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エピローグ


状況説明。屋敷の事件から1週間経過している。

その間に様々な出来事があった。

まず、父上が捕縛された。妖精誘拐の容疑でだ。

家宅捜索したところそれ以外にも違法取引をしていたらしく余罪も追求されている。

また、屋敷にいた魔術師の件でも根掘り葉掘りと聞かれているらしい。

後、まどわしの森の結界も無事に修復された。従来のように人の侵入が不可能になり妖精達の安全が保証された。

一区切りがついたこともあり、まどわしの森外縁部で別れの挨拶をしようとしていた。現在、ジャスティス、モラル、カチューシャ、ルビー、エイル、エドリック、サラディンがいる。


「領主を辞退する件、考え直してはいただけませんか?」


 未練がましそうにサラディンが尋ねてきた。父上が捕縛されてから揉めていた件についてだ。


「それはエイルが相応しいよ。僕は追放された身だからね。それに父上をそそのかした魔術師の動向が気になる。冒険者をやりながら追いかけてみるよ」


 詳細は分からないが、あの魔術師は何か悪いことをしているのではないだろうか。父上にかけた魔法を連発したらそれだけで強力な部隊を作れることだろう。やはり見過ごすことは出来ない。


「やはり決意は変わりませんか。たまには屋敷に顔を出してください」


 サラディンがほろ苦く笑う。


「ああ、顔を出すし、手紙を書くよ。後、冒険者ギルド宛てに連絡をくれれば、僕に出来ることならなんでもやる。サラディンも気軽に連絡をくれ。領主代行をよろしく頼む」


 エイルも忙しい身だ。一身上の都合で近衛を辞めさせるにはもったいなすぎる。落とし所としてサラディンが領主代行をすることになった。実務面はだ元々サラディンが取り仕切っていたので特に支障はない。

 それにサラディンから屋敷の鍵を渡されている。今度は戻ろうと思えば表玄関から戻ることが出来る。領主になるつもりはないが、僕で出来ることなら協力を惜しむつもりはない。ちなみに、サラディンは司法取引の結果、無罪放免となった。

 一瞬、しんみりとした空気が流れる。そよ風で木々がカサカサと揺れる音が聞こえてくる。

 風に乗ってルビーの声が響く。


「世話になったな。達者で暮らせよ」


 ルビーが少し淋しげに笑いかけてくる。


「うん、ルビーも達者でね」


  父上を討伐してから7日のうち、ほぼ妖精の里で過ごした。

 里の警護をしたり、水銀採取を行うためだ。目先の脅威は排除出来たとはいえ、結界もなく無防備なルビー達を放置するのは気が引けた。それにエドリックさんが事後処理を任すことが出来たからだ

 ちなみに採取した水銀は郵送で冒険者ギルドに送った。今頃はもう届いているはずだ。後はカタリナさんの制作納期が間に合えばよいのだが……。


 それはそうと、まどわしの森にいる間に出来事が2つあった。

 1つはサラディンの悩みの種を解決である。

 サラディンの息子であるハキム君が喘息系の病気を患っていた。その特効薬の薬草がまどわしの森に群生していた。外では希少であるが、まどわしの森では普通に生えており、ルビーから承諾を得て分けてもらったわけだ。そのためサラディンは妖精達に借りが出来たと考えており、何かと妖精のことを心配している。その1件がなくてもサラディンは\n妖精達の棲家を荒らしたことを気にしているわけだが……。

 ちなみにサラディンが父上に協力した理由は、この薬草が原因だった。父上が薬草を用意する代わりに気乗りしないサラディンを無理矢理けしかけたわけである。息子のことが心配だったサラディンはなし崩し的に今回の事件に関与することになり、僕達と遭遇したのが事の顛末のようだ。


 後もう一つの出来事は父上の隣りにいた魔術師についてである。

 一体、何を目的としてこの地を訪れていたのか、その痕跡を求めてまどわしの森の内部を調査した。残念ながら魔術師の痕跡を見つけることは出来なかった。何を目的としてこの地を訪れ、何を得たのかは不明だ。

 引き続き情報を集めて魔術師の動向を追うつもりだ。あの魔術師は邪悪だ。目的が分からなくても放っておくわけにはいかない。父上にかけた呪文を手当り次第にかけるだけで王国は大パニックになってしまう。対象者は理性を失い強大な力をふるう。しかもこちらの攻撃は効かない。カチューシャがいなければ僕達は全滅していたかも知れない。そんな危険な輩を放置出来ないし、父上をそそのかした報いを受けてもらう。父上も悪いがあの魔術師の行いもまた許されるものではない。


「ねぇ、ルビー姉さん。本当にジャスティスとお別れしなくちゃいけないの?」


 ルビーの決断に対してカチューシャは納得いってない様子だった。

 僕達はいらぬ混乱を避けるため、ルビーから頼まれて僕とモラルはこっそりと里から抜け出してきた。

 ルビー同様に別れを忍ばれると思われたためだ。嬉しいことに僕達は7日間の間で妖精達とより親密になれたと思っている。里で過ごした7日間はまさにおとぎ話のような暮らしだった。


「里のためだ。余所者とはこれでお別れだ」


 ルビーが渋い表情をしている。ルビー自身も自分の発言に納得していないと信じたい。


「ジャスティスは余所者じゃないよ」

「分かってる」

「だったら、ジャスティスとお別れする必要ないでしょ!」


 カチューシャが感情を爆発させた。ルビーに掴みかからんばかりに叫ぶ。


「ストップ! 二人とも落ち着いて」


 エドリックがルビーとカチューシャの間に手を差し込んで割って入る。

 ルビーは冷静だが、カチューシャは感情的に高ぶったままだ。カチューシャを落ち着かせる必要がありそうだ。


「ルビーちゃん、結界の目的って余所者を侵入させないことにあるんだよね?」

「そうだ」

「もしもだけど、今回みたいに決壊が破られたらどうするつもりなの? 次はジャスティスが現れないわけだよね?」


「今まで以上に防備を固めるさ。ジャスティスの防衛の仕方についてレクチャーも受けたからな」


 言葉とは裏腹にルビーの歯切れは悪い。ルビー自身も思う所があるのだろう。

 エドリックの指摘は正鵠を得ていると思う。彼女達に護身を目的として罠を先起きしたり、砦の建築方法は教えた。それでもルビー達単独で防衛をさせることに一抹の不安が残る。彼女達の身体能力はお世辞にも高くない。人間なら大したことのない一撃でも彼女達にとっては致命傷になりうるからだ。精霊魔法の威力は眼を見張るものがあるが、どんな相手でも常に死と隣合わせだ。\nそれに彼女達は争いに向いた性格をしていない。


「これは個人的な意見なんだけど、いざという時のために僕達との連絡手段、交流は残した方がいいと思うんだ」

「信用出来ないものを里に入れるつもりはないぞ」

「君達との連絡役がジャスティスでも駄目かい?」

「えっ?」


 想定外の発言に思わずエドリックに首を向けた。エドリックはイタズラが成功した子供のように笑っている。そんなの答えは決まっているだろ。


「賛成! 大賛成! 姉さんいいよね!?」


 カチューシャが興奮気味に賛成の意を示しルビーに確認する。


「ああ。ジャスティスとモラルだったら心配ないからな。もっとも二人が良ければの話だけどな」

「冒険者ギルドに特別依頼として君達を指名する。ちゃんと報酬も支払うから引き受けてくれないか? 君達にとっても悪い話ではないはずだ。1〜2ヶ月に1回位の頻度で彼女達の様子を見てくれないか? 菓子とまどわしの森でとれるものを交換してもらえばいい」


 エドリックさんもダメ押しの提案をしてきた。


「ええ、勿論協力させてもらいますよ。僕も彼女達の助けになりたいですから。ちなみにですが、エドリックさんはどうして彼女達にそこまで親切なのですか?」

「王国の法で妖精を神聖視している。彼女達に親切に振る舞うのはそんなに不自然かな? 僕も出来る範疇で彼女達の助けになりたいだけなんだが」


 エドリックさんがそう言いながら苦笑いしている。疑われている自覚はあるらしい。

 エドリックさんの発言、どこまで額面通りに受け取ってよいのだろうか? 恐らくは妖精達を気遣っているのは本当だろう。但し今回の提案は、末端の神殿騎士の範疇を超えているのではないだろうか。思う所は色々とあるけど期待されていると受け取ることとする。エドリックさんの妖精達に対する態度は一貫していたわけだから。


「分かりました。エドリックさん、これからもよろしくお願いします」

「受け入れてくれて嬉しいよ。いらぬ心配はせずにルビーちゃん達の助けになってくれ」


 エドリックさんが満足げに頷いた。


「ルビー、これからもよろしく頼む」


 ルビーに向き直り改めて僕達の意思を伝える。


「ああ、よろしく頼む」


 ルビーが少し照れくさそうにしている。そんなルビーが見た目相応に可愛らしく見える。

 カチューシャも満面の笑みでルビーに抱きついて喜んでいる。ルビーは苦労しながら脱出して僕に向き直る。


「紋章を出してくれ」

「はい、どうかしたの?」


 言われるがまま紋章が刻まれた右手の甲をルビーに手を差し出す。

 紋章については、ルビーに役立つと言われてそのままにしていた。害がなければそれで良いかと、そのままにしていた。ちなみに何の役に立つのかは教えてもらっていない。

 ルビーが両手を紋章に向かってかざしブツブツと呪文を唱え出した。それに呼応してルビーの手の平が輝き出し、僕の紋章も輝き出した。紋章を経由して何かが流れ込んでくるような感覚がある。このやりとりどこかで既視感がある。父上の時だ!

 父上の戦いで急に熱を帯びたことを思い出す。熱湯をかけられたような痛みがやってくることを覚悟する。

 が、予想に反して痛みは一向にやってこない。\nむしろ心地よい温かさが手の甲から始まり全身に循環している。暫くしてルビーの詠唱が終わる。紋章の光も止んだ。


「何をしたのか教えてくれないか?」


 ルビーに手をかざしながら確認する。呪文をかけられてから体が羽のように軽い。まるで父上と戦った時と同じだ。


「お前が結界を通れるようにした。好きな時にモラルと一緒に来ればいい。後、こっちへ来る時はエンジェルクッキーを持ってこいよ。皆が楽しみにしてるからな。絶対だぞ」

「分かった。任せてくれ。」


 エンジェルクッキーも1〜2ヶ月の頻度なら用意出来るだろう。彼女達はお菓子をとても美味しそうに食べてくれるから用意のしがいがある。そう言えばルビーが一番美味しそうに食べていたっけ。


「ちなみにルビー、君が一番楽しみにはしてないよね?」

「そ、そんなわけないだろ」


 露骨にルビーがあたふたしだした。

 これ以上突付くのも気の毒なので話題を変える。


「そりゃそうか。なんだか前よりもルビーのことが身近に感じられるよ」


 軽口を叩くとルビーがピクリと動きを止める。虚空を見つめて思案している。


「ちょい待ち。目をつぶって私を感じられるか試して!」

「分かった」


 ルビーの勢いに気圧されつつも言われるがまま目を瞑る。当然ながら辺りが真っ暗になる。でもルビーがいた辺りだけピンク色の光のようなものが感じられる。

 ピンク色の光が動くのでそれに合わせて体の向きを変える。ピンク色の光が縦横無尽に動き回るのでそれに合わせて首を動かすと周りからどよめきが聞こえる。


「兄さん、見えてるの?」


 エイルの声が聞こえてくる。声のした方を目をつむったまま振り向くが当然エイルは見えない。


「いや、見えてないよ。なんか感じられるんだ。ピンク色の光が飛び回ってる」


 ありのままに伝えると周りがざわつく。目を閉じていても状況が分からないので目を開けて確認してみると皆が驚きを浮かべていた。


「ルビー、何がどうなったのか状況を説明してくれないか?」

「お前と私が繋がっちゃった」


 ルビーが何とも言えない渋い表情を浮かべている。


「どういう意味?」


 ルビーの驚きようを考えると何かまずいことがあったのだろうか?僕の感覚だと決して悪いものでは無かったんだが。


「繋がりが深くなって互いの位置が分かるようになった」


 ルビーが僕に言い含めるように言葉を区切る。


「それで?」

「それとな、互いの気持ちがうっすらと分かるようになった。これはな、とても珍しいことなんだ」


 ルビーが赤面しつつチラチラと上目遣いで見つめてきた。


「ははっ、光栄だよ。ルビー」

「お、お前は嫌じゃないのか?」

「当たり前じゃないか。それともルビーは僕と繋がるの嫌なのかな……」


 もしかして、僕はルビーに嫌われているのか?とっくにルビーと友達になれたと思っていたのに。嫌われていたらショックなんだが。

 「いやいや、嫌じゃないないぞ。お、お前が嫌じゃないならそれでいいんだ。」


 ルビーが嬉しそうに笑う。良かった。ルビーに嫌われていなかったんだ。そのことが分かって僕も嬉しくなる。


「兄さん、妖精に認められるなんて凄い。まるでおとぎ話で出てくる戦士みたいだね」


 エイルに瞳に尊敬の色が宿っている。普段よりも幼く見える。童話を聞いた子供みたいな感じだ。


「だったら、それに恥じない働きをしないとね。頑張ってルビー達の期待に応えるよ」

「王都で困ったことがあったら何でも言って。私も兄さんに協力させて欲しいよ」

「ありがとうエイル。その時は頼らせてもらう。いや、王都に寄ったら連絡するから今度は一緒に食事をしよう」

「楽しみにしてるからね!」


 エイルがとびっきりの笑顔を向けてきた。そんなハツラツな姿に心が暖かくなってくる。


「素晴らしい手腕だ。レオン子爵が気にいるのも納得だよ」


 エドリックさんが満足げに話しかけてきた。


「自分なんてまだまだです。エドリックさんのお陰ですよ」


 世辞でもなんでもなくそう思っている。エドリックさんこそが立役者だろう。一人で事件の事後処理をこなした。その手際は見事としか言いようがない。


「いやいや、君の行動力がなければこうも手際良く解決しなかっただろう。個人的に礼もしたいんだが、何か希望はないか? 遠慮はしなくていいからさ」

「お礼ですか? そうですね……」


 断るのも失礼かと思いエドリックさんに頼みたいことを考えてみる。駄目元で言ってみるか。


「でしたら先程の件ですが、サラディンにも協力してもらいたいです。僕達がルビーに会うのは1〜2ヶ月に1回だと思います。だから普段の見回りはサラディンにお願いしたいです」

「お前とモラル以外に人間を里へ入れるつもりはないぞ」


 ルビーが話に割って入ってくる。僕の提案に難色を示した。


「里じゃなくて森の周囲を巡回するだけだよ。ルビー達じゃ森の外で何かあっても分からないでしょ。だから周辺のことはサラディンにも任せて欲しいんだ」

「貴殿らに迷惑をかけるようなことは絶対にしない。見回りを許してもらえないだろうか?」


 ルビーが悩むように腕を組んで逡巡する。


「里に近づくのは絶対に許さないからな」


 不承不承といった体でルビーが承諾するした。


「ああ、任せてくれ」


 サラディンが嬉しそうに顔をほころばせた。


「というわけでサラディンにも便宜を図ってくれませんか?」


 エドリックさんにお願いしつつ、内心で断られるんだろうなと諦めている。恐らくは僕に支払う報酬だって無理をしているだろう。一介の神殿騎士で図れる便宜を超えているはずだ。


「もちろん構わないよ」

「えっ、いいんですか!?」


 エドリックさんの予想外の反応に思わず驚きの声をあげてしまった。

 無理していないかエドリックさんを確認すると涼しい顔をしている。本当に気にしていないようだ。

 チラリとエイルを確認してみるが、エイルも驚いた様子もなく平然としている。これが普通なのか?


「分かりました。ご行為に甘えさせてもらいます」


 ペコリとお辞儀をする。釈然としないが大人しくしておく。ルビー達にとっても悪い話ではないのだから。


「ハハハッ、そんな気にしなくていいよ。取って喰うわけじゃないんだから。ところで、サラディン氏の巡回の件で一つ要望があるんだけど」

「なんですか?」

「巡回は少人数で行って欲しいんだ。異常がないかどうかパトロールするのが目的だからパトロール要員が悪目立ちしてもしょうがないからね。口の固い人員でやって欲しい」

「それなら任せてください。私と信頼出来る者達だけで巡回しましょう」


 サラディンがエドリックさんの要望に応じた。父上が雇い入れた怪しげなゴロツキは全員逮捕したので任せておけば問題ないだろう。


「では、そのようにお願いします。これで憂いはなくなったな」


 エドリックさんが最後に満足げに頷く。


「これで一件落着かしら?」


 話が一区切りついたタイミングでモラルが話しかけてきた。モラルも満足げに笑みを浮かべている。満足のゆく内容だったのだろう。


「うん、バッチリ」


 腕をグッと伸ばし背伸びをした。強張っていた体がほぐれる。


「じゃあ、これから忙しくなるね。お菓子をいっぱい持ち込んでルビーやカチューシャちゃんを驚かせましょう」


 モラルがイタズラっぽい笑みを浮かべる。


「そういうことなら僕も頑張らないとな」


 モラルと会話していて体の緊張が解けてゆくのを自覚する。だからなのか、自然とモラルに感謝の念が湧いてくる。

 改めて考えてみると追放された時はお先真っ暗だった。明日のことなんて考えることも出来なかった。どん底で自暴自棄にならずに済んだはモラルのお陰だと思う。あの時モラルに出会っていなかったら今の暮らしがやってきたとは到底考えられない。だからこそこのタイミングで言っておこうと思う。

 軽く咳払いをして居住まいを正す。心臓の鼓動が早まるのを自覚する。赤面はしていないだろうか。


「今まで上手くやってこれたのはモラル、君と一緒にやれたからだ。これからも一緒に冒険してくれないか?」

「もちろん! その質問は今更じゃないかしら?」


 モラルがとびっきりの笑顔で笑う。ジャスティスが何を考えているのか\n分かっているのか不明。とぼけてそうな気がしないでもないけど。


「ハハッ、そりゃそうだ。これからもよろしく頼む」


 僕とモラルの笑い声が辺りに響き渡った。

お陰様で何とか完結までこじつけました。

チマチマ小説は書いていこう思いますので、また機会ありましたらよろしくお願いします。

それでは皆様ご安心を。

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