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74 冬先輩がお泊りします③

「いやー、美味しかったね。 おばさんの料理」


「母さんも休みの日は料理教室に通う程の料理好きですからね。 父さんも料理はできるけど」


「そうなんだ。 道理で……」


 母さんが用意した夕食をお腹いっぱいに食べた後で、僕の部屋に向かう。


「さて、先に部屋でゲームの準備をしてくれるかな?」


「? 分かりました」


 冬先輩は隣の空き部屋に入り何かをするようだが……。

 仕方がないので、僕はゲームで遊ぶ準備をする。

 最初はレースゲームで遊ぶ予定だ。

 その後に格闘ゲームかな?


「お待たせ。 そっちの準備は終わった?」


「終わりましたけど、何故スカートに?」


「ボクの気分の問題さ。 こっちの方がゲームがしやすいのだよ、個人的に」


「下手したら、見えませんか?」


「ゆーくんになら構わないよ」


 やはりというか、スカート履き替えて部屋に来た。

 彼女自身はこっちの方がやりやすいんだろうけど……なんだかなぁ。

 スカートの中も別に見られても構わないとか、無防備にも程がある。


「まぁ、時間も惜しいので始めましょうか。 まずはレースゲームでも」


「おっけー♪」


 冬先輩は僕が用意した座布団に座る。

 それを確認した僕は、レースゲームを起動させる。

 さて、今回は難易度難しめのCPUとのレースをやってみようと思う。

 どうなるかなぁ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「いやー、CPUが対戦相手だと少し物足りないけど、難しめの難易度にした分いい感じだったね」


「確かに。 ネット対戦でやるのと違って、CPUはある種のパターンが組まれてますからね」


 少しの間、何回もCPU相手にレースゲームをしたが、やはりパターン化されているのもあってかやや物足りない感じだった。

 ネットで対戦するなら必死でやれるが、CPUだとパターンが読めれば対処しやすいからね。

 妨害アイテムのタイミングとか。


(しかし、冬先輩は激しく動くから、スカートの中が見えてるんだよな。 今日は水色と白の縞パンだったし)


 ただ、ここまでに冬先輩はスカートを乱しながら激しリアクションをしたので、何回もスカートの中の下着が見えていた。

 なお、水色と白の縞パンだった。


 なのに、冬先輩は僕と二人の時は見せたままだ。

 本当に無防備すぎるんだよなぁ。


「さて、次は格闘ゲームだっけ?」


「そうですよ。 前の時とは別のゲームですが。 冬先輩はこれも好きなんですね」


「そうだね。 キャラも癖が違うからやりがいがあってね。 じゃあ、始めようか」


 そんなやり取りをしながら、僕は冬先輩が持ってきた格闘ゲームを起動した。

 ある程度格闘ゲームを楽しんだら、次は横スクロールのアクションをやって、今日のゲームはおしまいにしよう。



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