表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライトノベルツクール  作者: 齋藤翔
11/34

レベルアップ

2019/7/24/21:30 ふむふむ。


 朝、自室のベッドで目を覚ます。


 目覚まし時計代わりに、


「ニャンニャカニャーン! ニャンニャンニャンニャンニャカニャーン!」


 ラコルが盛大な祝福? の声を上げてくれた。


 僕は布団から出てベッドに座り目をこする。


「ラコル、ちょっとうるさいよ」

「うるさいニャ? そんなことよりシクラ。おめでとうだニャ。レベルが1から2にアップしたニャ」

「レベル?」


 僕は頭をかしげる。


「うん」

「ああ、昨日の朝言ってた、ステータスとか言う」

「うん。シクラは昨日、あの図体のでかい男を倒したニャ。そのおかげで経験値が入って、レベルアップしたニャ」

「そっか~」

「うニャ? うれしくないニャ?」


 今度はラコルが首を傾ける。


「うれしくないというよりも、僕はまだそのレベルとか、よく分かってないんだと思う」

「とにかく伝えるニャ」

「うん、分かったよ」


 僕の現在のステータス


 シクラ LV2


 力 8

 固さ 6

 素早さ 8

 知能 12

 運 11

 HP 19

 MP 9

 攻撃力 9

 防御力 8

 容姿 88

 武器 学生カバン。筆箱。制汗スプレー。

 装備 学生服。ミロの靴。

 スキル ちくる。

 魔法 スタンガン。

 アビリティ 読者の力。


 LVが1上がったおかげでステータスも少し上昇したようだ。それにしても情けないスキルである。魔法を覚えたのは心強かった。


 ラコルは言った。


「他にも、LVが1上がるごとにスキルポイントを好きなところに10振り分けることができるニャ。何にするかニャ?」

「それは、力が良いんじゃないかな?」


 力が増えれば攻撃力が上がると思う。敵に与えるダメージを増やすのが強くなるための近道に思えた。


「ぶぶー、素早さに全振りするニャ」

「な、なんでかな?」

「いつか分かるニャ。10振ったからシクラの素早さは18ニャ」

「わ、分かったよ」


 僕は学生服に着替えた。一階に下りてトースターでパンを焼く。ラコルの分も焼いた。彼女は牛乳が好きらしく、マグカップいっぱいくんでやる。ちなみに僕の両親はいない。その事情については、また時間がある時に説明させて欲しい。


 朝食が終わると、冷蔵庫から弁当箱を取り出す。昨日の夕食の残り弁当である。それをカバンに入れた。


 家を出る。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ