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短編

ハッピーエンドの定義

作者: じぐろもえたん

 今日、元同級生の浅木香織がこの世からいなくなる。

 その最後の彼女の姿に彼女の両親の姿は涙を流し、元同級生たちも彼女を惜しんでいた。


 浅木香織という人生が本当に悔いなく終わりを迎えられたのかは誰にも分からない。


 だけど今までで一番綺麗で、笑っていて、幸せそうなのだからきっと大丈夫だろう。


 「これからよろしくね、私の旦那さん!」


 「こちらこそよろしく、俺のお嫁さん!」


 彼女の顔にかかっているベールを上げ、俺たちは口付けを交わした。

その後、婚約届を出しに行きました。

めでたしめでたし。





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