86 水着を買いに行こう③
「あれ? ゆーくんはそれにしたのかい?」
「シンプルでいいですからね。 しかも安いので」
「男の子はいいよねー。 ボクはどれがいいのか悩んでるのに」
僕が海に行く用の水着を決めて、レジでお金を払った後も冬先輩は水着選びに難航していた。
可愛らしい水着を選びたいのだが、如何せん小柄なのでサイズが合わないのだ。
「お、これならボクでも着れる! これにしよう!」
そんな中で冬先輩は、ようやく自身に合う水着を見つけたようだ。
ピンクのビキニタイプの水着で上はホルダーネックという首の後ろで結ぶタイプの物だ。
サイズ的にも合いそうだし、何よりもシンプルだが可愛い感じだ。
冬先輩にうってつけだろう。
しかも安いし。
「じゃあ、ボクもレジでお金を払って来るよ。 ゆーくんの家で試着するからね」
「あ、はい、分かりました」
そう言いながら冬先輩はピンクのビキニタイプの水着をレジカウンターに持っていった。
僕の家で水着を試着って……。
確かに今日は僕の両親は夜にならないと帰ってこないのだけど、無防備じゃないですかね?
「お待たせ。 じゃあゆーくんの家に戻ろうか」
紙袋を抱えた冬先輩は、小悪魔のような笑みを浮かべて僕の家に戻ろうと言う。
さて、僕の家での水着お披露目に理性が保てるだろうか?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「それじゃあ、水着を試着してくるよ」
僕の家に戻ってすぐ、冬先輩は空き部屋に入り水着に着替えるようだ。
今、僕は自分の部屋にて冬先輩の水着姿を妄想にながら待っていた。
(冬先輩の水着姿……元々可愛いから理性が保つか心配だなぁ)
元々小柄で可愛い先輩だから、そんな冬先輩の水着姿を本当は楽しみにしているのだが、理性は保ってほしいとは思っている。
特に水着はビキニタイプだしねぇ。
「じゃーんっ♪ お待たせー」
そんな事を考えているとドアが開いた。
同時に冬先輩が水着姿を披露した。
(おお……、可愛くてセクシーだ……)
冬先輩のピンクの水着姿に、思わず僕はガン見した。
小柄な彼女にピンクの水着が似合っている。
彼女の仕草もなかなか可愛くて色っぽいし、保ってくれよ理性!
「どうかな? 似合うかな?」
「ええ、すごく似合ってます。 可愛くてセクシーですね」
「えへへ、そう言って貰えるとお披露目した甲斐があったってもんだよ。 来週の海水浴にはこれを着ていくね♪」
あまりにも可愛い冬先輩の水着姿を素直に褒めると嬉しそうな笑顔を浮かべる冬先輩。
そんなわけで海水浴にはピンクの水着を着る事に決めたようだ。
そして、約一週間後……海水浴場に来て今に至るのであった。
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