【設定】色々と補足
※注意
以降、ネタバレを多く含む内容となっております。
本編読了後にご覧くださいませ。
▼竜の因子
人族の始祖である竜の力。
全ての人族が先天的に保有しており、個々人により強さが異なる。
帝国では、竜の骸の肉体を用いることで、強制的に竜の因子を活性化させようと試みていた。
▼髪色
人族は基本、黒髪ですが、別の色の場合は竜の因子が関係しています。
竜の因子が強いほど、違う色になり易いです。
とは言え、黒竜のような例外もいたりはします。
さらに例外となるのは、金髪。
これだけは血統によるもの。
遡れば、初代皇帝に連なる血統です。
これもまた竜による呪い。
自身の骸を辱めた血族に目印を付けていたわけです。
いずれ、復讐を果たさんがために。
とは言え、もう自身の滅びばかりが占めていたので、残り香のようなものに過ぎませんが。
▼竜の名を冠する者
五行思想、四海竜王、黄竜などを参考にしました。
詳しくは下記のような感じです。
【五行】木 【色】青 【金属】鉛
【五行】火 【色】赤 【金属】銅
【五行】土 【色】黄 【金属】金
【五行】金 【色】白 【金属】銀
【五行】水 【色】黒 【金属】鉄
また、主人公の髪を青くしていたのも、これを意識してだったりしました。
▼竜の呪い
そも竜の呪いとは何だったのか。
主人公は、いつどこで呪われたのか。
本編中では語れなかったので、ここで書いておきます。
切っ掛けとなったのは、第1話にまで遡ります。
壁が一部吹き飛ばされて来た時、実は赤竜も一緒に飛ばされてました。
彼は単身、怪物に挑んでいたのです。
そして敗れた彼の血を、主人公はその身に浴び、目にまで入ってしまいました。
その血は当然、帝国の竜の骸に強く結びついているわけで。
奇しくも、帝国の実験を模倣するような形。
つまりは、竜の血液の摂取です。
主人公の有していた竜の因子、精神魔術に強く反応し、とある魔術を発動させるに至ります。
それは、回帰。
これこそが、繰り返しの元。
詳しくは次の項で触れるとして、話を進めましょう。
赤竜の血液を介して、竜の骸と因果が結びついた主人公。
消滅を願う竜と繋がった主人公が死に瀕したことで、魔術は発動します。
自身が願って止まない死を迎える主人公への嫉妬だったのかもしれません。
最初に赤竜と邂逅した、あの日あの時へと。
そうして迎えた三周目。
怪物との決戦にて、再び赤竜の血液を浴びました。
四周目に主人公が強化していた理由がこれです。
竜の骸との因果が強まり、身体能力及び魔術適性の強化が成されました。
竜の声が聞こえたのも、主人公に精神魔術の適性があったればこそ。
念話が発動していたわけです。
かつての竜の御子たちもまた、同じ適性を有していたのでしょう。
▼魔術
元々は竜と精霊が用いていた術。
精霊の子孫たるエルフは必ず、竜の子孫たる人族は因子の強さによって、資質を有しています。
精神魔術に限らず、他も名前とか決めたりしてたんですが、結局、主人公の使用したモノのみを本編中では扱いました。
タナトスやアルファなどのように、ギリシャ語で統一させたかった感はありましたが、フィンガー・ドールズは語感が気に入ってもいるので、まあいいのかなと。
四属性 ※通称、四大
土魔術
水魔術
火魔術
風魔術
治癒魔術:怪我や病気を癒す力がある
王国内では唯一、各地区に派遣されている魔術師
※エルフと精霊は使えない
生命魔術:エルフと精霊が扱える魔術
生物に対して、活性化や減衰を促すことができる
治療も可能ではあるが、自然治癒力の促進に留まる
精神魔術
下級
・睡眠 スリープ
・催眠 ヒュプノシス
・幻覚 ディリュージョン
・恐怖 フィアー
・狂化 バーサーク
・勇敢 ブレイブ
・傀儡 マリオネット ※本編未登場
中級
・指人形 フィンガー・ドールズ 派生元:傀儡
・狂乱 ヒステリア 派生元:狂化
・恐慌 パニック 派生元:恐怖 ※本編未登場
・昏睡 レザージー 派生元:睡眠
・暗示 インフュージョン 派生元:催眠
・暴走 スタンピード 派生元:狂化 ※本編未登場
・高揚 エンハンスメント 派生元:勇敢 ※本編未登場
・念話 テレパシー 派生元:無し
・遮断 ブロック 派生元:無し
上級
・死念 タナトス 派生元:念話
・支配 エレンホス 派生元:指人形
各対応部位
Α アルファ 右手人差し指
Β ベータ 右手中指
Γ ガンマ 右手薬指
Δ デルタ 右手小指
Ε エプシロン 右手親指
F ディガンマ 左手人差し指
Ζ ゼータ 左手中指
Η イータ 左手薬指
Θ シータ 左手小指
Ι イオタ 左手親指
Ω オメガ 全部
超級
・回帰:竜の血が作用し発動した精神魔術
主人公の繰り返しの原因
対象者が死んだ場合、因果の起点まで戻る
※自身に対しての使用は不可
・起源:精霊が使用した生命魔術
対象を始祖の姿へと変化させる
成功率は、対象者の因子の強さに比例




