第三章の主な登場人物
クレフ
ギリシャ語で盗賊を意味するクレフティスから。
盗賊の親分。細身で恐い顔をしているが、冗談をよく飛ばし馴染みやすい性格。得物の短剣は父親から受け継いだ物。盗賊の前は小さな集落で護衛の様な事をやっていたが、悪魔によって滅ぼされた。
リロエス
ギリシャ語で情報を意味するピリロフォリエスから。
露店商もやっている情報屋。クレフの昔馴染み。何かと悪魔によって損害を被るが半分は気付いていないかも。ただし、行動範囲と記憶力は確かで、情報屋の腕は確かな物。
リティス
ギリシャ語で商人を意味するポリティスから。
アナトレー連合国のエーリシの街にいる「白い翼」の看板娘。明るく、少し現金な性格。一人で宿を切り盛りする逞しい女性で、彼女に好感を持って通う常連も多い。
ちなみにアナトレーはギリシャ語で東。エーリシはギリシャ語で商売を意味するエピキリシから。
ミフォロス
ギリシャ語で傭兵を意味するミストフォロスから。
アナトレー連合国を拠点にして活動する傭兵。弟子は取らない主義でソルにも無理難題をだしたが、信用商売なので嘘とは言えずに、クリアしたソルに弟子入りされた。大剣を使い、魔獣との戦闘を主に生業としている。
ロイオス
ギリシャ語で道化師を意味するゲロートポイオスから。
怠け者の門番。お酒大好き、休み大好きの男だが仕事はサボらずにこなす。南に古い友人がいるため、ソルが南の亡国の高位の人と懇意だと考えて、見かけたら絡む様な人。
ファティス
ギリシャ語で狂信者を意味するファナティコスから。
エーリシの街にある大商団の一員。アスモデウスに囁かれ狂信者となり、その地位と富によって屋敷を用意した。周囲に隠して強欲の欠片と契約しており、常人には無い力を持っている。
トクス
ギリシャ語で射手を意味するトクソティスから。
ミフォロスの友人で対人戦を得意にする。その弓の腕前はかなりの物で長弓から短弓まで使いこなす。連射が苦手。六人パーティのリーダーで、長い傭兵歴のお陰で結構な胆力の持ち主。
ロルード
ギリシャ語で領主を意味するロルドスから。
ロイオスの兄。アナトレー連合国、南東の領主。元いた首都がアラストールに滅ぼされたため、エーリシの街に移って来た。ロイオスの事は使えるが道化の様な奴、と称している。