【1R・2Rの登場人物紹介】
■六年一組実行委員■
武井康介 (たけい こうすけ)
……とっても元気で闘志にあふれた男の子。いまいち意欲に欠ける他の実行委員をリードし、一組を全国大会の舞台へ導くため、率先して30人31脚の練習を頑張る。やる気が高じてときどき暴走気味。
福島佑珂 (ふくしま ゆか)
……離島育ちの一生懸命な女の子。担任の理紗先生が大好き。理紗先生の提案だからという理由で30人31脚の参戦にも乗ったが、走るのはそんなに得意じゃない。ひたむきだけどちょっぴり気弱。
川内稜也 (かわうち りょうや)
……中学受験を目指す真面目な男の子。普段は通塾仲間の克久と仲良くしている。30人31脚の参戦には不賛成だった。実行委員の頭脳にしてツッコミ気質。父親を亡くしていて、家庭の事情はわりと暗め。
有森叶子 (ありもり かなこ)
……皮肉屋で苦労人な女の子。転校生の佑珂とも仲良くしている数少ない友人のひとり。30人31脚の参戦には不賛成だったが、か弱い佑珂を守るために実行委員をやり抜く。家族との折り合いが悪く、もっぱら友達グループを居場所にしている。
■六年一組メンバー■
高橋理紗 (たかはし りさ)
……六年一組の担任を務める新米教師。30人31脚の大会告知をどこからか持って来て、一組に参戦を提案する。佑珂に似て一生懸命にみんなと向き合うタイプだが、クラスの大半は理紗先生を相手にしていない。
澤野貴明 (さわの たかあき)
……クラスメートの男子。万莉の隣席で、一緒に日直を担当していた。
青木万莉 (あおき まり)
……クラスメートの女子。貴明の隣席。女子最速の俊足を誇る。
大迫健児 (おおさこ けんじ)
……クラスメートの男子。元気いっぱいな康介の親友。
土井桜子 (どい さくらこ)
……クラスメートの女子。成績優秀な美少女で、中学受験を狙っている。人当たりの悪さが玉に瑕。
室伏文李 (むろふし ふみのり)
……クラスメートの男子。実家がお金持ち。おっとりした性格の持ち主。
山懸駿 (やまがた しゅん)
……クラスメートの男子。男子最速の俊足を誇る無口な子。
設楽敏仁 (したら としひと)
……クラスメートの男子。男子一番の鈍足でちょっぴりダウナーな子。絵が得意。
市川志穂 (いちかわ しほ)
……クラスメートの女子。女子一番の鈍足。
野口雪歩 (のぐち ゆきほ)
……クラスメートの女子。佑珂の隣席で、二人三脚でペアを組む。足は遅くないのに何かと遠慮がちな人柄の子。
新谷祥子 (にいや しょうこ)
……クラスメートの女子。佑珂の数少ない友達のひとり。一生懸命な佑珂を何かと心配する。
金丸知樹 (かねまる ともき)
……クラスメートの男子。いたずら好きのひょうきんな子。
朝原明宏 (あさはら あきひろ)
……クラスメートの男子。クラス男子のボス。練習態度は真面目なのか不真面目なのか分からない。
神野克久 (かみの かつひさ)
……クラスメートの男子。稜也と同じ塾に通い、中学受験を目指している。親からは身の丈に合わない志望校を示されている模様。
田中明日乃 (たなか あすの)
……クラスメートの女子。中学受験を目指している。桜子とつるんでいることが多い。
井村実華 (いむら みか)
……クラスメートの女子。桜子とつるんでいることが多い。
服部高彦 (はっとり たかひこ)
……クラスメートの男子。いじられキャラ。
藤原穣 (ふじわら じょう)
……クラスメートの男子。30人ランでは叶子の隣に立って走る。
上原夏海 (うえはら なつみ)
……クラスメートの女子。叶子たちのグループのボス。外遊びが大好き。
寺田彩音 (てらだ あやね)
……クラスメートの女子。叶子たちとつるんでいる。佑珂のことは下の名前で呼ばない。
■岩戸小学校関係者■
加藤秀仁 (かとう ひでひと)
……六年二組の男子。康介の友人。
堀井壮太 (ほりい そうた)
……六年二組の男子。康介の友人。
石川佳純 (いしかわ よしずみ)
……六年二組の男子。康介の友人。
北島安彦 (きたじま やすひこ)
……六年二組の担任教師。ベテランで、子どもたちからの人気も高い。
鈴木信子 (すずき のぶこ)
……岩戸小学校の校長。30人31脚の練習を危険と見なし、難色を示す。
小原咲子 (おはら さきこ)
……岩戸小学校に勤務していた教師。体調不良を理由にして急に退職し、当時担任を受け持っていた康介たちのクラスを混乱に陥れたが、もとは人気の高いカリスマ教師だった。
松本雪江 (まつもと ゆきえ)
……岩戸小学校の養護教諭。引退間近のおばあちゃんで、怪我人を量産する30人31脚の練習を否定的に見ている。
■家族■
大迫朱美 (おおさこ あけみ)
……健児の母親。行事には必ず参加し、早朝サッカーの会のコーチも務める名物母親。30人31脚の経験があり、監督を引き受ける。
室伏春菜 (むろふし はるな)
……文李の母親。30人31脚の経験はないが、監督を引き受ける。
武井すみれ (たけい - )
……康介の姉。都立立国中等教育学校に通う高校生で、吹奏楽部でクラリネットを吹いている。弟に対しては容赦しない。
福島真 (ふくしま まこと)
……佑珂の父。市立水道中学校に勤務する教師。
川内愛緒 (かわうち まなお)
……稜也の母親。市役所に勤務するかたわら、青少対の活動にも参加している。母子家庭を懸命に切り盛りする苦労人。
有森千秋 (ありもり ちあき)
……叶子の妹。岩戸小に通う小学四年生。夏目漱石が大好き。
■その他の人物■
鎧坂温史 (よろいざか あつし)
……駅前で整骨院を営む男性。治療の評判はいいが、やや荒っぽい。
──それぞれに苦悩を抱えながらも、全員での五十メートル完走を目指して努力する六年一組。
盲目的な全力疾走は長く続かない。本当にやりたかったことなのか、今でも走りたいのか──。本心の在処をなおざりにしたままの一組は、やがて迷走を始める。脱落者が生まれ、仲間割れが生まれ、他チームとの対決にも敗れ、ついには先生までもが失踪する騒ぎに。
他人事だなんて言っていられない。
だけど誰にも頼れない。
六年一組の幼いリーダーたちは、果たして孤立無援の状況を打破し、チーム崩壊の危機を乗り越えられるか?
「僕の分まで頑張ってよ」
「わたし、走れるんだ。ぜったい走れるんだ」
「うちらは今、うちらの問題を自力で片付けてる最中なんだよ!」
「思わねぇか。お前、大人だもんな」
「私がみんなのことを信じられなかったから」
「諦めないでよ。見捨てないでよ、おれたちのこと……」
──次章【3R 少しでも前へ、少しでも先へ】に続きます。
▶▶▶次回 『17 葛藤稜也と未来の分岐点【1】』




