えることで、人生が少しだけ変わる。
そんな夜の静けさと心の温もりが交差する、全十話+幻の一篇。
あなたが次に読む物語は、きっと──「あなた自身の物語」。
【プロローグ】
2025/07/31 23:30
第一話:影を抱く少年
2025/08/01 23:30
第二話:過去に取り残された少女
2025/08/02 23:30
第三話:音のない物語
2025/08/03 23:30
第四話:本棚に眠る猫
2025/08/04 23:30
第五話:赤い栞の奇跡
2025/08/05 23:30
第六話:最後の読書係
2025/08/06 23:30
第七話:物語を書けなかった少年
2025/08/07 23:30
第八話:消えたページの秘密
2025/08/08 23:30
第九話:夜の読者たち
2025/08/09 23:30
第十話:書かれなかった終章
2025/08/10 23:30
終 幕 ──夜が明けても、物語は終わらない。
2025/08/11 23:30
あとがき ──静けさのなかに宿る、物語の気配に耳を澄ませて。
2025/08/12 23:30
幻の第十一話:扉の向こうの図書館
2025/08/13 23:30
《夜の図書館》登場人物一覧
2025/08/14 23:30