15話 夢時計
カイは、ギルとケントを連れ、師匠の元へ訪ねた。
カイ きを付けてくださいよ。
うちの師匠、荒っぽい性格なんで・・・ ギル・ケント ? ああ。
カイが小屋の戸をたたく。
トントン・・・ ドス! 小屋内側から、槍が突き出しカイの頭上すれすれでとまった。
?? 誰だ・・・ カイ 師匠、カイです。
あけてください。
?? ・・知らねー! カイ はい?? ・・・・・・・・・ ギル なぁ、カイ?内側の人おまえなんか知らないってよ。
カイ 否否否、師匠!カイです!!あけてください!(パニック) ギル 合言葉とかないのか? カイ 否否否、そんなの知らないって!師匠合言葉作られたんですか?! ?? オマエの名は? カイ ・・・カイですけど。 ?? 死ね ・・・・・・・・・・・ ケント カイよくよく気付いたんだがオマエの師匠ってかなりませてるな。 ぎぃぃぃぃ 扉が開いた。
中から豪快な髭をもった巨体な男性が出てきた。
師匠!!ムソウ師匠! ムソウ ・・・・びっくりしたか? カイ は、はい・・ ムソウ 悪いな。
カイ いえ、もういいんです。
ムソウ 君たちは?? ムソウのしせんがギルたちに移った。 カイ 彼ら僕の仲間です。じつは・・・・ カイは自分が今までみてきたことをすべて話した。もちろん、ケントのことも。 ムソウは静かにカイの話きいていた。 ムソウ そうか。おまえにあずけた
「時計」はネルソンにとられてしまったか・・・ カイ すいません。師匠、あの時計っていったい?? ムソウ あれはな・・・天の刻印というんだ。
ケント !!夢時計・・・・ ムソウ 知ってるのか? ケント はい、この世に一つしかない、高価な時計でこの時計を持ってる者は必ず願いが叶うといわれている時計・・・・ ムソウ そうだ。
だがな、この時計には意志があるんだ。
カイ 意志?? ムソウ 夢時計は自分から持ち主を選ぶ。
自らの野望を果たすために。
カイ 夢時計の野望??それはなんなんですか? ムソウ さぁそこまではわかないんだが。
今ネルソンの元にあるということは大体想像はつくだろ? カイ ・・・・・・・・ ガッシャャャャァァアン!! !? 窓が割れて外から何者かが入ってきた・・・・ 黒いフードに身を包み、右手には杖、首には数珠 体全身にかかれた、呪文・・・・サマナーだ。
サマナーとはファイャーファイターと同じく魔法を使う者。
ファイャーファイターは炎を使うがサマナーは闇魔法を使う。
サマナー ムソウだな??悪いが一緒にきてもらおうか?? ギル おいおい、家の窓壊しておいてそれは無いだろ? 誰の差し金だ?? サマナー くくく、教えるわけないだろうが??ただなお前に教えてもらいたいことがあるんだよムソウ! ケント ムソウさん下がっていてください。ここは我々が!かた付けます!