別世界?
周りを見渡してみると、そこには広大な森が広がっていた。
「本当にここが別世界なのか?」と自問自答してみるが、何も分からない。
そのため、探索をしてみることにした。
少し歩いてみると、背後から「ガサガサ」と草をかき分ける音がしてきたため、後ろを見てみると、カマキリのような手を持ち、狼の顔をした二足歩行をした生物が現れた。
そして、突然襲いかかってきた。突然のことに同様し、避けることが出来ず、腹を深めに切り裂かれ動けなくなってしまい、諦めたその時、横の茂みから、「ファイヤーアロー」という声が聞こえたかと思うと、僕に襲いかかってきた生物に火の矢が刺さり、その生物は燃え尽きた。
僕が呆気に捕らわれていると、中年ぐらいのフードをかぶった男が現れ、「リカバリー」と唱えると、僕の傷は徐々に治っていき、傷跡がなくなった。
僕があまりの驚きに再び呆気に捕らわれていると、男が「魔法に驚いているようだが、どうした?」と言ってきたため、僕が別世界から来たことを伝えると、男は、驚いたが、冷静になり、この世界についての話しをした。
2100年人口の急激な増加により、人類は土地不足に悩まされていた。
そこで、世界中の科学者達がこの問題を打開する方法を考えていたところ、ある科学者がこの世界を捨てて別世界に移住すればいいではないかという考えを提案した。しかし、それはあまりにもリスクを伴うため、実験台としてその科学者の息子を使うことにした。
そう・・・僕だ。僕は八神翔、16歳。父を科学者に持つ以外いたって普通の高校一年生。母を小さい頃亡くしているため、料理はじぶんでやっている。