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96 父の実家に向かいます②

「いやー、まさかうちのお父さんの故郷とゆーくんのお父さんの故郷が一緒の場所だとは思わなかったよ」


「父さんと冬先輩の父親が同期で友人なら可能性はなくはないですが……」


 冬先輩の家で、彼女の家族をワゴン車に乗せて再度出発する。

 僕と冬先輩は窓際に座っている。

 対面式になっているが、僕は車に強いので逆向きでも構わない。

 むしろ、こんな形であるが冬先輩の可愛い顔を拝見しながら話すのがたまらなくいいのだ。


「もうすぐ高速道路に入るね。 景色は暫く見れそうにないかな?」


「順調にいけばこの先のサービスエリアで休憩が出来るな」


「ただ、帰省ラッシュだからそこが不安なんだよ、ボクは」


「まぁ、確かに」


 このまま順調にいけば、この先のサービスエリアで休憩は出来そうだ。

 しかし、現在はお盆の帰省ラッシュだ。

 鉄道さえも混雑している路線はあるし、車で行く人もかなりいるらしい。

 渋滞に巻き込まれた場合は、トイレの懸念も考えてしまいそうだ。

 冬先輩は特にそうなんだろうなと、さっきの発言を聞いてそう思ったのだ。


「高速道路に入ったね。 今はまだ渋滞になってないね」


「父さん達はきっと渋滞にならないコースを考えていると思いますよ」


「そうあって欲しいよね」


 高速道路に入り、スピードが上がる。

 景色が見れないのが難点だが、最初のサービスエリアに着けば安心だろう。

 まぁ、父さん達の事だ。

 きっと渋滞に巻き込まれないような道筋を考えてくれてると……そう思いたい。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「よし、もうすぐサービスエリアだ。 そこで休憩しよう」


 暫く高速道路を走っていると、父さんからもうすぐサービスエリアに着くと言う。

 最初の休憩はそこでするようだ。


「ここまで渋滞にならなくて良かったよ」


「そうですね。 ここまで大体2時間は走ってますし」


「トンネルやらフェンスやらで景色は見れないから、退屈したわねぇ」


 やっぱり今走っている高速道路は、トンネルが多く、そうでなくてもフェンスによって景色が見れないので2時間の運転は退屈だったようだ。

 何とか冬先輩とはゲームやアニメの話で保たせることが出来たが、時間が長く感じたのは否めない。

 ただ、ここまで渋滞に巻き込まれなくて良かったとは思うが。


「よし、サービスエリアに入るぞ」


 父さんが車を少しずつ車線変更してからサービスエリアへと入る。

 そのサービスエリアはそこそこ広く飲食店やらおみやげ屋さんやらトイレなどがちゃんとあり、安心して行けるだろう。


 僕達を乗せた車は、トイレ近くの駐車エリアに停めて、まずは腹ごしらえとして飲食店に向かった。



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