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小さな命

作者: 頼希

たっくんが、小さな子猫を1匹拾ってきた。


おかあさんに飼っていいか聞いたら、


「うちではペットは飼えないの、それにたっくんはその猫ちゃんのお世話、ちゃんとできるの?」


と言われてしまった。


お友達のさっちゃんに頼んで、家で飼えるか聞いてみたら、やっぱりさっちゃん家もだめだった。


お友達のゆうくんにも頼んでみたけど、やっぱりゆうくん家もだめだった。


皆、親には

「もといたばしょにかえしてきなさい」

と、言われてしまった。


仕方が無いから3人で、公園に秘密基地を作ってそこで子猫を飼い始めた。


平日は順番こで小学校から帰ったらかにかまなどを家からこっそり持っていって、あげていた。

休日はみんなで一緒に世話をした。


月曜日と火曜日はたっくんがお世話をする日。

水曜日はさっちゃんがお世話をする日。

木曜日と金曜日はゆうくんがお世話をする日。


男の子は週二回、お世話をした。


そんなことを続けて1週間、さっちゃんが親に餌をもっていっていることがバレてしまった。


おかあさんに、

「もう、餌をあげに行ったりしちゃダメよ?」

と言われてしまいました。


たっくんとゆうくんは、仕方が無いので二人で世話をすることにした。


水曜日は、ゆうくんが毎回お世話をすることになった。


でも、一週間後ゆうくんも親にバレて、止められてしまった。


たっくんは、一人で子猫の世話をすることになった。


ある日、子猫が下痢で、ぐったりしていた。

たっくんは、困った。


おかあさんに言ったら、もう世話が出来なくなる


でももうほかの人達はいない


早くしないと猫が死んじゃうかもしれない


たっくんは急いでおかあさんをよびにいった。


おかあさんは、びっくりして、怒ったけれど、子猫を動物病院まで連れていってくれた。


子猫は、おいしゃさんのおかげでよくなった。


どうしてもかえないか、おかあさんに相談した。

おかあさんは、

「助けてあげたいけどね、お金がたくさんかかるのよ。それにたっくんは本当にその子が生きてる間、ちゃんと面倒見れるの?」

たっくんは、今度は答えに迷わなかった。


「ぜったいに、たいせつにめんどうみるから!おねがい!」


おかあさんは悩んだけれど、たっくんが一ヶ月も外で面倒を見れていたことを思い出して、ちゃんと育てられるだろうな、と思い、飼うことになった。


こうして、今僕の膝の上に乗って喉をゴロゴロ鳴らしているのが、猫のまたたびちゃんです。





この話はフィクションです。

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