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3.チュートリアル前半

3話目ですが、いかがでしょうか?

感想いただければ嬉しいです。

※編集時に削除し忘れていた一文を発見したので削除しました。

『まずは移動方法からです。

レイス等の人型以外のモンスターは、移動の際、進む方向と速さをイメージすることで自動でその場所に進みます。移動することで、これから出現する魔法陣の中から出てください。』


突然足元が光りだし、直径10mほどの魔法陣が出現した。

色は次々に変化している。

今は赤。さっきは緑だった。


【チュートリアルクエスト1:移動】

クリア条件… 移動して、魔法陣の中から出る。


なぜ魔法陣…体は、自分で動かした感じは全くせず、イメージするだけで勝手に前に進んだ。

車に乗ってるような感じだった。


【クエストクリア_チュートリアルクエスト1:移動】


クエストクリアの表示と同時に、目の前の魔方陣が輝きだした。

輝きが収まると、魔法陣は消えてしまった。

代わりに出現したのは大きな水晶。

これも色は定まっていない。

魔法陣の時と同じように変化している。



【チュートリアルクエスト2:属性魔法】

クリア条件…水晶に触れ、属性魔法を1つ取得する。


『ここでは基本属性魔法6つのうち1つを習得できます。

基本属性は火・水・風・土です。魔法陣の中に入り、属性を1つ念じてみてください。その属性の初期魔法を、魔力結晶が見本として発動します。それぞれの属性魔法を見たあと、自分の1つ目の魔法の属性を決めてください。』


やっぱり派生属性とかあるんだろうか。

あってほしい。氷とかね。

レイスの姿だから聞けないけどね。

口なんてないし。

あれ、ひょっとしてこれからずっと喋れないの?

それはかなり辛いぞ?


すべての魔法を試してみたが、結晶は発動する魔法の属性に応じて、色を変化させるようだった。

どの属性も、玉を発射するタイプの魔法だった。速さは属性毎に異なるようだ。


んで、結局選ぶのは風魔法にした。

風の玉はかなり見え辛い。それは結構なアドバンテージだと思ったのだ。

俺が触れると、

『魔法を選択してください。』

というウインドウ。

風属性魔法を選択すると、魔力結晶は緑色になり、色が徐々に薄れていく。

ついには無色透明となり、砕け散った。



【クエストクリア_チュートリアルクエスト2:属性魔法】



次のクエストに進もう。



【チュートリアルクエスト3:スキル習得】

クリア条件…空き枠の数だけ個体別スキルを習得する。


『次はステータスについての説明です。「メニュー」と念じるとメニューウインドウが開きます。そこでさらに「ステータス」と念じてください。』



軽く念じただけでステータス画面が開いた。

俺のステータスはこうなっていた。


プレイヤー名:〈トウキ〉

系統:〈不死系〉

種族:レイス

【特性】〈霊体〉〈無音詠唱〉

【種族スキル】〈魔素噴射Lv.1〉

【個体別スキル】〈風属性魔法Lv.1〉〈〉〈〉



〈霊体〉PS(Passive Skill)

すべての物理攻撃から命中判定を受けなくなる。


〈無音詠唱〉PS

詠唱が相手に聞こえなくなる。


〈魔素噴射Lv.1〉AS(Active Skill)

体内の魔力を魔素に変換し、噴出することで推進力を生む。持続時間が推進力の大きさに応じて短くなる。



〈無音詠唱〉のスキルがあった。

これってさ、「自分が声を出せる」ということを前提として書かれてるよね。

てことはつまり…声出せるの?


「あー、あー」


出た。良かった良かった。

できればもう少し早く知りたかったが。

それでもこれは有難い。



見た感じ、種族を選ぶときに見た説明にあったレイスの特徴はすべての種族スキルの効果として反映されているようだ。



『個体別スキルを2つ習得してください。』



レイスである俺には、所謂生産スキルと武器スキルは習得できない。

選択肢の幅は狭いが、その分種族スキル〈霊体〉が強力なので一概にどちらがいいとは言えないだろう。


となるとレイスが取得できるのは、属性魔法、補助スキル、ステータス増加スキルのみである。

しかし、属性魔法はここでは取得できないのか、選択肢に無かった。

空き枠は2つ。

かなり少なく感じるが、種族スキルがあるからな。


とはいえやはり2枠は厳しい選択を迫られる。

長考した結果、こうなった。



プレイヤー名:〈トウキ〉

系統:〈不死系〉

種族:レイス

【特性】

〈霊体〉〈無音詠唱〉

【種族スキル】

〈魔素噴射Lv.1〉

【通常スキル】

〈風属性魔法Lv.1〉〈識別Lv.1〉〈隠密Lv.1〉


〈識別〉と〈隠密〉を選択した。


〈識別〉は対象の種族、レベルを見ることができるスキルだ。

はっきり言って情報が少ないが、他に相手の情報を知ることができるスキルがなかった。

いや〈鑑定〉はあったのだが、これはアイテムにしか働かないスキルだったのだ。

これで薬草を見つけたとしても、俺は霊体だから採取できないのだ。

あれ?そもそもポーションとか効くのかね。これは致命的な問題だ。

回復手段。これは早急に確認せねばなるまい。



〈隠密〉は、狩りで先制の確立を上げたり、相性が悪い敵との戦闘を避けるために取った。

相手が魔法を使えても、こちらが先に攻撃できれば、戦闘は格段に楽になるはずだ。



【クエストクリア_チュートリアルクエスト3:スキル習得】

クリア報酬:種族スキルチケット×1


ほう。

これは物凄く貴重なものだろう。

よく考えて使わねば。




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