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禁忌×戦闘ディストーション  作者: Riviy
第一章 戦闘支部第十五期候補生
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Mission4.4人1組でチームを組みましょう!


「僕は千聖と組もっかな」

「俺は国彦と組む」

「「え?」」


ほぼ同時に言った2人は顔を見合わせた。会ってからそんなに日にちも経っていないのにとても仲が良くなったようだ。


〈うむ、千聖と組むのなら安心じゃな〉

〈ワタシも賛成ー!〉


2人の臣下の了承も得た。国彦と千聖はクスリとどちらとでもなく小さく吹き出した。


「宜しくね千聖」

「宜しく国彦」

「ねぇ、残り2人どうしよっか」

「うーん」


席を立たず、テーブルに今だ居座っているのはもはや食堂で臣下含むこの3人と大斧だけとなっていた。残りは全員、立ってやれチーム組もうだの、やれこっちおいでなど途中からナンパと化しているのが多々ある。


「国彦は大太刀、俺は大斧だから小回りが効く奴が妥当」

「そっか、僕らリーチ大きいもんね」

〈国彦の場合は振り回すだけで精一杯じゃがの〉

「灯茉、余計」


国彦がむすッと不機嫌な事を表情に出すと灯茉はカラカラと笑って彼の頭を撫でた。


〈すみませんがチームの人数が足りないのです。宜しければ組みませんか?〉

「「?」」


物腰が柔らかい男性の声に全員が顔を向けると長身の男性とその男性の右肩には白い猫がおり、男性の隣には剣を背中に背負った少女らしき子がいた。

千聖はすぐさま、2人の武器を確認。子は剣で確定だが男性の方が不明だ。


「お前の武器は?」

「……………………」


男性に問うが男性は無言だ。すると彼の右肩に乗っている白い猫が弁解した。


〈申し訳ありません。我が主は諸事情がございまして喋れないのです〉

「なら仕方ねぇ」

「ねぇ」

〈ご理解いただきありがとうございます。先ほどの質問ですが我が主は短剣をお使いになられます〉


白い猫の答えに国彦は千聖を見た。国彦が思ったのと同じ事を考えていたらしくニィと口角が上がった。


「採用。チーム組もうぜ。俺は斬原 千聖。この大斧は亜矢都」

「神居 国彦です!こっちは灯茉です!」


まさか組めるとは思っていなかったらしい男性と子。2人は顔を見合わせた後、嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。

勝手に名乗られた灯茉は国彦にブツブツと文句を垂れ、亜矢都は〈可愛いわね〜〉と感想を述べていた。


「そっちは?」


国彦が自己紹介してくれるように言うと子の方が明るく元気良く「はいっ!」と手を挙げた。


「おぉー元気元気。よし、どうぞ」


千聖がその元気が気に入ったらしく笑いながら言うと子はもう一度元気に返事をした。


「あたしは灮兼みつかね 光希みつき。みっちゃんって呼んで!」


子、灮兼みつかね 光希みつきは薄茶色のロングヘアーで先がクルッとしている。頭にアイリスの髪飾りをつけており、瞳は金色。服は黒の軍服だが下が女子仕様のスカートで膝まであるロングブーツを履いている。(ヒールは確実に5cm)


「あ、あとね、あたし、こんなカッコしてるけど男だよ?」

「カミングアウト早い!!」

「何と無くそうかなーとは思ってたけど!!早い!!」

〈あら〜じゃあ、対象外ねぇ〉


光希の早すぎるカミングアウトに国彦と千聖が千聖、国彦の順でツッコミをする。亜矢都は女だと思っていたらしく声からして落ち込んでいる。光希は自分が男だと見抜いた国彦と千聖を驚いたように眺めた後、2人を観察するようにじーっと見つめた。


「な、なんだよ…」

「えーだってあたしが男だって見抜いた人、そんなにいないもん。だから気になってぇーあ!」


光希は思い出したように声を上げた後、背中を向け、剣を示しながら言った。


「あたしの臣下のアイリス!でも怠け者でいっつも寝てるの」


クルンっとまた向き直って光希は笑顔で言った。


「宜しくね!ちー兄、くー兄!」

「宜しくーみっちゃん」


国彦が光希の事を要望通り、みっちゃんと呼ぶと彼は嬉しそうに笑い、国彦の元に駆け寄った。それを横目で見ながら千聖はもう一人にどうぞと促した。それに男性がコクンと頷いた。そして白い猫が代わりに話し出す。


〈それでは僭越ながら…我が主の名は栗粟くりあわ 壱華いちかと申します。我が主のご友人は主を壱華とお呼びになりますので皆様もどうかそのように。私はシルク。我が主の臣下でございます。何卒宜しくお願いいたします〉


ぺこりと皆に向かって頭を下げる男性、栗粟くりあわ 壱華いちか。彼は瑠璃色のショートで瞳は薄紫色。首に小さな菫を模したネックレスを付け、服は黒の軍服。だが上着もワイシャツも上のボタンを数個開け、ネクタイを緩めている。(ネクタイは付けても付けなくても良い)靴は黒のローファー。

白い猫のシルクは真っ白な毛並みにピンクの瞳でその首には壱華とお揃いの小さな菫を模したネックレスをしている。


「宜しくお願いします、壱華さん、シルク」

「えーと…いー兄?…違う変だな…いち兄?うーん?」

「呼び方でいちいち悩むなよ…とりあえず、宜しく」

〈宜しく頼む〉

〈宜しくねー可愛い猫ちゃんねぇ〉


国彦を筆頭に挨拶していく面々。とりあえず、光希は違う事を考えている。壱華は安心したようにホッとした表情をし、また頭を下げた。宜しく、と言う意味だとすぐに分かった。

他の所も着々とチームを組みつつある。国彦のもう片方の席に光希、千聖のもう片方の席に壱華を座らせた。座らせた途端にシルクが灯茉に抱きすくめられた。気になっていたらしくナデナデとシルクの頭を撫でる。壱華はそれを微笑ましそうに見ている。そのうち国彦もシルクの頭を撫でた。


「そういえば、光希と壱華は一緒に来たけど知り合いじゃないのか?」


千聖がそう疑問に思った事を問うと光希が「違うよ」答えた。


「あたしといち兄は知り合いじゃないよーたまたま目的地がかぶっただけ!」

「あ、結局呼び方そっちにしたのか」


光希の答えに千聖はふーんと納得した。


〈作戦会議はしないのか?〉

「そうだね、一応、やっとく?」


灯茉の提案に国彦が同意する。と千聖と光希、壱華も同意する。すると壱華がシルクに向かって手を伸ばした。それに従い、灯茉が壱華にシルクを返した。


〈ワタシはちーちゃんの指示に従うだけだから寝るわね〜〉

〈寝るのか?何故じゃ?聞いた方が良いのでは?〉

〈そう云う難しい話はキライなのよ〜じゃ、お休み〜〉

「あ、コラ亜矢都!」


亜矢都は千聖と灯茉の止める声も聞かずに寝始めた。数秒後にはなんの反応もなくなった。千聖はガシガシと頭をかいた。


「寝ちゃったね」

「いいの千聖?」

「いいんだよ、こいつは」


国彦と光希に千聖が苦笑する。壱華も小さく微笑んだ。

さて、作戦会議を始めようか。


光希はみっちゃんっていうニックネームから考え、壱華は栗と粟って漢字似てね?から思いついたキャラクター達です。

結構思い入れあったりします。

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