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敗け癖ついてるからって勝ちたくないわけじゃないんだよ

 早朝5時……夏のお天道様はこんな時間から元気にお空でおせっせと本日の業務準備に精を出す。

 朝日にわだつみが輝く様はなかなかに幻想的ではあるものの……あと数時間もすれば文字通りそれも幻と消え失せて、熱波と紫外線をドッバドッバ地上へ撒き散らされるのだろう。夏嫌いをダイレクトアタック!


 そんな中、太一は不破に叩き起こされ、


『今から走り行くから』


 と、出掛ける準備をさせられる。不破にこの辺りの土地勘などあるはずもない……『どこに行くのか』と訊ねれば『海』と即答された。


 太一を起こしに来た不破の格好はトレーニングウェア。髪を後ろで束ねた姿はいつものランニングスタイルだ。

 よもやこんなところまできて日課のランニングとは……が、まさか実家への帰省旅行で走るとは思ってなかった太一。当然荷物に運動着など入れてるわけもない。


 が、


『ほれ』


 と、なんと不破の荷物から見覚えのないビニールに包まれたトレーニングウェアが出て来た。


『ウチのママから。あんたに渡せって』


 彼女いわく、日頃娘が世話になってる心ばかりのお礼、ということらしいが……不破はちょっと唇を尖らせて、なんとも微妙な表情でそれだけ言うと玄関に降りて行った。


 渡された紺のトレーニングウェア、不破の使ってる物と同じメーカーだ。いつも使ってる運動着とは違うサラッとした手触り。肌にピッタリとフィットするインナー。慣れない着心地に太一は少し戸惑いを覚える。


「……あら~、なかなかいいじゃない~」


 と、寝ぼけ眼の姉がぽやんとした表情で弟を見上げてきた。


「あんたそんなの買ってたっけ~?」

「えと……不破さんのお母さんからだって」

「へ~……良かったじゃな~………………ん~?」

「姉さん?」


 ぽかんと枕を抱いたまま首を傾げる涼子。しかし彼女は「まぁいいか~」と、再び瞼を閉じて夢の世界へ再出発してしまった。この姉、あまり寝気は良い方じゃないのだ。


「???」


 スピスピと寝息を立てる姉を見下ろしつつ、不破を待たせてることを思い出して慌てて一階へと駆け降りる。


「お、お待たせしました」

「……」

「あの、不破さん?」


 玄関で待っていた不破は太一に振り返ると、じ~っとこちらを上から下へと視線を滑らせて、


「ふ~ん。まぁ悪くねぇんじゃん。うし、んじゃ行くぞ」


 それだけ言って、靴を履く不破と太一。そんな彼等の後ろから、


「あんれ? 二人してこげん朝っぱらからどこ行くんね?」

「あ、おばあちゃん。おはよう」

「うす」


 宇津木かず子が台所から顔を出し声を掛けて来た。


「あばあちゃんも早いね」

「年を取るとどんどん起きるのが早うなってね」

「そうなんだ……僕たちは、えと。ランニングしてこようなかって」


 太一は祖母に、今年の春から朝はずっと走ってることを説明。かず子は「健康的でいいんね。怪我だけはせんよう気ぃ付けてね」と柔和な笑みを見せた。


「7時までに朝食準備しとくから、それまでには帰っておいでね」

「うん。ありがと」

「たー坊も昔ここに住んでたことあるから、この辺の道は大丈夫やんね」

「え? そうなの?」

「あら、覚えてないんね?」


 記憶にない。昔何度か両親と一緒に帰省した時のことは覚えているが……


「小学生の時一ヶ月だけ、たー坊のことうちで預かったことあるんよ。まぁあの時は色々あったみたいで落ち込んでたからねぇ。覚えてないのも仕方ないんかもしれんね」

「そう、なんだ」


 ぽっかりと記憶が抜け落ちてる時期となると、思い当たるのはひとつだけ……小学5年生、太一がひきこもりになっていた時。


「引き留めて悪かったね。あんま遠くに行かんと、ちゃんと水飲まんとあかんよ。朝でも暑いからね」

「分かった。それじゃ、行ってきます」

「っす」

「行ってらっしゃい」


 かず子に見送られ、太一と不破は外に出た。目指すは海岸。煌めく海原を眼下に太一たちは坂を下っていく。

 

 長い下り坂。普段より歩幅を狭く、重心が後ろに下がり過ぎないよう意識する。あまり平坦な道を走る時と同じ要領で走ると体を壊してしまうのだ。

 以前不破が無茶やって膝を痛めたことがある。あの時はそこまで大事には至らなかったが、それ以降走り方を意識するようになった。

 なんでも経験や失敗をしてみないと分からないものである。


 海への出るまでの経路は覚えている。太一は二度目。いつもは不破が少し先を走るのところを、今日は太一が前に出る。

 が、こんな状態で走ろうものなら不破からちょっかいを出されることはほぼ確定なわけで。

 

 ちょいん。


「ちょふっ!?」


 背後から不破が太一の腰目掛け人差し指でつついてきた。足元を意識してたところを不意打ちされ、太一の口から素っ頓狂な悲鳴が上がった。


「あはははっw! んだよ『ちょふっ』ってw! どっから声出してんだしw!」

「ちょっと不破さん!?」

 

 後ろからちょっかいをかけてくる不破に太一はたじたじ。昨晩は妙な態度を見せていただけに太一も少し心配していたのというのに。

 一晩経ったらいつもの彼女、心配して損したと太一も「むぅ」と唇を尖らせる。


 そんな太一の心境もお構いなし。不破は走りながら右手をわきわきさせて、


「宇津木~、あんたけっこうケツ引き締まってきた――じゃん!」

「ん~~~~っ!?」


 不破の手が太一の臀部をグッと掴む。走りながらなのでその手はすぐに放されたものの、まさかの逆セクハラに太一は飛び上がった。


「あはははっ、めっちゃでかい反応すんじゃんw」

「……」


 ……なんか、いつにも増してひどくない?


 どうにも普段の3倍マシでウザ絡みがひどい気がしないでもない。別に赤くもなってないというのに……いや、そういえば彼女の髪は金色だったか。どっかのなさけない男が喜びそうだ。元カノの古巣を地球にポイ捨てするような迷惑行為を敢行するあたりに、現状との類似性が見えるような気がしないでもない。

 不破のちょっかいなど元からではあるが、それにしても今日は随分とこちらをからかってくるような気も……


 後ろでニヤニヤしている不破を視線だけで振り返り、太一は再び走り出す。背後を警戒しつつ、不破からのちょっかいに備える。


 そんなことをしながら走っていたら、斜めに走っていることにも気づかずに電柱に衝突してみたり。



「あははははw! 何してんだ宇津木w!」


 鼻っ面を赤くした太一を指さしてケラケラと笑う不破。どうにも今日は特別厄日らしい。

 

 ……はぁ……でも、どうしよう……


 不破の厄介な絡みも当然ながら、今日はこの後に大井との約束も控えている。昨日の夜に届いた大井からのメッセージには、


『明日の13時にこないだの温泉宿に集合』


 と、あった。朝っぱらから不破と大井の予定がバッティングしなかったのは幸いだが。

 しかし不破にはいまだ今日の予定については何一つとして伝えていない。もしも彼女が今日一日ずっと太一を連れ回すつもりなら早めにこの事を話しておかねばならんのだが。


 ……なんか言い出しづらい。


 不破の妙なテンションがそうさせるのか、なぜか『今日は午後から大いに会いに行く』という一言が喉の奥から外へ出ていくのを躊躇わせる。


 とはいえ、前回鳴無との一件を隠していた時も、随分と機嫌を損ねてしまったのは記憶に新しい。黙って会いに行くとまたグチグチ言われそうな予感はある。


 が、そもそもの話として、別に太一が誰に会おうとそれは勝手であり、別に太一は不破の所有物ということもないのだから自由にしていいはずだ。


「ふぅ……」


 鼻でため息が漏らす。すぐ後ろに不破がいるのであからさまな態度を取るのは得策じゃない。

 突っ込まれれば強制的にゲロするまで突っつかれること請け合いだ。それはもはや質問という形式を取ったボディブローの類である。


「お、白髪発見!」

「いった!?」


 追走しながら器用に太一の頭から白髪を抜き取る不破。やめろ余計に白髪が増えるだろうが、色んな意味で。というかこのままいくとストレスで頭が真っ白になるかもしれん。円形脱毛症にでもなったら犯人はこの女である。


「なぁ白髪増えたらあんたも髪染めてみたらいいんじゃねw」


 などと抜き取った白髪をピンと弾きながら不破はそんなことを言う。ついでに「なんならアタシみてぇにしみるか? そこまでいったらもうガチヤンキーだなw」などといらん一言もオプションに。


「やめておきます」

「ふーん。ま、気が向いたらやってみろよ。案外色々変わっかもしんねぇぞ」

「……考えておきます」


 そういえば、昔は涼子も髪を染めていたような気がする。大学に入る頃には今の髪色に落ち着いたが。思わず太一は自分の髪に触れてみる。

 

 ……いやいやいや。


 髪を染めた自分を想像して自分で否定する。似合わない。絶対に似合わない。

 そもそも、


 ……なんでほんとに金髪を想像してるんだ僕。



 (ヾノ・∀・`)ナイナイ



 なんてことを考えながら海へと出て来た不破と太一。


 時間は5時半を少し過ぎた頃。先日と違い砂浜に人気はまばら。風も穏やかで波も緩やかに海岸線を行ったり来たりを繰り返している。


「おお~っ! やっぱこの時間だと人ぜんぜんいねぇな! ほぼ貸し切りじゃん?」

「ぜぇ、ぜぇ……そう、ですね」


 あの後も不破に絡まれながら走り続けた太一。坂を下って来たというのに、なぜかいつもの倍は疲れたような気がする。完全に喉がカラカラだ。自販機でもればそこで買えばいいと思っていたが失敗だった。ここに来るまでに完全に買いそびれてしまった。


「ほれ」

「?」


 不破が腰のポーチからペットボトルを渡してくる。


「汗だくじゃん。水飲まねぇとぶっ倒れっぞ」


 誰のせいだ、と思わなくもないが、太一は「すみません」と不破から水を受け取って喉を潤す。


「ありがとうございます」

「はいよ」


 こういうたまに優しいところを見せるから彼女のことを憎み切れない。いつもこの調子ならいう事ないのだが……いや、それはそれで不破らしくなくて逆に不気味というものか。彼女に聞かれたら半殺しにされそうだ。

 

 なんてことを考えていたら、


「はぁ~~~~、しっかしやっぱ朝でもあっちぃな」

「あっ」


 と、不破は太一が口を付けた飲み口に躊躇った様子もなく唇で触れた。

 ごくごくと喉を鳴らす姿を見つめる太一。そんな彼の視線に気付いて不破は「あ?」と横目に彼を見遣り、その視線の先に目ざとく気が付く。


「おいおい宇津木~w。今さら間接キスくらいでキョドんなってw。中学生かってんだよw」

「うぐ」


 咄嗟に目を逸らす太一。不破はそんな彼の反応のニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべている。


「もう残り少ねぇし、これやるわ」

「え?」

「んじゃ、次行くか」

「ちょっ、ちょっと不破さん!?」


 押し付けられた中身が3分の1ほどになったペットボトル。あんな態度を取った後で飲むという選択肢が取れるはずもなく、かといって捨てるというのもそれそれで失礼な気もする。


 扱いに困る代物を押し付けられて太一は「意地が悪すぎる」と内心で呟いた。


「――お~い宇津木~! 早く来いって~!」


 太一の内心を知ってか知らずか……いやあのニヤケ面は確実に分かっててやっている確信犯のソレだ……砂浜から呼び掛けてくる不破。


 太一は取り合えず自前のポーチにペットボトルを押し込んで砂浜に降りていく。


「せっかくこんだけ空いてんだからよ、ビーチフラッグやってみっぺ」


 不破は手に筒状のプラスチック……バトンを持っていた。海水浴客の忘れ物か、或いは漂着物かは知らないが、元は赤かったであろう表面は色が抜けてカラカラに乾いている。


 不破は太一の返事も待たず、砂にバトンと突き刺した。


「え~と……ビーチフラッグって距離どんくらいだっけ…………まぁいっか、適当で」


 不破はバトンから脚を大きく開いて「1、2、3――」と歩幅でざっくりとした距離を測りながら、


「29、30……こんなもんか?」


 と、適当に決めたスタート地点に横一文字を足で刻んだ。ブラッグ代わりのバトンまでおよそ30メートル。厳密に言えばビーチフラッグの競技距離は20メートル程度である。


「おら宇津木やっぞ~!」とその場で跳ねながら太一を呼ぶ不破。本当に朝からテンション高めである。海まで来て何をするつもりなのかと思えば、まだ朝食も食べてないというのにいきなりビーチフラッグとは。


「最近ちょい油断してたからな~。この辺りでもっかい引き締め直そうって思ってよ」

「それでなんでビーチフラッグ……」

「あ? だって海で走るつったらこれじゃね?」


 完全に不破のイメージだけで決まったようだ。根拠はなし。とはいえビーチで走るのは普段のランニングに比べてバランスを取るのに筋肉を使うため、確かにカロリー消費も増えてダイエットに繋がらいこともない。

 それに、ただ走るよりもこういったゲーム性を持たせてモチベーションを上げるというのも決して悪くない発想ではある。


「うだうだ言ってねぇでまずは一本行くぞ~!」


 不破はポーチを外し、太一もそれに倣い渋々といった様子で隣に並ぶ。

 二人はうろ覚えの記憶を引っ張り出し、バトンに背を向ける様にして砂浜にうつ伏せに寝転んだ。


「宇津木w、この勝負敗けたあんたここでウサギ跳び20回なw」

「ええ~」

「逆アタシが敗けたら~、なんか一個あんたの言う事聞いてヤッテもいいぞw」


 一人勝手に盛り上がる不破。自分が敗けると微塵も思っていないのか、随分と勝気な賭けをしてくる。これで敗けたらわりと不破の方が不利だと思うのだが。


 ……なんか。


 不破のこの態度が癇に障ったのか、珍しく太一もちょっとだけやる気を見せる。別に変なお願いをしてやろうとかそういうことではない。というかそんなことを言おうものならどんな目に遭わされるか分かったものじゃない。


 が、それは別にしても、やはりちょっとは『勝ちたい』という欲が顔を覗かせる。なんやかんやと、太一も不破に随分と感化させられているようだ。

 

 太一はスマホが5秒後に鳴るようアラームをセット、スタートの合図を待つ。


 ピピピピピッ――!


 アラーム音と同時に二人は跳ね起きてフラッグ代わりのバトン目掛けて全力ダッシュ――


 足場が安定しない中、太一は横目に不破の姿を確認することもなくフラッグを目指す。


 ただ真っ直ぐに、一心不乱に。この時ばかりはなにも考えず、ただ足を前に出すことだけに意識を割く。


 わずか30メートルという距離。しかし息は乱れ脚全体に乳酸菌による疲労が蓄積する感覚を覚えながら、太一は脚を緩めず最後まで全速力でブラッグに飛びつく。


 ふと視界に不破の指先が見えたような気がした。白く長い彼女の指。その指先がブラッグに触れ――


「「――っ!」」


 勝負はほんの5秒以内に決着。ビーチに倒れ込む太一と不破。そのうち、バトンを手にしていたのは、


「……や、」


 手の中で確かに帰ってくる硬いプラスチックの感触。


「やった! 僕の勝ちです!」


 バトンを握りしめていたのは太一。この勝負は太一の勝利で決着した。


「だぁ~~~っ! くっそマジか!」


 笑みを浮かべる太一は逆に本気で悔しがる不破。彼女は体や髪についた砂を払い落としながら立ち上がると、


「10本勝負! 次やっぞ次!」


 苦し紛れにそんなことをのたまった。これを人は往生際が悪いと言う。

 しかし太一は初めて不破から勝ち取った白星にちょっと変なスイッチでも入ったのか、


「はい! 次行きましょう!」


 とノリノリだ。そんな太一に不破は、「一回勝ったくらいで調子のんな!」と蹴りを入れてくる。相変わらず理不尽。


 が、その後実際に残り9本を走り――


「うぉ~い! マジかちくしょ~……」

「よっし!」


 不破の4勝、太一が6勝。最後にバトンを手にした太一はそれを頭上に掲げてガッツポーズ。

 ビーチブラッグ対決は、太一の勝利で幕を閉じた。


 唖然とする不破。自分の珍し勝利に酔いしれる太一。


 ……やった! ほんとに不破さんに勝った!


 ぎゅっとバトンを握りしめる太一。完全に負け癖がついていたこれまでの自分。そんな己を振り切って、珍しく闘志を燃やした結果に得ることができた勝利である。


 勝利の余韻に浸る太一。バトンを視線まで戻す。

 が、透けるプラスチックの空洞の中で、なにやらカサカサと蠢くカゲを捉え、「え?」と呟いた瞬間、


「ぎゃあああああっ!?」


 バトンの穴からひょこっと顔を出したフナムシさん×3。そのまま太一の手にちょんと触れてくるおちゃめな仕草。結果強面男子が浜辺で絶叫。全く嬉しくないふれあいパークである。

 太一はフナムシごとバトンを宙高く放り投げた。

 ……なんというか、最後の最後で勝利にケチが着いた格好である。

 

 が、そんな面白イベントを発生させているにも関わらず、不破は太一の後ろで面白くなさそうに唇を尖らせていた。


 

 (# ゜Д゜)┗(。`-ω-´)┛ヨッシャ♪

海デート(笑)


公式で現在この作品の略称を募集中!!

詳細はGCノベルズ公式Twitterでチェック!!

『 https://twitter.com/gcnovels 』

応募期間は3月27日まで!

皆様是非参加してくださいね!!


※お知らせ※

夏休み序盤のストーリーを『幕間』としてまとめました

ちょっと本編の流れから分離しても問題なさそうだったので分けた次第です


作品が面白かった、続きが読みたい、と思っていただけましたら、

『ブックマーク□』、『評価☆』、「いいね♪」をよろしくお願いいたします。

また、どんなことでもけっこうです。作品へのご意見・感想もお待ちしております。

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