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神子の救済記  作者: 雪夢優希
第一章 二つ星仲裁編
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第一話

 高校1年の10月、僕はいつもと同じように学校を終えて下校をしていた。そして(今日もつまらない一日だったなあ。なんで僕はこんな人生を生きてんだろ?)と、いつものように思うのだった。

僕の名前は、羽間はま 雄一ゆういち。何の変哲もないただの一般高校生だった。あの時まで僕は、そう思っていたんだ。


――――――――――


帰宅して、僕はいつものようにアニメを見ていた。周りの奴らからすれば、ただのオタクと思われるのだろう。だが、僕はそういうことではなく、最低限の生きる理由が欲しかっただけた。まあ、結局オタクであることに変わりなないが。

そして見るたびに思う、(僕にもアニメのような出会いが欲しい。異世界へ行きたい。)と。だが当然そんなことは叶わず人生の末路をたどるのだなと、思いながらも願うのだった。

(僕に…俺に…生きる意味を…目的を……この世界で無理なら別の世界へ連れてってくれ。)

僕は風呂上りに外へ出てこんな事を願っている。どうせ叶わない、そんなことはわかっている。でも、願わずにはいられなかったんだ。でなければ、僕には何もないのだと…そう思っていたから。

どうせいつもと同じだと…思っていたその時……!

突然地震が起こり、地面が割れ、頭の中に聞き覚えのない声が響いた。


『雄一よ。おぬしが別の世界を望むのならば、連れて行ってやろう。ただし…生きて戻れぬやもしれぬぞ。それでもいいのか?』


僕は、全く状況がつかめなかった。しかし、口が勝手に動いていた。

「ああ、かまわない。どうせこんなつまらねえ世界でただのうのうと生きていくぐらいなら。死んだほうがマシだしな。」

(僕は何を言っているんだろう?こんな訳のわからない声に返事するか普通?それに僕ってこんな口調だったっけ?)

そう思い、戸惑っていると、その声がこう言った。


『ならば、その穴に飛び込め。そうすれば、お前の望む世界に行けるやもしれん。』


かなり疑わしいようなことで、普段なら信じないだろう。しかし、なぜか神子(みご)その声を疑おうとは思えなかった。

そして僕は穴に飛び込み、この世界を捨てる選択をした。

穴に飛び込むとそこは暗闇で周りは一切見えなかったが、自分の体だけはしっかりと見ることができた。

「飛び込んだはいいが、これからどこに向かえばいいんだ?」

『まあ、そうせかすでない。今のお前が、そのまま行っても何も出来はしない。だから必要になるであろう力を二つほど授けてやろう。その力が何かは、追々わかってくる。』


そう言うと不思議な光が、僕の体の中に入ってきて、まるでもともと持っていた力であるかのような懐かしさを感じた。


「これは…何だ!?」僕はこの力に、違和感を覚えて狼狽えていた。

『力は渡した。さあ、行くがよい!』

「行くってどこに行けばいいんだよ?」

『おぬしが思う道を進めばよい。そうすれば、別の世界への道へつながるだろう。』

「わかった。ありがとう。えっと…あんたの名前ってなんていうんだ?」

『誇れるような名前ではないが…まあゼウスとでも名乗っておこう。』

「なんだよそれ。神様だとでも言うってのか?まあこんな事できるのは神様くらいかもな。じゃ、そろそろ行ってくるよ。ほんとありがとな!」

そう言って、僕はどことも知れない暗闇の中を、進んでいった。


『お前に感謝されることも、神と名乗る資格もないのだがな…すまんな、雄一。我が息子よ。』


最後に何か聞こえた気がしたが、頭の中は異世界のことでいっぱいになっていて、全く気にすることはなかった。


初めて書いた作品ですので、至らない点などあるかもです。


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