ハリネズミのジレンマ0
【まるで、イントロ。】
目的を履き違えているやつが嫌いだ。
他人に影響されて流されてしまうやつが嫌いだ。
絶対に曲がらない芯を持てというやつが嫌いだ。
そんな他人の戯言に流されて曲がらない信念を作ろうとする人間が嫌いだ。
もう、すでに、それは騙った時点で、須く、鈍色に曲がっているとも知らないで。
人間は、人として生きていくならば他人と関わらないで生きていくのは難しい。
かの頃の純粋な心は影響させ、影響させられて、影響に影響を重ね様々な色に変色していく。
他者への介入は必然的にしてしまう。もちろん逆も須く。
だから選択を誰かに頼るのも教えを乞うのも、必然、当然ともとれる。
ただ。その選択をしてしまった時に、後悔を生む選択をした時に、他者のせいにしないだろうか?してないだろうか。
「自分で決めたことなら一生後悔しない」
これも誰かが言った戯れ事だけれど。これが間違いでないのであれば最後に自分を介入すればよい。
俗に言う
「あいつを信じてる俺を信じろ」だ。
まるで主人公のようなセリフだけれど、物事を選択する上で、他人を理由にしたくないなら抱えるべき、心持ちであることは確かだ。
他人のせいにする。と誰が為に。
まるで相反していて、須く違って、でもどちらも色が違うだけで合同だ。
あいつのためにと、選択する人間。
影響されて選択し、あいつのせいでと言う人間。
須く、誰かを理由にしてやがる。
自分のことは自分で決めろ。
甘えるな。
どこかの人類最強が言ってたようなセリフ。
甘えていても、甘えていなくても。
まっすぐしていても、曲がっていても。
流されても、流させても。
恥をかいても、恥をかかさせても。
口撃しても、口撃されても。
のうのうと生きていても、はいはいと頷いても
結局。
人間は簡単には死なないし、死ねない。
死なないからこそ、感情を言葉にして表すことができるというのに、言っていたのに。
抱えて。
すでに曲がっているものをもう曲がらないと言い張り
すでに腐敗して純粋な色で無くなった内を隠し、その病を誰にも言わないで苦しみ続ける。
だけれど。死なない。
真に純粋な人間は、誰にも流されない人間は、くずれそうな純粋のような貌を保っている人間は。
何色だろうか。
誰にも染められていない裏が透けている、透明なのか
自分にすら染められていない白色のパレット、無色なのか
それとも、すでに、須く、誰にも染められることもない…。
誰かと関わりを持たなければ生きていけないこの世界で。
色に染められないことは難しい。
だから繰り返す、続ける。
お前は、お前らはすでに、須く、全て、ことごとく、必然にして、真っ黒だろうが。
だけれど、自分は。
結局。まだ、鈍色だと、成っていないと、そうでないと自らを否定して、偽った。
所詮小言だと。
僕は思った。思ってしまった。
少し書いてみたくなったんです。