0話~戦禍~
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
前の小説の続きかくまえに思い付いちまったぁぁぁぁ…。
「てめぇぇぇぇぇらぁぁぁぁぁ!全力で潰せぇぇぇぇぇぇぇ!」
「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」
「怯むなぁぁぁぁぁぁぁ!我らに正義はありぃぃぃぃぃぃ!」
「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」
両国が、ぶつかる。
一人倒れた。
また一人倒れた。
次々と屍の山が築かれていく。
「いてぇっ!いてぇよぉぉぉぉぉぉ!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
泣き叫びながら命を散らしていく。
国のために死んでいく。
どちらの国も自分の正義のために戦っている。
自分の国を守るために戦っている。
お互いに譲れぬ思いがあり、戦っている。
「なーんて、言えればいいんだがなぁ。」
それを見ながら呟く男が一人。
名を、アルス=グラトニアという。
「正義なんざぁ糞食らえだ。結局自分の益しか考えちゃいねーんだよ。守るなんて言えばかっこいいんだろうが結局は奪うのみだ。つまらねぇなぁ。」
後ろから何者かが近づいてくる気配がある。
「ここにいたか、観察者。何をしている?」
「なぁに、戦禍の観察よ。それよりどうだ?各国に動きはあったか?潜伏者。」
「ああ。どうやらアルカナ王国で勇者召喚が行われたようだ。」
「はぁ!?あの国何考えてやがんだ!?」
「どうやら他国に対する戦力として召喚を行ったようだな。」
「バカだろ!更に戦火を広げるきか!?」
「恐らくそうだろうな。」
「ちっ。暗殺者達がつかまってなきゃ食い止めれたのに…。」
そういい、アルスは歯軋りをする。
「まあ、そうだな。だが、召喚されちまったもんは仕方ない。俺らしか残ってないから食い止めることはできない。せめて正しい方向へ導けるように接触を謀ろう。」
「へますんじゃねぇぞ。カレン。」
「久しく名前を呼ばれたな。アルス。死ぬんじゃないぞ。」
「ああ、お前こそな。」
「いたぞ!革命軍だ!」
「捕らえろ!殺しても構わん!」
「ちっ、バレたか。」
「またな。」
「ああ。」
彼らは革命軍。全世界に敵対している組織である。