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85 水着を買いに行こう②

「来たよー、ゆーくん」


 そして翌日、冬先輩が来た。

 待ち合わせが僕の家なので、必然的に玄関に来るのだ。

 ちなみに今日の冬先輩の衣装は、夏らしくワンピースだ。


「それじゃあ早速駅前のショッピングセンターに行こうか」


「はい、行きましょう」


 今日は両親は仕事に出かけているので、僕が家の鍵を掛ける。

 ちゃんと鍵を掛けたかの確認をしてから、冬先輩に腕を組まれながら駅前に向かう。


「しかし、今日は暑いですね」


「そうだね。 今日は最高で38℃らしいよ。 この地区では今年最高の暑さなんだって」


「うへぇ……」


 家の中ではエアコンを効かせているから大丈夫だが、家を出たらかなりの猛暑だ。

 冬先輩がワンピースで来るのも納得の暑さだ。

 ちなみに今日の最高気温は38℃らしく、この地区では今年最高の暑さだとか……。

 やべぇよ、やべぇよ……。


「ふぅ、着いた着いた。 ようやく店内に入れるよ」


「確かに。 店内も涼しいでしょうしね」


 僕の家から歩く事大体15分くらいで、駅前のショッピングセンターにたどり着く。

 こうしている間にも僕も汗を掻いており、冬先輩も汗でワンピースが少し濡れている。


「入ったらまずジュースでも飲もう。 暑さで喉が渇いたよ」


「あそこの自販機で買いますか?」


「そうだね。 店内のスーパーマーケットエリアの飲み物よりは値が張るけど、仕方がないね」


 店内に入ってすぐにある休憩所にある自販機でジュースを買う。

 スーパーマーケットエリアにある飲み物より値が張るが、暑さで喉が渇いたので仕方がない。

 冬先輩はコーラを、僕はサイダーを買って飲み干した。

 炭酸による刺激ですぐにとはいかなかったが、雑談をしながら飲んでたので感覚的にすぐに飲み終えたものとなった。


 その後は念のためにトイレを済ませてから三階の水着売り場にエスカレーターで向かった。


「おおっ、沢山種類が売り出されてるね」


「ここで何を買うか、迷いますね。 僕も新調しないといけないし」


「ボクもだね。 この際だからビキニタイプの水着でも買おうかなぁ」


 冬先輩の言葉に少しだけドキッとした。

 彼女は露出の多めなビキニタイプの水着を買うと言ったのだ。

 確かに高校生辺りになれば、ビキニタイプの水着を着ている人も多いと思う。

 ただ、冬先輩は小柄なので彼女に似合うビキニタイプの水着が見つかるかは不透明だ。


「よし、とにかくいい水着を探そう! これだけ売られていれば一つくらいは見つけられるでしょ」


「そうですね。 地道に探しましょう」


 考えても仕方がないので、僕と冬先輩は水着売り場に足を踏み入れた。

 値段の心配もあるが、殆どセール品として安く売られているので大丈夫でしょ、多分……。


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