第五章の主な登場人物
ヴローヒ
ギリシャ語で雨を意味するヴロヒーから。
アゴレメノス教の司教にて、後悔の悪魔との契約者。契約は「好きな時、好きな方向に雨を降らせる事」で、代償は「乾き続ける体」。
故に長時間の活動は出来ず、定期的に水を浴びなければミイラとなって死ぬ。その副作用か、水の中では長時間、巧みに動ける。地上でも泥濘に滑る事は無い。
ストラティ・アルキゴス
名前は、ギリシャ語で戦士を意味するストラティオティスと将軍を意味するアルキゴスから。
生粋の武人で自他共に厳しい性格からあまり一般市民には好かれない。ハルバードをメインに使い、場所によって騎士剣も使う。エミオールが村を起こす際に雇われた傭兵で、建国してからは騎士として支えている。
ポイエン・エルガオン
名前は、ギリシャ語で作るを意味するポイエインと道具を意味するエルガレイオンから。
道具や薬等を作る手腕に長けた女性。少しマッド。熱中すると視野が狭まり、驚異的な集中力と危うさを発揮する。エミオールを保護した村で修理や発明、薬売りで生活していた。悪魔に襲撃された時に、エミオールに誘われ村を出た。
エミオール・テオリューシア
名前はギリシャ語の創造を意味するディミオルゴ、革命を意味するエパナスタスィから。
建国の王。紺碧の双眸と淡い金の髪を持った美形の人物。
悪魔達の戯れにより滅ぼされた周辺国の一つの末裔でもあり、その際に視力を失う。
虚無の悪魔・ティポタスと契約(?)している。力は目の前の物や範囲を無くす力。代償は国が安定し、今後とも永く続く様になったとき、自らの全てを持って彼を満たす事。ちなみにギリシャ語で無をティポタという。




