火中に手を突っ込まなきゃ勝ち取れない『モノ』がある
不破と水上の鍔迫り合い。
点取り合戦はますます苛烈を極めていた。
時間の経過で試合の熱は更に高まり、不破は額から大粒の汗を飛ばして相手女子を蹴散らしながらゴールを奪う。
かと思えば、次の瞬間には水上を中心とした先輩チームの技量に押されて逆にゴールを決められてしまう。
状況は常にシーソーゲーム。一つのミス、油断が命取りとなる。
手に汗握る緊張感は観戦者たちを釘付けにして一切のよそ見を許さない。
不破チームの失点のほとんどは水上によるものだ。
しかし水上のワンマンプレイというわけではない。相手チームの総合力が高く、全体の実力はバランスが取れている。それでも水上が頭一つ分抜きん出ているのは確かだが。
だが決して会田たちも弱いわけではない。運動部を中心にした3年生相手に善戦できていることからもそれは明らかだ。大井はシュートを防げないまでも食らいつき、必要以上に相手チームの得点を許さない。布山も脚では叶わないまでもその観察眼でパスの軌道を先読みし相手からボールを弾くなど、3年生たちはしたいプレイをなかなかさせてもらえない。
それでもついこの前まで運動部として活動していた彼女たちと帰宅部である彼女たちでは体力的な差が生じしてしまっていた。
しかし最初のようにカウンターこそ決められないが、食らいつくことはできている。
そして、試合時間もいよいよ残りわずかとなった時、転機は訪れる。
「っ――!?」
相手チームの一人が放ったパスを、布山がその間に割り込み奪取することに成功した。
「ミカ!!」
不破が駆け寄り、布山からボールを託される。
これまで得られなかったカウンターのチャンス。
「あらあら~」
が、水上がすぐに踵を返して不破を追う。
後方に待機していたチームメンバーが不破を止めに走るが、彼女は更に加速をつけて守りを強引に突破。
背後から迫る水上の気配。
彼女はその類稀なる脚力で不破を猛追。
ゴール下に潜り込んだ不破とほぼ同時にジャンプ。
ボールをはたき落とそうと手を伸ばすが、
「あら~」
水上の手はボールに触れることはなかった。
身長差ではない。
不破は水上の手が触れるタイミングをずらしボールをキープ。彼女の手が下がり始めた時を見計らって後出しの要領でシュートを決めた。
前に、バスケ部所属の大場と垣崎から教えられたシュートテクのひとつ。
実践で成功したことはほぼなかったが、この土壇場で不破は決めて見せた。
「やられちゃった~……不破さん、ほんとに帰宅部~? 嘘ついてないかな~?」
「んなわけねぇだろ」
この時点で残り時間は30秒強。
ギリギリではあるが守りに徹すればこのまま逃げ切れる。
水上という相手がいる中で油断はできないが、不破が本気でゴール下を守り、会田と伊井野が3ポイントライン付近で相手のシュートを凌ぎ切れれば……
「……」
不破はおもむろに隣のコートに視線を向けた。
つい今しがた、向こうの試合で太一たちが3ポイントを奪われ相手に逆転を許してしまった。
得点は16対17。先輩たちがリードしている。
そして、自分たちの得点は19。
太一たちが不破に勝つには、通常のシュートに加えて3ポイントを決めねばならない。
……やるじゃん。でも、
不破は太一がここまで粘るとは思っていなかった。いくら西住と仲持がいるとはいえ、彼等だけではここまで上がってくることは難しかったはずだ。
不破は太一を素直に称賛した。彼のこれまでの言動から見え隠れする後ろ向きな性格からは考えられない快挙である。
とはいえ、だからといって勝負の結果を覆すつもりはないし、約束を妥協することもしない。
それは、真剣に勝負に挑んだ相手に対しての侮辱だ。
故に、仮に太一のチームが優勝を決めようと、自分達と同点の19点で引き分けという決着になったとしても、不破は太一からの望みに応じるつもりはなかった。
彼がなぜ西住に肩入れるするのかは知らない。
しかし、挑発まで仕掛けて勝負を挑んできて引き分けという妥協を許すほど不破は甘くない。
太一たちが勝つには二つのゴールが必須。
うち一つは3ポイントを決めねばならない。
だが、それにはどう考えても時間が足りない。
「……」
不破は太一から視線を切り、自分達のプレイに集中し始める。
ここで相手に得点を奪われて逆転負けなどと言うダサい結果だけは死んでもごめんだ。
不破はかつてないほど真剣の姿勢で、最後の数十秒に向けて気合を入れる。
――結果的に、不破のチームはそのままリードを守り切り逃げ切りに成功。
不破は宣言通り、今年度の体育祭女子バスケで優勝を飾ることになった。
だというのに――不破の視線は『いまだ』試合が続く隣のコートに釘付けになっていた。
(;゜д゜) ・・・
……まだだ。
試合終了間際に決められてしまった3ポイント。
これにより3年生に逆転を許し不破たちは最後のゴールを決めてこちらを2ゴール分引き離した。
ハッキリ言ってもう無理だ。
ここまでよく頑張ったと自分を慰めて不破に謝る準備をした方が建設的まである。
それで先の問題に目を瞑り、そうなった時に改めて思考を巡らせればそれでいいではないか。
――いいや違う!
「くそ……」
「はぁ……ここまでやってこの結果かよ」
西住が自分たちと女子バスケの特典を見比べて顔を顰める。
仲持も前髪をかき上げながら苦虫を噛み潰していた。
いいやまだだ。
「まだ、です」
太一は西住たちに近付いた。
「まだ、勝負は終わってません」
「は?」
「いや、これはどう考えても無理だろ。こっちはなんとかなるかもしれねぇけど、あっちとの点差は……時間的に考えても」
「いいえ、もし時間が足りないなら……増やすだけです」
太一は西住たちに耳打ちした。
自分の考えを。
それを聞いた彼らは、目を剥いて太一を凝視した。
「チッ……ここまできたらやるしかねぇだろ」
「正直かなり博打だが、確かにこれなら時間の問題はどうにかできるか」
西住たちは太一の提案に頷き全員が配置につく。
仲持から太一はボールを受け取り、ドリブルするとそのまま全力で走る。
「おっ、君が前とか珍しいじゃん」
相変わらず柳津が太一をマークする。
太一の脚に着いて行くことができるメンバーが彼だけというのもあるが、妙に彼から関心を寄せられているのを太一は感じていた。
「なんでそこまで頑張るわけ? これただのイベントじゃん? 景品とか賞金もねぇし」
「いいえ、景品なら――あるんで!」
太一は後ろから追いついて来た仲持にパスを回した。
これが太一たちの連携の形。相手もそれを理解しているのだろう、別の先輩が既に仲持に張り付いていた。
しかし、柳津の視線が一瞬だけ仲持に反れたタイミング。
まるで太一と入れ替わるように西住が柳津と対峙。
「ちょい相手し貰えます、せんぱい」
「は?」
これまでシュートは基本的に西住が担ってきた。
しかし今回は太一が前に出て彼を柳津を西住がマークして太一をフリーにする。
「太一!」
仲持からのパス。
太一は不格好ながらもボールを受け取りドリブルしながら前に走る。
体育の授業でやっただけの不慣れで不規則なリズムのドリブル。
しかし太一は前へと懸命に走る。
しかし、
「お前ら、勝負捨ててんのか?」
目の前には巨漢の先輩……三崎が立ち塞がった。
……いいえ、僕たちは、何も捨ててないし、諦めてもいない。
ただ、全力で『勝ち』に来ているだけだ。
太一は巌のように厳つい顔つきの先輩に胃が絞られるような圧力を感じつつ、
「で、でかいだけの先輩がたに僕らが負けるわけないじゃないですか~」
実にヘロヘロな挑発を仕掛けた。
が、明らかに3年生の中でもカーストトップに位置してそうな先輩には、後輩からの舐め腐った態度は気持ちいいくらい癪に障ったらしい。太一のなよっとした仕草もいい仕事をしたのかもしれない。
そもそも他の3年を押しのけて2年が決勝に出てきているだけで既に面白くは思ってなかったのだ。
そんな中で挑発行為などに及べばどうなるか。三崎のこめかみには美しい青筋が浮かび、ただでさえおっかない顔つきが悪鬼羅刹のごとくトランスフォームしていた。
「だから……あんま調子に乗んなよ2年坊主が!!」
三崎が全力で前に出てくる。もはや重機、ブルドーザーである。
ただでさ体格差があるところに怒りまで武装して迫ってくる姿は恐怖そのもの。
正直に言ってめちゃくちゃ怖い。というか試合そっちのけでぶん殴られるんじゃかろうか。
――いや、それならそれでいい。
なにせ、太一が欲しいのモノは……
「――ッ!!」
三崎の手が伸びる。太一からボールを奪おうとする剛腕。きっと引き合いになれば確実に奪われる。
故に、太一は身を捻り、ボールを守る様に体の角度を変える。
そして、
「おい待てミッキー!」
後ろで柳津の声が響いた。
なるほど三崎は友人からミッキーと呼ばれているのか、などというどうでもいい情報が耳に届くのと同時に、太一は三崎の腕、そして勢い余った彼の突進をまともにくらって、
ピィーーーーッ!!
「ファウル!」
体育館の床へ転がった。
ぶつけた箇所に軽い痛みを覚えながら、審判である倉島からのその宣言を確かに太一は聞き届けた。
……よし!!
太一は心の中でガッツポーズを決めた。
これで自分達は『フリースローの権利』を獲得した。
シュートは合計3回まで。フリースローによる得点は一つ決まれば1点だ。二つ決めれば先輩のチームに逆転できる。
しかし、
「……」
太一は時間を確認した。
試合の時間は残り10秒を切っている。
つまり、もうフリースローから先輩たちが更に得点を重ねることはほぼ不可能。だが、太一たちもそれは同様だ。
そして、仮に太一たいちが全てのゴールを決めて3点を獲得しても、不破太一とは同点。
なばら、太一たちがとるべき方法は、
――延長戦。
同点で決着がついた場合。
どちらかが先にゴールを決めて得点した時点で試合は終了となる延長戦が設けられる。
そこで、太一たちは3ポイントを獲得することで不破たちに逆転することができるわけである。
そのためには、フリースローでの得点は1点に抑える。
フリースローに挑むのは西住、仲持、そして太一だ。
この中で、誰か一人でも決めれば後は適当に外せばいい。
結果、先発の西住が危なげなくゴールを決め、仲持がわざとらしく明後日の方向へとシュートを飛ばし、太一もそれに倣う。
明らかな暴投ながら、先輩チームは三崎と柳津を除き試合が決まらなかったことに一息つき、決勝は延長戦へとコマを進める。
これで正真正銘、本当に最後。この得点で全てが決着する。
そうして始まる、本気の攻防。
時間の関係もあり、延長戦は1分までで再延長はなし。もしもそれで勝敗が決まらない場合、じゃんけんなどという締まりのない勝負で勝ち負けが決定してしまうことになる。
それは、どちらにとっても、あまりにもダサすぎる。
さすがにここまで来るとやる気のなかったクラスメイトも本気になるのか、顔つきを変えて先輩チームに食い下がり、勝利をもぎ取ろうと必死になっている。
攻勢を仕掛けてくる先輩チーム。ことここに至っては三崎も前に出て本気で点を奪いに来る。
彼がその長身からシュートを放たれては止める術はない。
太一たちはとにかく彼にボールが渡らないように全力で阻止。
西住が常にマークし、もう一人の厄介な先輩である柳津には仲持が徹底的に張り付く。
しかし他の先輩たちも力強いドリブルで切り込んでくる。
無暗に当たれば先程の三崎同様にファウルを取られてしまう。だが手を抜いたディフェンスなどしては割り込まれてゴールを奪われる。
加減が難しい中、相手チームはパスを出し渋る。
太一という存在がいる中、下手にパスを回せば奪われる可能性があることを相手も学習していた。
それでも、必死に張り付いてくる後輩たち。そんな中で、三崎が西住を押しのけてフリーになる。
「回せ!」
彼の言葉に触発されて遂にパスが出る。
太一は咄嗟に追いすがり、軌道上でボールを奪いに行く。
が、
「はいダーメ」
なんと、太一の進行方向に柳津が割り込んできた。
仲持を躱してきたのか、彼の姿は柳津の後ろにある。
「っ」
――マズい!
ここまで攻め込まれては仮にカウンターを決めても時間が足りるかどうか。
それ以前に、このまま三崎にボールが渡ってしまえばもう――
「っざげんな!!」
しかし、三崎が受け取るはずだったボールは、西住が強引に伸ばした手によって弾かれてしまう。
ボールは軌道を変え、コートの外へと転がっていく。
「――――――――――――――」
瞬間、太一は何を考えることなく、走った。
時間は、残り15秒。
ここでコートの外にボールが出てしまえば、もう絶対にゴールを奪える瞬間はない。
太一は走った。かつてないほど全力で、先輩もクラスメイトも置き去りに、今日、最も速く。
息ができない、筋肉が破裂しそうだ。
それでも、
――諦めない!
西住のどこか諦めたような表情が目に入った。
三崎の驚愕する顔が視界の横に見えた。
バウンドするボールがくっきりと瞳の中に映り込んだ。
太一は、コートの外に零れそうなボールを、ギリギリのところで確保する。
時間は10秒を切って――残り5秒。
間に合わない。
ここから仮にゴールに向かっても走ったとしても。
もう、無理だ、諦めろ。
心の中でそんな囁きが聞こえて来た。
……うるさい。
もう、充分だろ。
……うるさい!!
ここで、諦めるなんて選択は、最初から存在しない!!
太一がボールを奪ったのはセンターラインより更に後方。
それでも、彼は構うことなく、ボールを手に大きく振りかぶり、
「「「「はっ!?」」」」
それは、もはやただのやけくそ。
最後の足掻き、執念。
太一の手から放たれたボールは、大きく……とても大きく、弧を描く。
その瞬間、それは体育館の視線を全て奪い去る。
……入れ、入れ……入れ入れ入れ入れ入れ!!!
さて、奇跡とはいかにして奇跡と呼ばれるのか。
それは偶然、偶発的なモノに限った話だろうか?
待っていれば、座していれば与えられるような、神様の気まぐれで抽選されるプレゼントなのか。
答えは――YESだ。
努力で結果が確約されることはない。時と場所、出会いなどといった、予測できない事態によって奇跡が生じることは往々にしてある。
しかし、今この瞬間、仮に太一に奇跡が起きたのだとすれば。
太一を見下ろしていた性悪な神様が、ほんの少しだけ彼に与えた都合のいい出目。
全員が見つめる先、勝利の行く末を左右するボールは、その包まれるような緊張感とは裏腹に、とても静かに、しかし確かに、ゴールネットを――揺らしたのだ。
出来過ぎと笑えて来るような幕引き。
同時に体育館に鳴り響く倉島のホイッスルが、全ての終わりを告げる。
その瞬間、太一は柄にもなく拳を天に突き上げていた。
太一のチームが獲得した点数は、この瞬間にフリースローの核得点数と合わせて20点となり、3年生はもちろん、不破チームにも、勝利。
「すぅ――――――――――
勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
太一は、全力で声を上げていた。
ヤッタ━━━( p゜∀゜)q━━━━!!
その瞬間を、不破は瞬きも忘れて見入っていた。
試合が決まったと思った瞬間、太一のチームは延長戦に突入。
試合の流れは両者ともに譲らず、1分という短い中に集約された熱量と緊張感に不破は思わず手に汗握ってしまった。
自分の試合が終わって、それでもまだ続く男子バスケの試合。
ハッキリ言って、不破は自分たちの30秒で試合は終わったと勝手に決定づけていた。
あるいは、相手のボールを奪ってカウンターから更に得点できていた可能性など、考えてもいなかった。
しかし、延長戦は先輩のチームに太一たちは押され気味で、特に三崎が攻めに転じてからはかなり厳しい状況のように見えた。
それでも、西住も仲持も食らいつき、太一も必死にコートの中で隙を伺っていた。
やる気のなさそうだったチームメイトも、今では本気で優勝できるかもしれない可能性に顔つきを変えている。
諦めていない。
こちらとの点差に太一たちは気付いていたはずだ。
時間もなかった中、普通なら敗北を覚悟していてもおかしくなかったはず。
しかし、太一たちは偶然か必然かフリースローの機会を獲得し、同点に持ち込むことで延長戦という最後の命綱を手繰り寄せた。
それが今、目の前で繰り広げられている攻防戦。
不破の視線は、徐々に一人の生徒へと集中していく。
宇津木太一。
彼は決して運動能力が高いわけではない。バスケの技術はもちろん、状況を判断する能力だって高いとは思えなかった。
しかし、実際に試合が始まってみれば、彼は確かにチームの一人として全体の流れを作る一因としてコートの中にいた。
「たいちゃんって、ネガティブなところが強すぎて前に出るような性格じゃないけど、やれば結構できるんだよ」
そんな言葉が、隣から聞こえた気がした。
しかし不破の瞳は太一から外れることはない。
試合は3年生側が攻め、確実にコートの奥へと侵入されている。
ここまで来たが、やはりもう無理なのか。
不破は自分たちが敗ける可能性があるにもかかわらず、太一が敗北する未来の想像を拒んだ。
――そして、それは訪れる。
西住が、相手チームの放ったパスを弾いた。
ボールはバウンドしてコートの外へと向かい、それを追うように全速力で駆ける太一の姿が目に入る。
必死の貌。
トクンと胸の中で鼓動がひとつ脈打ち、彼はボールがコートから出る前に確保。
しかし無情にも時間は残り5秒を切り、どれだけ急いだとしても3ポイントラインまでは間に合わない。
すると、彼はその場で大きくボールを持つ腕を振りかぶり――ゴールに向かって投げた。
不破の視線も、その瞬間にボールへと吸い寄せられる。
大きく弧を描くボール。
入るわけがない。
この場にいるほとんどの生徒がそう思った。
不破も、まさかアレが入るなどとは想像もできなかった。
だが、まるでそれは引き寄せられるように、誘われるかのように、一切の淀みもなく、奇跡的なまでの弧を描きながら飛翔するボールに、不破は視線と心を奪われる。
「……入れ」
誰にも聞こえないほど、小さな呟き。
太一の放ったロングシュートは――ゴールネットを揺らした。
その瞬間、不破は己が敗北したことを知り、同時にこれまで感じたことのないほどに熱く、強すぎる衝撃と衝動が、自分の胸の内側で暴れまわる感覚に襲われた。
(;゜ Д゜) …!?
これにて体育祭編、決着です。
思ったより長くなってしまい申し訳ありませんでした!!
次回は不破が、太一との約束を果たします。
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