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すがら/ながら 9月

り(PN)9月2日

天使も学ぶ修道院へ

ただ一人禁域クラウズーラに迷ひ込み

①逆しまの時色めく明日や

②個より溢るる闇と光と

③人ならぬものと出で遭ひたりき

④トリックスター有らぬ街角

⑤我のあらまし成就せらるや


り(PN)

①禁域 → 何でもアリ。

②同上。個は色付きなのに……。

③そのまま付けました。

④トリックスターはキリストではなくスタートレック・ネクスト・ジェネレーションのQ連続体で……。

⑤ゾーンですね……というか「ストーカー」のラスト。


冬泉 9月10日

またしても間が空いてしまいました。

⑤我があらましの成就せらるや

としましょう。いろんな方へ連想できそうですね。


り(PN)9月11日

ただ一人禁域クラウズーラに迷ひ込み

我のあらまし成就せらるや

名残りの表/五/雑

①不可能の品種まさしく四種類

②お茶目な魔狐の窓を逆覗き

③白金の未来飛ぶ船軽やかに

④湧き出づる数多なる泡膨らみて

⑤ソラリスの夢や彼の友懐かしみ


り(PN)

①SF繋がりで「不可能の四品種」ノーマン・ケーガンから。

②気配がするので指を組んで覗いて見つけようと思ったら、ああ、吃驚。

③「ガーンズバック連続体」ウィリアム・ギブソンから。


り(PN)

④これも正確ではありませんが、インフレーション宇宙論。

 真空の沸く仮初の世に生まれ

⑤映画版のラストのわたしなりの解釈。

 クリスがソラリスの海に故郷を再現させたのではなく、ソラリスの海自身がクリスの想いを思い出している。

 つまりクリスはもういない。


り(PN)

今月は文學界の締め切りですが、長いのとSFを書いていたため、玉がない。

それで過去作を今の文体に直していますが、これが結構大変……。


冬泉 09月15日

では③のレトロスペクティブな未来像に。

文体を書き直すうちに内容も変化を要求してきて、全く別物になったりすることもあるんでしょうか。


り(PN)

さすがにテーマが変わることはありませんが、読み易くなる分、感じ方が変わるかもしれません。

「奇妙な延命」を書き直して「奇妙な復帰」にしたときはキリストが女性設定になりましたが……。


り(PN)9月15日

我のあらまし成就せらるや

白金の未来飛ぶ船軽やかに

名残りの表/六/雑

①気象兵器に呼ばるる雷雨

②磯にて憩う鳥どもの群れ

③奇怪千万深海万象

④歪みて落つやコリオリの滝

⑤日差し麗らに瞼も垂るや


り(PN)

①軽やかに見えても兵器だとすれば……。

②空 → 海。

③空 → 海、で深海生物。

④空 → 宇宙、スペースコロニーですね。

⑤陽気の良い空から連想。


冬泉 9月17日

花の座の句もあり、雷雨や水辺は避けたい。すると鳥か…とか考えてたらこんなの思いつきました。渡りの軌跡と脳内ネットワークの類似・比喩としての画像化。変えすぎですが(^^; まずければ再考でも。


我があらましの成就せらるや

白金の未来飛ぶ船軽やかに

鳥の渡りのトラクトグラフィー


り(PN)

昨日で一回燃え尽きてました。


変え過ぎというか、五句を上手く絡げた感じで、わたし的にはOKです。

毎回好い句を貰ってばかりで申し訳ない感はありますが……。


り(PN)

まだ【雑】で行きますか。

【冬】に行きますか。

今は【雑】で考えていますが……。


り(PN)

我があらましの成就せらるや

白金の未来飛ぶ船軽やかに

鳥の渡りのトラクトグラフィー

名残りの表/七/雑

①盤面は軽やかなれど神経戦

②脳内に曰くテンソル鳴り止まず

③ピロポンと背中合はせの五時チャイム

④折り紙の色の移るも懐かしく

⑤関わりを嫌ふ渡世や義理人情


り(PN)

①トラクトグラフィー → 神経。

 最初のイメージは「魚雷戦ゲーム」。

②これも神経からアルフレッド・べスターの「破壊された男」(神経破壊刑だったか?)を思い出して……。

③これも神経から……。

 最初は「ピロポンと背中合はせの非日常」でしたが背中合わせになっていないので……。


り(PN)

④グラフィー → クロマトグラフィー → 色。

 最初に頭に浮かんだのは「赤に藍色水遊び懐かしく」。

 でもこれは今でも朝顔で出来るので……。

 色が落ちて指に移る折り紙がまだ子供の頃にはありました。


り(PN)

⑤渡り → 渡世人 → 木枯らし紋次郎

 木枯らしを呼んで悲しき義理人情

「木枯らし」が冬なので……。


り(PN)

また悩ませてしまいそうで……。


冬泉 9月18日

冬の恋にしますか。④の色移りを使うと良さそう。


り(PN)9月30日

鳥の渡りのトラクトグラフィー

折り紙の色の移るも懐かしく

名残りの表/八/冬

①熱燗交はす指も色付き

②こふる汝と夕焼けに問ひ

③深まる冬香二人して嗅ぎ

④粕汁飲みて顔の赤らめ

⑤ヤッケ姿にまた惚れ直し


り(PN)

①色の移る → 水で洗う → 液体 → お酒

②色 → 夕焼け

③色 → 匂い

 最初は「冬の香」でしたが……。

④無彩色にしてみました。

⑤色 → ヤッケ

 高校の頃、冬の普段着にヤッケを着ていた時期がありました。


り(PN)

待っていないとは思いますが、お待たせです。

片付けが早く切り上がったので……。


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