16話 ケントの誓い
シュッ!シュッ! ケントは弓を放つがことごとく外れる。
サマナー お前・・・本当にボウナイトか? シュッ!シュッ! 弓はまたサマナーからとおく離れた場所に突き刺さる。
サマナー 当たらねぇな。
そんな弓立ってても当たらねぇよ! ケント (くそ!何で当たらない!弓の軌道がおかしいからか?!なんでだ?! ギル ケント、前!! ケントの前にはいつのまにかサマナーが立っていた。 サマナー 弱いなお前・・・・さっさと死ね! サマナーは至近距離から闇の光線
「ナイトメア」を放った。 ケント くそ!よけきれ・・・・ ばっしゅゅゅゅ ケント !! ナイトメアはムソウの放った
「パージ」によって相殺された。 ムソウ ケントよ・・・・何を迷っているんだ??何を恐れているんだ?? ケントはいきなりのムソウの問い掛けに戸惑った。 ムソウ 何をためらっているんだ?何に悩んでいるんだ? ケント ・・・・・・ ムソウ 悩むな、ためらうな、迷うな、恐れるな。 無心になれ。お前は優しいからな敵を殺すのをためらっているんだ。違うか? ケント ・・・・・・ ムソウ 無心になれ!戦いでは優しさはいらない!自分に自信をもて!自分を信じろ!そして、仲間を頼れ。 ケント 仲間? ムソウ そうだ。お前は孤独なんだろ?淋しいんだろ?自分のことを心から信用してくれる奴がどのくらいいるか不安なんだろ? ケント ・・・はい。 ムソウ 少なくともギルはお前のことを信じてくれてるぞ。俺は人の心がわかる。 ギルは《ケントがいなきゃ俺は今頃無茶して死んでたかもしれない・・・あいつは俺にとって大切な親友だ。あいつの前ではいつも突っ張ってるけど、せあいつのためなら命もかけられる》とな ケント ギル・・・知らなかった。
俺のことをそこまで俺のことを・・・ ケントの目には涙があふれていた。 ムソウ いいのか?このままあいつを一人で戦わせておいて・・・ ケントは我に帰った。ケントはぼろぼろになりながらサマナーと戦っていた。ケント 守りたい・・・俺の仲間を守りたい! ッパァァァァァ ケントの叫びに呼応してけんの体を光が包む。
カイ ?!師匠ケントさんが。 ムソウ ランクアップか・・・ カイにとってはじめてみるランクアップ。それは、光が対象のユニットを包み新たな強いユニットに昇格させることだ。 光が消えてケントが姿を現した。